夢の暗示

内観実践論(柳田鶴声著)を本屋で見つけまして、何とか自分を変えたいと思い瞑想の森へ来たわけですが、山育ちの私にとってはとても居心地が良い所でした。

屏風の中ではあぐらをかいたり、横になったり、居眠りしたりして、一週間過ごしたわけです。

朝昼夜と、食事もいただいて、大変おいしい食事でした。

感想といいましても、教育のない私には取り立てて書き表すなんてとても難しい作業ですが、何とかやってみようと思いました。


1日目と2日目は、教えられた通りに母から始めまして、次に父、世話になったUさん、兄、と続けたわけです。

3日目あたりから変化があるとの事でしたが、あまり自覚がありませんでした。

ただ、今まで自分ひとりの力で成し遂げたと思っていた仕事が、実は多くの人の支えでなされたという事実がわかりましたが、まだこの時点では言葉にならなかったのです。

そして4日目に、午後1回目の面接の後、目を開いたままで昔の風景がイメージとして浮かび上がったのです。

楽しくなってそのまま続けていたのです。

自分ではこれが内観の入り口なのだろうと思ったわけです。

その後、先生が「明日内観を深めるのに役立つ放送を流します」とおっしゃって下さいました。

あの時、私の仕事の心配までしていただき、本当にありがたいと思います。


さて、次の日ですが、なぜかあまり内観が深くならなくて、少々物足りない気持ちになりましたが、放送の柳田先生のお話が素晴らしいもので、とてもためになりました。

私の内観はこの程度のもので終わってしまうのかと思いました。

最終日の朝、夢を見ました。

私は電車に乗っていました。

美しい車内で、全てがカラーで鮮明な色でした。

車内にポルトガル語で話をする女性が乗っておりまして、終着駅に着いて目が覚めました。


その夢が何を暗示するのかわかりませんが、
ただ、これだけははっきりと感じました。


私という人間は、今ここにいる自分の他にはいないという事です。

ありがとうございました。

 (埼玉県 37歳男性 会社員)

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