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皆さんの「なんのはなしですか」

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万能タグ「#なんのはなしですか」を使用した記事を回収しています。集まった報告を毎週月曜日に「なんのはなしです課」通信として紹介しているエンターテイメントです。自分の記事が一つもな…
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#オールカテゴリ部門

長編小説を書いてみたら | 執筆裏話を公開します。

長編小説を書いてみたら | 執筆裏話を公開します。

こんにちは。RaMです。

約2週間にわたって、公開してまいりました
長編小説『彩りと心のしわあわせ』でしたが、
とりあえず書ききりました!!

お付き合いくださったみなさま、
本当にありがとうございました🍀

主人公や登場人物に感情移入しながらも、
まずは、物語として完結させようと
今出せる力は出したつもりです。

ご興味ある方は、
こちらのマガジンに全話を入れておりますので、
どうぞご覧くだ

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カナだけ

カナだけ

もう四十年じゃ訊かない、Kちゃんとの付き合いはそんなに経つのか

Kちゃんはいつも何気なくわたしの大変な時に必ず現れる
そして黙ってそばにいてくれる
言葉数は少ないが心はとても温かい

一番最初に誘ってくれたのはKちゃんだった
「カナ、神宮外苑に遊びに行こうよ」とイベントに行く

大人しめのKちゃんが誘ってくれた
そこからKちゃんとは仲良くなる
でも入るクラブも違っている

学校帰りにいつもつるむ

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漢〈おとこ〉達の「宴」

漢〈おとこ〉達の「宴」

会社の慰安旅行。
その宵に開かれる宴は
時として
男を魅せる戦場となる。

「余興」だ。

我々主力世代は何一つ打合せしていない。
そんな中、 
一人の男が手を上げた。

「友人の結婚式が近いから余興の練習やりたいです!」

名乗り出た男は、別部署の
若手社員だ。

上長の圧が渦巻く宴会場で
プライベートの余興の練習とは
大きく出たな。

老若男女、全ての社員の視線を浴びながら、
男の合図で余興が

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令和版百人一首恋の巻【冬の部】

令和版百人一首恋の巻【冬の部】

こんにちは。
最高気温37度超えの本日。
本が好きな仲間たちと会う約束をしていたのですが、駅から歩いて待ち合わせ場所に着いた瞬間に「顔が赤い」「飲み物飲んだ方がいいよ」と言われた羽根宮です。
家に飲み物を忘れたので、駅のホームの自販機で麦茶を買ったのですが、ぬるい状態で出てきたので飲んでも体温は下がりませんでした。
「準備中」とはなっていなかったんですけどね。
#挨拶文を楽しもう

令和版百人一

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それでも出逢う(日記)

それでも出逢う(日記)

ゲッシュタルトの祈り

わたしはわたしのために生きる

あなたはあなたのために生きる

わたしは何もあなたの期待に沿うためにこの世に生きている訳じゃない

わたしはわたし

あなたはあなた

でも偶然がわたしたちを出会わせるなら、それは素敵なことだ

たとえ出会えなくても、それもまた素晴らしいことだ

テレビドラマ「虎に翼」の中で書記官の高瀬さんが戦争で亡くした兄の死をまだ認められないと言う場面に

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【#毎週ショートショートnote裏お題:山のポ】骨皮筋衛門と小鼓奏者

【#毎週ショートショートnote裏お題:山のポ】骨皮筋衛門と小鼓奏者

骨皮筋衛門がいて本当に良かった!

裏お題「山のポ」です。

「なに?山鳩の鳴き声が消えた?」

骨皮筋衛門が眉をひそめる。自然豊かな帳面町では山鳩の鳴き声さえ優しい。「山のポ」と呼ばれる山鳩の鳴き声は癒し効果抜群と評判で観光客から人気も高い。

「これはなにかある……」

事件の匂いを感じた筋衛門が地下に潜った。

「おれはポポポンを極めたいんだ!鳴けぇぇ!」

帳面町の山奥にある見慣れぬテント

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【#毎週ショートショートnote表お題:海のピ】骨皮筋衛門の言い間違い

【#毎週ショートショートnote表お題:海のピ】骨皮筋衛門の言い間違い

ホラーに挑戦しています。
感想文もまだ書きたいです。

だから骨皮筋衛門の万能に頼ります。

表お題「海のピ」です。

「なに?ライフセーバーの「海のピ」が鳴らないだと?」

骨皮筋衛門が眉をひそめた。

帳面町には海がない。そのかわり、名物の塩湖で疑似海水浴を楽しむ町民が多い。夏には多くの客で賑わう塩湖にはライフセーバーが配置され、注意喚起でホイッスルを鳴らすのだが。その音が出にくいという報告が

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にゃんとなく

にゃんとなく

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく

わたしは生きている

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく
まんまを食べている

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく
気ままに過ごしている

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく
ご主人様に甘えている

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく
これでも気を使っている

にゃん、にゃん、にゃん
にゃんとなく
お猫様も大変

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奇跡の人(山のポ&なんのはなしですか)

奇跡の人(山のポ&なんのはなしですか)

 社員食堂で先輩の原田さんが、本を片手に右手のひとさし指を口に突っ込んで吐きそうになっているのを見かけた。
 「先輩、何やってるんですか?」
 「お、お前か。いやな、ヘレンケラーはどうやって話せるようになったか。その謎を解いてるところだ。オレに課せられたミッションだ」
 先輩の話によると、ヘレンはサリバン先生の口の中に指を突っ込み、舌の動きを確認することで、言葉が発する音を覚えていったという。
 

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手のひらからこぼれ落ちる言葉たち

わたしの手をいったん離れたら
どこへ行く気なのか

わたしには手の届かない遠くに行ってしまう

まるで彼の世に還った先人たちのように

自由に気ままに楽しげに
わたしのことなど忘れたように

「この世は綺麗」と言っていたあの友も笑っている

雨の降る日は落ち着きます

雨の降る日は落ち込みます

雨の降る日は何もしたくありません

やらなければならないことがあるはずなのに

悲しみにくれています
寂しさに押しつぶされます

生きる意味を見失ないます

長い文章は書けません

フィクションも書けません

嘘はつけません

創作ってなんなのでしょうか…


わたしは何をしたいのでしょうか?

分かりません