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フラメンコについて その8(フラメンコギター・フラメンコ音楽の楽しみ方) -そして最終回-
これまで7回フラメンコギターに関する記事を書いてきましたが、いよいよ最終回の今回は締めくくりとして、フラメンコギターの楽しみ方、フラメンコ音楽の楽しみ方について書きたいと思います。これまでの記事のリンクは最後にまとめてあります。
まず、フラメンコギターの楽しみ方ですが、私は「とりあえずわからなかったらパコ・デ・ルシアを聴いておけ、おススメアルバムはこれだ!」とやってしまっているわけですが、もう少
フラメンコについて その7(パコのその他おススメアルバム)
前回まで6回にわたり、フラメンコギターについて語ってきました。今日は天才ギタリスト「パコ・デ・ルシア」のそのほかのおススメアルバムと、最後の締めくくりとしてフラメンコギターの楽しみ方をザクっとご紹介します。過去の記事は最後にリンクをまとめていますので、そちらをご覧ください。
私のパコのおススメアルバム No1は「二筋の川 / FUENTE Y CAUDAL」です。こちらに関する記事はその4からそ
フラメンコについて その6(フラメンコギターの聴き方 の続き)
今回で6回目となるフラメンコ投稿ですが、前回はパコ・デ・ルシアのおススメアルバム「二筋の川/FUENTE Y CAUDAL」の曲説明の途中でしたので、その続きとスペースがあれば他の次点となるパコのおススメアルバムについて書きたいと思います。前回までの記事のリンクは最後にまとめてありますので、そちらからたどってくださいませ。
前回の記事で説明できていない曲は4曲目と6曲目と8曲目です。曲のタイプか
フラメンコについて その5(フラメンコギターの聴き方)
なんだかんだで5回も書いている本記事ですが、そろそろ終わりになります(多分)。過去4回分は量が増えたので記事の最後にまとめていますので、そちらのリンクをたどってください。
今日はフラメンコギターの聴き方について書きたいと思います。前回おススメしたパコデルシアのアルバム「二筋の川/FUENTE Y CAUDAL」を基に説明します。
まず、アルバム(サブスクはSpotifyにはないようです)の裏面
フラメンコについて その4(パコ・デ・ルシアのおススメの一枚)
フラメンコギターについて書き続けています。過去の記事はこちらです。
その3
その2
初回(その1)
4回目となる今回は天才フラメンコギタリスト、パコ・デ・ルシアのおススメアルバムを紹介します。
ちなみに、今回は細心の注意を払って記事を書いています。なぜかというと、ポロっとアルバムを紹介して「かっこいいから聴いてください!」とやると、おそらく聴いた人達は「あぁフラメンコギターってこんな感じ
フラメンコについて その3(天才ギタリスト達)
第3回の今日は天才フラメンコギタリストについて書きたいと思います。
前回、前々回の記事はこちらから。
その2
初回(その1)
近代になるまで、フラメンコにおいてギターは歌と踊りを支える伴奏の位置づけでした。もちろん、今でもタブラオといわれるフラメンコが楽しめるレストランでのステージでは、フラメンコは歌と踊りが中心ですし、ギターがソロで1曲まるまる演奏するということはありません(曲中にはギタ
フラメンコについて その2(フラメンコギター)
先日フラメンコについて書き始めました。その時のリンクはこちらです。
今回はフラメンコギターについて少し書きたいと思います。前回もお話しましたが、フラメンコは大きく、歌(カンテ)・踊り(バイレ)・ギター(トーケ)の3つから成り立っています。逆に言えば、いわゆるバンド的な演奏をするのはギタリストだけです。もちろん、もう少し大きな編成ではカホンやフルートなど他の楽器や演者が含まれたり、歌い手や踊り手が
ビル・パーキンス「DIE WITH ZERO」訳:児島修
あけましておめでとうございます。プライベートで別の作業をしており、書き込みの間隔が開いてしまいました。今年も自分のペースで書いて行けたらと思いますので、よろしくお願いします。
今回の本は米国人著者の「Die with Zero」です。タイトルは訳されていませんが、私が訳しますと「財産を残さないで死ぬ」という意味になります。サブタイトルは「人生が豊かになりすぎる究極のルール」ですが、正直あまり良い
松岡圭祐「小説家になって億を稼ごう」
今回はタイトルが非常に景気が良い本を紹介します。
新潮新書から出ているこの本は自身も作家である松岡圭祐氏の書下ろしです。松岡氏は小説でミリオンセラーを複数抱え、作品が映像化されるなど、いわゆる売れっ子小説家として活躍中です。
もともと私はこの本を正に億を稼ぐための How to 本として読み始めたわけですが、読み進めるともに印象が変わっていきました。最初のイメージは「自分の小説がミリオンセラー
ピエール・バイヤール「読んでいない本について堂々と語る方法」訳:大浦康介
前回は「本を読む本」という読書法の本を紹介をしました。今回はそれと対極にあるような本「読んでいない本について堂々と語る方法」を紹介します。
前回のリンクはこちら ↓
この本ですがフランスで出版されベストセラー、その後も世界で翻訳されており、ニューヨーク・タイムズの「サンデー・ブックレビュー」が選んだ2007年のベスト100冊の中で唯一のフランス人著者の本だったそうです。
まず、タイトルが勘違い
MJアドラー・CVドーレン「本を読む本」 訳:外山滋比古・槇未知子
講談社学術文庫(背表紙が青い文庫本シリーズ)から発刊されているこの本は1940年に米国で発行され、世界各国で翻訳されているそうです。日本語版も1978年に刊行され、講談社の文庫本としては1997年1刷で2008年に27刷(私の手持ちの現物)というロングセラーの名著という位置づけの本です。
事前に断っておきますと、筆者は新聞など事実を伝える情報や娯楽のための読書に特に技術が必要とは言っていません。
神田桂一/菊池良「もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら」
この本はタイトルの通り、様々な作家がカップ焼きそばの作り方を文章にしたらどうなるのか?に焦点を当てた作品です。当然、物マネであり、作家本人は書いていません。また、対象の作家が有名な場合もありますし、雑誌や求人記事というライターが匿名のものも取り上げられたりもしています。個人的には文章好きのエンタメとしてはアリだなと思いました。
ちなみに、本の中に挿絵もいくつか挟まれていますが、こちらも「XXがX