かさぶたになり掛けの 半乾きの傷口。 濃紫色の荒廃したハート型 双曲線の先端が ボロボロと剥がれ落ちても 痛みすら感じやしなかった。 目の前を日常が平然と 過ぎ去っ…
お久し振りでございます。 春先とあって、色々と忙しぶってしまいがちな今日この頃。 年金と失業保険だけでは生きては行けぬ世の中を渡り歩かねばならぬ故、ジタバタして…
終わらせるのには、もう既に遅過ぎる年月を俺達は過ごしてしまっていた。 いつもとは違う、居心地の悪い違和感が漂う君の隣に、 いつもの様に当たり前に胡座をかいて座り…
先っぽを絞るような不規則な締め付けと裏筋が圧迫される快楽についつい我を忘れてゴツゴツと前歯が恥骨に当って痛みを感じる程に突き動かしていた ふと見下ろせば胃液にま…
朝起きたら雪なんか積もってんの。 昨日はあんなに晴れてたのに。 「好きで好きで堪らないんです。」 突然の身に覚えのない告白に、その言葉の意味が理解できなかった。…
その人の美しさは、まるで写実主義の高名な画家が理想とする美人像を空想して描いたような美しさだった。 と言うよりも、その想像上の世界で二次元的にキャンバスに描かれ…
結局はさこんなふうに手荒に扱わなきゃそんな感極まった満足そうな笑顔にはなってくれないんだね でも、こんなおよそ愛撫とは言えない苦痛を伴う過激な行為をしていたらき…
雪なのか雨なのか?得体の知れないスランプがどんよりとした空から降り注いでまして、文字を読む気にはなるけれど書く気にはなれないんですわ。 まっ、書く必要性などない…
膝をに視線を落とし 「運がわるかったのかな。」 項垂れて髪に隠された口元から 零れ堕ちた君の溜め息を 思わず手の平で受け止めた ずっしりとした溜め息の重さに たじろ…
我が家の飼い猫のメロンは膝に乗って来る。 いや、俺は正座をしているのではなく、畳に座布団を敷いて胡座をかいているのだから、正確には膝の上ではなくふくらはぎとか太…
寂しさの余り つい声に出して その名前を口にした。 誰も居ない砂浜に 染み込む波のざわめきにまみれて 自分のその声が 思いの外 耳に響いた。 街から流れくる微風は …
「俺の心は今ここにはないから、 悔しくも悲しくも、 なんともないんだ。」 スマホを右手に持ち変えて 強がりを吐き捨てた。 「それじゃ、 これ切ったら連絡先とか 写…
ゆったりと巻かれたカシミヤのマフラーから覗く後れ毛が冷たい潮風に曝されてゆらゆらと靡いていた。 見ている俺の方が彼女の寒さを感じてしまい、ふっと、自然に出てしま…
5カ月ぶりに会った元カノの早苗との話しでもしようかのぉ~。 パッと見でちょっと太ったかのぉ?って思ったんじゃが、当然そんな事は口にはせなんだ。 けど、明らかに化…
袖さえも触れ合ってはいないけど、こうしてこのサイトで、こんな些細な形だけど繋がれた事を多生の縁だとしたら、そんな仲でも大切にしたいと思ってしまうのは、単に私が気…
最初に謝って置きますね。 ばらばらと書きなぐって散らばってた過去ログを繋いで纏めただけの長文ですので、 ふと、この辺りにくっ付けて載せてしまおうと目論んだ俺の自己…
道化師の涙
2024年4月18日 01:01
かさぶたになり掛けの半乾きの傷口。濃紫色の荒廃したハート型双曲線の先端がボロボロと剥がれ落ちても痛みすら感じやしなかった。目の前を日常が平然と過ぎ去って、何時もの暮らしに呆然と乗って、巻き起こした事件から遠ざかっていたんだ。何かが足らない心を踏み潰しながら暮らしている。絶対的な忘れ物。目を背け、耳を塞ぎ、心をガン無視するから俺は生きていられるんだ。
2024年4月14日 12:25
