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美術館巡り

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時を越え、国境を越え、受け継がれていくすばらしき世界のこと。
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アーツ・アンド・クラフツとデザイン展

アーツ・アンド・クラフツとデザイン展

久留米市美術館で開催してた「アーツ・アンド・クラフツとデザイン」展に行ってきた。

と言ってもだいぶ前に行ってて、記事を書こうと思ってたらそのまま開催期間が終了してしまったという……(情けない)

ただ私の好きなウィリアム・モリスを始め、モリスと一緒に活躍したアーティスト達の作品を沢山見ることが出来たし、何より「苺泥棒」を一目見れたのはいい思い出になったので、その感想をちょっとずつ書いていこうと思

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鈴木敏夫とジブリ展

鈴木敏夫とジブリ展

福岡市博物館で開催中の鈴木敏夫とジブリ展に行ってきた。

言わずと知れたあのジブリを作り出した名プロデューサー鈴木敏夫の幼少期から青年期、波乱の学生時代、ジブリ立ち上げ、そして現在に至るまでを贅沢に展示する今展覧会。

ジブリ大好き人間としてこの展覧会、行かないわけにはいかない……!

さて、その内容は。

幼少期に感じた矛盾と学生時代の絶望

既製服の製造販売を営む家に生まれた鈴木敏夫少年。

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香取慎吾「WHO AM I」展

香取慎吾「WHO AM I」展

福岡市美術館であった香取慎吾氏の個展である「WHO AM I」展に行ってきた。

コンセプトは「光と闇」
天下のジャニーズアイドル、SMAPの一員としてトップアイドルに輝いた彼が表現する光と闇とはいったいどのようなものなのか。

そして、SMAP結成から解散し、新しい地図としての活躍をする彼がみてきた世界はどんな世界なのか。

今展覧会は香取慎吾の作り出す独特な世界観に浸りながら、彼の記憶に触れる

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マティス展

マティス展

上野にある東京都美術館で開催中の「マティス展」に行ってきた。

本当はその前にあった「エゴンシーレ展」に行きたかったのだけど、残念ながら日程が合わず。
その後のすぐの展覧会がこれだと分かって興味が湧いた。
とはいえ、マティスという画家について「フォービズムの先駆けの人」くらいの印象ぇ、正直そこまで詳しくなく、そのフォービズムですらよくわかってない状態だったわけで、ほぼ知識ゼロのまんま、会場へと足を

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ルーヴル美術館展~愛を描く~

ルーヴル美術館展~愛を描く~

六本木にある国立新美術館で開催中の「ルーヴル美術館展~愛を描く~」に行ってきた。

約1年ぶりとなる国立新美術館。
六本木の乃木坂駅に直結してるこの美術館は、何度来ても迷わずにすぐ行けるから、とっても好き。

そして今回のルーヴル美術館展は、ただルーヴルに所蔵してある作品を展示しているだけではなく、サブテーマにもある【愛】についての作品を集めている。

西洋の描く愛がどのような展開をして、その時代

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アールヌーヴォーのガラス~ガレとドームの自然讃歌~展

アールヌーヴォーのガラス~ガレとドームの自然讃歌~展

九州国立博物館で開催中の「アールヌーヴォーのガラス~ガレとドームの自然讃歌~展」に行ってきた。

この美術展は、上司から「絶対行ったほうがいいよ!」と激推しされ、さらに同僚の方から「チケットが余ってるから行かないか?」と言われ「最近美術展行けてなかったし、行ってみるかー」的な軽いノリで行ってみた。

とはいえ、美術品は絵画は好きだけど工芸品には疎いほうだしなーと自分がこの展覧会を楽しめるかどうか、

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ミュシャ展

ミュシャ展

福岡市美術館で開催中の「ミュシャ展」に行ってきた。

私がミュシャを知ったのは、もう3年も前。

雨が降っていても基本傘を持たず、いつもビニール傘を買っていた私は、たまたまネットで可愛らしいデザインの傘を見つけ、「これなら持ち歩こうって気になるかも」と思い、とある傘を購入した。
その傘の内側のデザインに、ミュシャの絵が描かれていた。

