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【詩】ささやく未来

【詩】ささやく未来

他人にとやかく言いながら
居留守を使う自分の人生

私が正常か異常かを
君に決める権利はないの
私の冷静や理性を
君にジャッジする資格はないの

私に君が正常か異常かを
決める権利はないけど
君の冷静や理性を
ジャッジする資格はないけど
ないけどね‥

自分の人生の尻拭いを
私たちに押し付けた大人に
私たちがどう生きたらいいか
とやかく言う資格はないの

他人の不幸を止めて
自分の幸せを自分で築か

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【詩】坊主頭にありがとう

【詩】坊主頭にありがとう

君の良さと誠実
どう私の気持ちに応えていいか
分からない時、頭丸めちゃう不器用さ
分からないことは「分からない」と言える素直さ
それが、私が君の中に見つけた宝物

5月の誕生日44歳の別れ道
妊娠期間も計算できないのに
大人の男気取りで
主導権握りたかったの?
交際期間も誤魔化して
安倍ちゃんの良いこと探しも、比喩ばかり
背伸びしても、オナゴに待ち伏せされる
良い男にはほど遠く、見え隠れした君の稚

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【詩】昼下がりに米を研ぐ

【詩】昼下がりに米を研ぐ

離れていても心配ない

記憶の中には君がいるから
どうしても会いたくなったら
思い出せばいいだけだ

君の怒った顔を思い出したら
コップの水をかけそうだけど
その前に、深呼吸して
茶柱が立ったお茶とおにぎりと
ぬか漬けを差し出すよ

君に大事に思われている自信がなくて
こんな身体じゃ好かれないと思って
自暴自棄になった自分が恥ずかしいんだ
依存してた自分が恥ずかしいんだ

距離を取れなかった自分が

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【詩】いつもの公園 いつもの夜に あなたを想う

【詩】いつもの公園 いつもの夜に あなたを想う

日曜の夜 いつもの公園
普段より多いギター侍
ラブソングを聴きながら
ロマンスに浸る恋人達
仲間と騒ぐ若者たち

一緒に歌うラブソング
沢山の新しい出会いの中で
あなたの影は記憶の彼方へ
遠くなっていくのかな

これからは新しい誰かと
ありきたりな恋愛をするのかな
「それもいいじゃん」て
あなたなら言うのかな

誰かといても頭の片隅に残る
言葉と音楽のキャッチボール
コンディション最低なまま

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【詩】私の祈り

【詩】私の祈り

疫病の最中 男社会
世界に愚弄にされながら
蹴散らし蹴散らされ
見失った座標

混乱に振り回されても
振り回しても
エゴや期待を押し付けても
押し付けられても

自然の中で息をして、自由な自分を取り戻したら
失敗だらけで、頑張っても頑張っても
他人と比べて、
自信が持てない自分と仲直りしたら

誰に心配されなくても
君に心配されなくても
君を不安にさせなくても
自分を不安にさせなくても
少しずつ調

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【詩】てっちゃんへの手紙

【詩】てっちゃんへの手紙

ひさしぶり
君は今、元気に看護士してるかな?
コロナ禍は、大変だったかな?
私は毎日、子どもに幸せもらっているよ

退屈で面白くもない
銃の訓練するよりは
人の命救う仕事の方が
君は輝けるんだろうね

私は無理して
家族の介護するよりも
子ども相手の仕事して
小説書いてる方が輝けたんだろうね

自分に自信なかったけど、
心の声が示す道を目指すことが
君との良し悪しよりも
きっと大事だったね

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【詩】Love for yourself

【詩】Love for yourself

私はあなたみたいに
部屋の片付けとか得意じゃないし
お金の管理も苦手だし

私はあなたみたいに
素直じゃなくて
プライド高杉くんだし

普通の女の子みたいに
お化粧もしないし
フェミニンじゃないし

あなたみたいに
自分が酔って言ったことも
次の日には、忘れられる程
沢山お酒が飲めないし

あなたみたいに
友達の家でお風呂借りるのに
みんなの前で恥ずかしげもなく
パンツ一枚になるような
オープンな

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【詩】素直な尻尾

【詩】素直な尻尾

もう土に帰った愛犬が、記憶の中で吠える

混乱と葛藤で蹴散らした君との関係
お互い本音を話し合えないまま
会えなくなったしんどさ

そんな憂いを抱えるくらいなら、
君に「 本音を話せ」と吠える
「僕の名前の意味を思い出して」と、吠える

だけど、僕は君に拒絶されるのが怖い
また君に、軽蔑されるのが怖い
冷静になれないと思われるのが怖い

本当の君が悪いやつじゃないのを知ってるから
不器用だけど、

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【詩】ベルガモットの香りの中で

【詩】ベルガモットの香りの中で

「健康は本当に大事だ」
初めての喧嘩で
仲直りした時の君の
言葉が蘇る

私がより良く生きるヒントを
君はいつも与えてくれていたんだね
だけど、私は君にとって
そんな存在になれたかな?

ベルガモットの香りの中で
君と笑いあった日々が
どれほど
尊いものだったか
思い出を噛み締めている

君との穏やかな時間を
諦めきれず、葛藤し続けて
浅い眠りを貪る私は
やっぱり不健康だね

また会えたら、今度こ

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【詩】春にして君を離れ

【詩】春にして君を離れ

仕事帰りのバス
セーラー服脱いだばかりの
女の子たち
せつない気持ち 友に語る

思い出す
君との関係
もう大人な筈なのに
君の才能と境遇に嫉妬する
幼い私

重すぎる期待背負わせず
自分の足で立ち
共に歩きたかったのに

どうにもならない現実と
せつなさにつける薬もない

それでもまだ生きていけるなら
人を信じて傷つくことを
恐れない勇気を
松明に灯して生きていきたい

バスを降りて
先を歩く

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