お久し振りでございます。春先とあって、色々と忙しぶってしまいがちな今日この頃。年金と失業保険だけでは生きては行けぬ世の中を渡り歩かねばならぬ故、ジタバタしております。大手企業のお偉いさん達の収入は物価上昇率よりも遥かに増えて行っている中で、下級平民の時給は一向に上がる気配も見せずに、衣食住の生活水準は地べたを這いつくばるばかりで御座います。あっ、ついつい愚痴ばかりが、、、横浜の
2024年3月27日 16:08
終わらせるのには、もう既に遅過ぎる年月を俺達は過ごしてしまっていた。 いつもとは違う、居心地の悪い違和感が漂う君の隣に、いつもの様に当たり前に胡座をかいて座り、この場の雰囲気に合った思い付く限りの適切な口火が切れる言葉を探していた。 重苦しくのし掛かる僅かばかりの時間でたちまち疲弊感に襲われ考えに考えた挙げ句に、「ありがとう。」陳腐で在り来たりな、それでいて多分、今の気持ちを素直
2024年3月12日 18:50
先っぽを絞るような不規則な締め付けと裏筋が圧迫される快楽についつい我を忘れてゴツゴツと前歯が恥骨に当って痛みを感じる程に突き動かしていたふと見下ろせば胃液にまみれた彼女が白目を剥いてしまってた慌てて腰を引こうとしたら両手でお尻に抱き付いて自ら動き出す健気な彼女の姿が股間にあった「さようなら」と視線を逸らさず目を見開き見詰め合いながら交わしたキスの味はそれ迄に数え切れない程に交わしたキスとは
2024年3月8日 15:19
朝起きたら雪なんか積もってんの。昨日はあんなに晴れてたのに。「好きで好きで堪らないんです。」 突然の身に覚えのない告白に、その言葉の意味が理解できなかった。 今、彼女の言っている「好き」と言う言葉が余りにも唐突過ぎて、その単語が何を指しているのか、どんな物を堪らなく好きになってしまったのかが俺には思い当たらなかった。 そう言えば、確か数日前に一緒に行った居酒屋でイカ飯を食べながら
2024年3月6日 18:36
その人の美しさは、まるで写実主義の高名な画家が理想とする美人像を空想して描いたような美しさだった。と言うよりも、その想像上の世界で二次元的にキャンバスに描かれた絵画が現実の立体女性として目の前のしかも手の届く位置に立っている事が信じられなかった。その人はもはや女性と言うよりも、女性美を具現化した美術工芸品としか捉えられず、何物にも例えがたい神々しさとも言える美しさを称えていた。 同じ人間と
2024年3月2日 20:46
結局はさこんなふうに手荒に扱わなきゃそんな感極まった満足そうな笑顔にはなってくれないんだねでも、こんなおよそ愛撫とは言えない苦痛を伴う過激な行為をしていたらきっと躰が壊れちゃうよだめだよいくらそんな猫なで声で甘えて来たって真っ赤に腫れ上がってる所にクンニなんかして上げないからね居場所を失って凍えた心を暖かく包み込んでくれたのは高価なブランド品のバッグやきらびやかな宝石なんかをプレゼントして
2024年2月26日 03:44
雪なのか雨なのか?得体の知れないスランプがどんよりとした空から降り注いでまして、文字を読む気にはなるけれど書く気にはなれないんですわ。まっ、書く必要性などない身の上なんで全く困ってはいないのですが、常日頃から無意味で不気味な文字列を並べ立てては自己満足を得る儀式を崇拝する宗教の信者なもので、下らないエロ思想や歪んだ恋愛観が頭の中を蝿のように飛び回ってしまうんです。えっと、、、どなたか天上から吊
2024年2月5日 01:49
