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【名大URA通信】vol.48「大学が好きで、URAの仕事を探していました!」
[1] 【URAコラム】大学が好きで、URAの仕事を探していました!
ー着任2か月でのURAコラム登場は、最短記録です! 経歴を教えてください。
ー(末吉)地元の大学から3年次編入で東北大に移り、一橋大学の商学研究科に進学しました。専門は経営学でエンタメ研究をしていましたが、後期課程に進学したタイミングでコロナ禍になり研究が難しくなったんです。それで少し働いてみようかと、新潟県庁の研修医向け
速いもん勝ちじゃない、成功するオスの意外な戦略を可視化
名大で”息を呑むほど美しい顕微鏡写真”といえば、水多 陽子さん(トランスフォーマティブ生命分子研究所/高等研究院 助教)。「やっぱりお花が好きで、ずっと研究しているんです」という水多さんが特に魅せされているのは、めしべの中で繰り広げられるいのちのドラマ。
花が咲くとどのように種ができるのか──。シンプルな問いを突き詰めると、見えてくるのは実に壮大で、神秘的としか思えない世界。10年以上の年月をか
レンズの精度を極めろ!X線顕微鏡に魅せられた研究者達
顕微鏡を最後に覗いたのはいつだったのか、覚えていますか🙂?ピント合わせが難しく、苦手意識を持っている方も多いのでは・・・1930年代には可視光の代わりに電子を使った顕微鏡が発明され、サンプル表面のナノの世界を見ることが可能になりました。もし、表面だけでなく、内部深くまで見ることができ、三次元構造を明らかにすることができたなら・・・なんて想像してみたことありますか?それを可能にするのが、X線を用い
もっとみる赤い光も青い光も大事!植物の気孔開口に関わるしくみを解明!
今回は、ITbMのイチオシの植物の気孔についての研究成果を紹介します。
植物の体の表面にある気孔は、孔辺細胞とよばれる1対のゼリービーンズのような形をした細胞からなり、まるでヒトの唇のような形をしています。
その間の小さな孔を開閉することで、植物は二酸化炭素や酸素などのガス交換や水分調節をおこなっています。まさに、気孔は、植物の成長と生存に必須な細胞器官といえます(図1)。
その気孔は、太陽
【名大URA通信】vol.47「名大のブランド価値を高める知財業務」
[1] 【URAコラム】名大のブランド価値を高める知財業務
ー向井さんは大学卒業後、一貫して知財や法務のお仕事をされてきたんですね。
ー(向井)はい。ただ、前職の最後4年ぐらいは株主総会など総務系の業務を担当することが多かったので、もう一度知財の仕事をやりたいと思って、名大に転職しました。
ー名大に来てみて、いかがですか?
ー(向井)企業は作るものが限られていますが、大学は社会実装の可能
お家でかぶるだけ!新たなうつ病治療装置を開発中
4月になりました。新生活が始まり、新しい場所や新しい人間関係でココロも少し疲れが出てきている方も多いのでは・・・
今回は、うつ病の治療に新しい可能性を見出した稲田俊也さん(医学系研究科 特任教授)、立花昌子さん(医学系研究科 病院助教)、伊藤美佳子さん(医学系研究科 講師)に最新の研究成果を伺いました。
稲田さんらが開発したのは・・・地磁気よりも弱い1~8 Hz で変動するわずか 10 μTe
訓練不要!たった3ステップで怒りを鎮める方法を開発
「わかりやすい怒りの抑制方法を開発しました」
川合伸幸さん(情報学研究科 教授)の最新成果の一報を受け、情報学研究科棟にある川合さんの研究室を訪ねました。
怒りを書き出し、眺め、捨てる。これだけで、怒りを劇的に鎮めることができることを実験で証明したといいます。
世界も注目した怒り抑制法は、何を根拠に開発され、どうすごいのか。認知科学を専門に、人の「心」を長年研究し続けてきた川合さんに訊きまし
初の公開収録「宇宙線ミューオンで見えるものの姿とは
"KMISCT初の公開収録のゲストは、名古屋大学 理学研究科μ研の森島邦博さん。森島さんは「宇宙線イメージング」のプロフェッショナル。ピラミッドをはじめ、宇宙線ミューオンを使ってさまざまなものを透視されてきました。
レントゲンのように巨大構造物の内部を透視する技術とは?宇宙線イメージングに魅せられた理由とは?森島さんの研究ライフを学生の目でスキャンしていきます!"
特に、私たち素粒子や宇宙を研
【名大URA通信】vol.46「URAが活躍してこそ大学が回る、と認知される価値を」
★新年度、学術研究・産学官連携推進本部にも新メンバーが加わり、新体制でスタートしました。こちらでメンバー構成をご覧いただけます。
[1] URAコラム|URAが活躍してこそ大学が回る、と認知される価値を
ー長島さんが着任されるときのことを覚えています。「鳥取大で”学長補佐”をしている人が名大に来てくれる!」と、内輪で話題になりました(笑)
ー(長島)ははは、そうですか。
ー学長補佐でもあっ
作物の生きるチカラを引き出すバイオスティミュラント誕生
バイオスティミュラント── 直訳すると生物刺激剤。植物や土の中の微生物を活性化し、より元気な作物を育てようとするもので、農薬ではありません。農業分野の最新テクノロジーとして、世界で注目を集めています。
「収量を上げる品種改良などが注目されがちですが、現場の一番の課題は作物の病気なんです。」
そう話すのは、植物病理学が専門の竹本 大吾さん(生命農学研究科 教授)。
ひと度病気が発生すると、農場