ただ、その時はこのデザインがミュシャのもの、ということまでは知

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バンクシーって誰?展

バンクシーって誰?展

福岡アジア美術館で開催されている「バンクシーって誰?」展に行ってきた。

正体不明の覆面アーティスト「BANKSY」。
彼は、今や子供から大人まで世界中の誰もが注目しているアーティストではあるが、その実情は多く明かされていない。

謎のベールに包またバンクシーは、今までどのような活動を行い、どんなメッセージを私たちに問いかけているのか、そして、彼は一体何者なのかーー。
本展覧会では、その謎に迫って

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写実(リアル)のゆくえ

写実(リアル)のゆくえ

本日お出掛け日和、晴れ日和。
久留米市美術館で開催されてる「写実(リアル)のゆくえ」展に行ってきた。

美術という言葉が生まれた明治時代に活躍した松本喜三郎の生人形や、高橋由一の油絵、工作品などを導入とし、日本の写実表現がどのように変遷し、現代美術や彫刻における写実とは何かを提示している展覧会である。

高橋由一の「鯛」はこれまた山田五郎オトナの教養講座で知っていたので、実物を見るためにGO!

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ふたつの旅展

ふたつの旅展

久留米市美術館でやってた「ふたつの旅展」に行ってきた。

久留米出身の画家、青木繁とその親友坂本繁二郎の作品を、2人の歩んできた人生と共に振り返るというもの。

もともとこの2人の画家は知っていた。
以前同じ久留米市美術館であった大地の力という展覧会でも2人の作品は出てたし、何だってあの山田五郎氏のYouTubeに青木繁が紹介されていたから。

山田五郎の大人の教養講座↓

それに今回は、あの国の

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ソウル・ライター展

ソウル・ライター展

福岡市美術館で開催されているソウル・ライター展に行ってきた。

なんでも、ニューヨークでは伝説の写真家らしい。
私は絵画は好きだけど、写真にはそれ程興味はなかった。
だってただの記録物だもん。
絵は描ける人と描けない人がいるけど、写真なんて、今の時代誰だってスマホのカメラでパシャリ、はい終了。

だからなんでその展覧会に惹かれたのか、正直分からない。
Googleのおすすめの欄に上がってきたあの時

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美の巨匠に会いに行く

美の巨匠に会いに行く

今日はちょっと足を伸ばして北九州にいく。
なんてたってスコットランド美術館展 美の巨匠たち THE GREATS があっているのだから。
本当は東京でこれがあってる時から知ってて、その時ちょうど関東にいた私はもちろんいくつもりだった。
でも予想以上に他の予定が立て込んで、知らない土地で余裕を持って行動したかったために、なくなく断念した。
その美術展がまさか福岡であってるとは。
北九州なんてほぼ行っ

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小木曽誠展

小木曽誠展

今日は静かで優雅な1日にしましょう。
最近は野球観戦にしか行ってなかったから、こうやって美術館に行くために出かけるのはかなり久しぶり。
最後に行ったのは、北齋展?あ、アニメージュとジブリ展?とにかく3ヶ月ぶりくらい。
しかも今現在も現役で活躍する画家の展覧会。
今現在もご存命の画家の作品、特に油絵を見るのは、全く初めてではないにしても、かなり新鮮なイベントだと思う。
しかも、その人だけの個展となる

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アニメージュとジブリ展

アニメージュとジブリ展

ジブリ好きとして行かねばと思いつつ、先延ばしになってたジブリとアニメージュ展。
無事に足を踏み入れることができた。
最終日の閉館1時間前に。
中洲川端駅に直通して、福岡アジア美術館があったのが救い。
ちょっとでも離れてたら、もう間に合わなかった。
最後も最後の方だったから、あんまり人もいないかなと思ってたけれど、やっぱり世界に誇るスタジオジブリ。
私の後にもどんどん来場者が。
いやいや、侮っており

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