膝をに視線を落とし「運がわるかったのかな。」項垂れて髪に隠された口元から零れ堕ちた君の溜め息を思わず手の平で受け止めた ずっしりとした溜め息の重さにたじろぐ自分の非力さを思い知らされた 掛けるべき言葉をあれこれ、あっちこっち探してみてもこんなちっぽけな俺なんかじゃそんな引き出しなんてありはしなかった だからせめてこうやって君の隣で零れ堕ちて来る溜め息を黙って
2024年2月2日 17:07
我が家の飼い猫のメロンは膝に乗って来る。いや、俺は正座をしているのではなく、畳に座布団を敷いて胡座をかいているのだから、正確には膝の上ではなくふくらはぎとか太ももの上なのだが。 兎に角、休日の昼間や毎日の夕食後のちょっくらテレビなどのまったり寛ぎタイムにベッドに寄り掛かり休息を取っていると、必ずツカツカと近寄って来ては、さも当然の如くに膝の上に乗っかって来るのだ。 それは、真夏のクソ暑い
2024年2月2日 13:56
寂しさの余りつい声に出してその名前を口にした。 誰も居ない砂浜に染み込む波のざわめきにまみれて自分のその声が思いの外耳に響いた。 街から流れくる微風は背中を優しく撫でながらその名前を海へと運んだ。 まるでそこに彼女が居るかの様に、もう一度その名を呟けば、丸くなりかけの月に笑顔が映り、水面の月明かりを渡り歩いて来る彼女が見える様で余計に苦しくなった。高校
2024年1月31日 15:55
「俺の心は今ここにはないから、悔しくも悲しくも、なんともないんだ。」 スマホを右手に持ち変えて強がりを吐き捨てた。 「それじゃ、これ切ったら連絡先とか写真も全部消してよね。」 彼女の望んでる事は、この俺の右手のスマホの中にあるのかな? 右手の手のひら一つに収まり切っている思い出になんかには俺の未練などはない。 厄介なのは、今俺の心と共に居留守を使ってる彼女
2024年1月31日 15:47
ゆったりと巻かれたカシミヤのマフラーから覗く後れ毛が冷たい潮風に曝されてゆらゆらと靡いていた。見ている俺の方が彼女の寒さを感じてしまい、ふっと、自然に出てしまった右手。胸元の結び目の隙間を整えて、襟足のマフラーを立ち上げ、その序でに目の前にあったおでこにキスをした。俺としては別段、取り立てて特別な事をした訳ではなかった海辺の散歩。そんな、一時も過ぎてしまえばすっかりと忘れてしまうような些細
2024年1月28日 11:39
5カ月ぶりに会った元カノの早苗との話しでもしようかのぉ~。 パッと見でちょっと太ったかのぉ?って思ったんじゃが、当然そんな事は口にはせなんだ。けど、明らかに化粧が濃くなり、若干だがケバっぽい雰囲気を醸し出していたんじゃよ。儂と別れた事を気に病んで窶(やつ)れてしもぅてはいないかと心配をしとったんじゃが、要らぬ心配じゃったようじゃな。「息災のようじゃのぉ。」「いやいや、淋しさを食で紛らわ
2024年1月21日 11:28
袖さえも触れ合ってはいないけど、こうしてこのサイトで、こんな些細な形だけど繋がれた事を多生の縁だとしたら、そんな仲でも大切にしたいと思ってしまうのは、単に私が気弱なヘタレだからなのかも知れません。ヘタレだからこそ、目に見えぬ知り合いの事を心配してしまうんでしょうね。 ここで私が読者登録をしている数名の方々の日々を綴ったブログを読ませて頂いては、あっ、そんな事があったんだ、楽しかったんだろうな
2024年1月16日 14:16
最初に謝って置きますね。ばらばらと書きなぐって散らばってた過去ログを繋いで纏めただけの長文ですので、ふと、この辺りにくっ付けて載せてしまおうと目論んだ俺の自己満足でしかない物で御座いますので、特に目新しくもなく、面白味も御座いませんのでスルーされた方が宜しいかと存じます。この計画性のない生き方が俺らしいと言えば俺らしいのですが、突発的な発作なのでご容赦下さいまし。墓石って、なんでこんな