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#小説
娘に本を好きになってもらうには、10年に及ぶ私の慎重な計画が必要だった。
悩みながら、スクワットをしていた。
「キモ」
部屋の片隅から、人生で面と向かって言われたことを探し出す方が難しい言葉を投げられた。当然、私に言われた言葉とは気付かないので私はスクワットを続けた。
「キモ、なにしてんの。やめてよ。ウザい」
そんな辛辣な言葉を直接人に伝える人と今まで出会ったことがなかったので、私は私の筋トレがキモくて、ウザいのかと頭の中で一応確認してから言葉が聞こえた方をスク
私にも語らせて欲しい。BLUE GIANT のこと。
私は、小説に自己の内面を求めて、マンガに理想と解放、感情の揺さぶりを求めているのかも知れない。
読むという行為が好きだ。生粋の怠け者で怠惰な暮らしをしている私は、一歩も動かずにその世界の何処でも飛ばしてくれる読書が好きなのだ。
BLUE GIANT ずっと好きなJazz 漫画だ。
もう、何年も追いかけている。主人公はその年月の全てをかけてサックスを吹き続けてその音を届けてくれている。
映画
本との本当の出会いを考える僕に、イケてる風が吹くのは止めようもない事実
本との出会いを考える時がある。
読書好きな方は、一度でも考えた事があるだろう。今どうしてこの本を読んでいるのだろうとか、この本に呼ばれている気がするとかだ。
私の人生に圧倒的に足りなかったもの。
本をプレゼントされるということ。
私の周囲には、読書の話や本についての話をする機会など全く無かった。今でも無い。
大抵の仲間内の会話でも、
「本好きなんだな。Instagram見たよ。知らなかっ