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小木曽誠展

今日は静かで優雅な1日にしましょう。
最近は野球観戦にしか行ってなかったから、こうやって美術館に行くために出かけるのはかなり久しぶり。
最後に行ったのは、北齋展?あ、アニメージュとジブリ展?とにかく3ヶ月ぶりくらい。
しかも今現在も現役で活躍する画家の展覧会。
今現在もご存命の画家の作品、特に油絵を見るのは、全く初めてではないにしても、かなり新鮮なイベントだと思う。
しかも、その人だけの個展となると、それはもう初体験と言って過言ではない気がする。
では、どなたの個展なのか?と聞かれれば、高い写実性を誇る小木曽誠氏の個展。
中に入って実物を見てみると、まずその大きさにビックリする。
やっぱり絵画は実際に見てみないと、本当のことはわからない。
そして作品を見てみると、本当にリアルに描かれている。
ただ、写真のようかと言われるとそれは違う。
確かにそれは絵であり、絵であるからこそ理想化された無限の広がりがある。
ただパシャリと切り取っただけではなく、作者が捉えた美しい景色をそのままそこに展示してるような、そして鑑賞者の目の前にその世界が広がるような不思議がな感覚になる、そんな絵だった。
特に自然と、女性が描かれている作品はそう思わせてくれた。
そして、一つ一つの葉っぱでさえそこに焦点を当てれば、もうそれはその絵の中の主人公だった。
彼の中では自然も人間も同等に美しかった。
最後のブースで彼が何年にもわたって描き続けた電車での人物スケッチが無数に飾ってあった。
いるわけないけど、自分がいないか探してみた。
一瞬でも彼のミューズになってみたかった。

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