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「変な英語教師」の日常

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「変」というと語弊があると思うのですが、インパクトをとって「変」という言葉を使っています。子どもたちからも「先生って変」って言われます。これは「変わってる」って意味だと思います。… もっと読む
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2021年9月の記事一覧

小学校英語は何のため

小学校英語は何のため

ブレ続ける英語教育の目的 2011年に小学校外国語活動に関わり始めて、小学校の先生方や外国語(英語)指導に携わる先生方、保護者の方々からいろいろな声を聞く様になった。その中で印象に残っているのは「クラス内でレベルが違う場合、クラスは分けておられるのですか」というご質問。
 うーん、と考え込んでしまった。その質問を受けたのはまだ外国語活動、と「活動」として英語教育が行われていた2018年辺り。
そう

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親の役割をはみ出すな

親の役割をはみ出すな

 子どもの幸せを思う気持ち、なんだろうけど。

 私は子どもを預かりものだと思ってる。
子どもが自分の人生を歩み始める時、まだ生物的に未熟で自分で栄養補給が出来ないから、私たちが生きるためのサポートをする。

 歩き始めて、言葉を話し始めると、今度は何かしらの能力を身に付けさせたいと願う。いろいろな情報のせいでもっともっとが膨らんで、こうすればもっといいはず、ああすればきっと...と自分の知ってい

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英語の生徒になってみた

英語の生徒になってみた

英会話レッスン受講初日 ふと見つけたホームページに釘付けになった。大人向けの英語教室か。
若い頃会社勤めの時に週に一度会社の近くの英語教室に通ってたけど、それ以来。実に二十数年振りの英語グループレッスンに、飛び込むことに決めた。

 私の目的はもちろん英語力のブラッシュアップ。そしてもう一つは大人の方を指導しているので、大人の英語学習者と一緒に学んでみたいということ。ある程度英語での会話が出来る皆

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どうせ言っても無理

どうせ言っても無理

 文科省は「主体的に」学ぶ子ども、「発信する」子どもを育てましょう、と掲げている。私もそれは全く同感。その理由にも同感だ。
それは、今の大人世代に無いものを次の世代に持たせようと焦っているということだった。

大人が学んできたもの
 「先生や親やコーチ、先輩の言うことを聞け。それ以外の選択肢はない」と教え込まれた私たち世代は成長過程で不要なものを捨ててきた。
それは「主体性」。発信力も身につけてこ

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子どもを伸ばす親の行動

子どもを伸ばす親の行動

 私は英語教室を運営しながら小学校の英語指導、親子えいごサークルを企画して日々多くの子どもたちとコミュニケーションをしています。そこで見える子どもたちの姿、そして保護者の方から寄せられるお悩みや不安を通じて今子どもたちに必要な環境は何かを考えています。

 毎朝子育て関連や教育関連の記事や本を読むのが日課になっていますが、その中でも今朝見つけた記事に心が大きく動かされたのでこちらにシェアさせていた

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