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【THE TEAM】×介護施設! #1「目標」

今回から、【THE TEAM】についてのnoteを書きたいと思います!

きっかけは、「この本はやってるな〜」ってところから、
僕も、まんまと読んでみたんです。

そしたら、面白かったんですw

ちょうど、僕のチームのアップデートをしようとしてたタイミングで、「どうしていこうかなあ」と悩んでいた時期でした。

まあ、単純にスキル・知識不足だったわけです。


本の中にも書いてある内容でもありますが、
読み進めながら、「これって、うちのチームにも使えるじゃん!」
っていうポイントが多くありました。

というか、ほぼ全て当てはまるw

なので、
・記憶に残すため
と、
・チームに生かしていくため
を目的に、noteを書こうと思いました!


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#1 <目標設定>


チーム?グループ?


チーム、チームと、普段から僕は言ってます。

でも、「チーム」ってなんだ??

一般的に使われている言葉の中にも、似た意味を持つ言葉がありますよね。

【チームの類似ワード?】
・グループ
・コミュニティ
・組織
・班
・クラブ
・団体
など??

日本語・外来語の違いはあるかもしれませんが、ググっただけでも、ザッとこのくらいは出てきます。

つまり!

僕は、結構基礎的なところで「道に迷っていた」わけですw

本書では、このように定義していました。

「共通の目的」

なるほど〜

「共通の目的」を持っているのが、【チーム】なのか!!

僕のチームの共通の目的ななんだろう。

頻繁に言ってるのは、

「僕たちスタッフ・利用者さん・ご家族・ケアマネージャーさん」全員が幸せなサービスを提供すること。

かなあ。

要するに、「会社の理念」に起因したものですね。

結構、みんなこの理念を見据えてくれている、と思っていますが、
今後もしかしたら、「僕たち独自の”言葉(共通の目的)”」をみんなで作っていくこともアリですね!


どこを目指すのか?


介護施設としての「目標」はなんだろう?

売上?稼働率?残業なし?事故なし?

実際に経営者の方に話を聞いてみると、ここはかなり曖昧です。
現場の人に聞くと、もっと曖昧です。

「え?会社でしょ?売上でしょ?」
「いやいや、いくら売上があっても、重要なのは”利益”だよ」
「利用者さんの笑顔ですよ!それが全て!」
「できることは小さいけど、社会に貢献しよう!」
「事故なく、日々無事に終われば良し。」

さらに厄介なのは、

こういったことを「話し合う場面」がない!!

経営陣は利益を求め、
管理者は利用者さんの笑顔を求め、
パートのおばちゃんは無事故を求める。


これ、全部大切ですよね。

だから、厄介なんです。

「誰も間違ったことを言っていない」んです。


チームが「何を目標とするのか?」

これについても、書いてありました。


介護に当てはめると、

ー「事故なく仕事を終える」ー

これは【行動目標】です。

”ミスしない!”
”報連相をきちんとする!”

とかは「行動」に紐付いている目標です。


ー「利益を出す」ー

これは【成果目標】です。

”月ベースで〇〇円の利益を出す”
”利用者数○人を獲得する”

とかは「成果」に紐付いている目標です。


ー「社会に貢献する」ー

これは【意義目標】です。

”利用者さんに幸せな時間を届ける”
”気持ちよく入浴してもらう”

とかは「意義」に紐付いている目標です。


もうお分かりですよね?w


本の中では、「意義目標」の重要性を書いています。


「介護」は何を目指す?


介護に置き換えると、

ーーーーーーー

「常に利用者さんには笑顔で、転倒のないように」
→【行動目標】

「利用者数〇〇人。事故ゼロ。ヒヤリハット10件発見。」
→【成果目標】

「利用者ケアを通して、ご家族・ケアマネージャーに貢献する」
→【意義目標】

ーーーーーーー

本の中では、このように書かれています。

ビジネスのおける目標設定は、時代とともに、
「行動目標」→「成果目標」→「意義目標」
と変化してきた、と書いてありました。

諸先輩方が、「俺らの頃は、今のお前らの2倍以上の時間は仕事してたぞ!休みの日も仕事してたぞ!」と言って、若者から”老害扱い”されるのは、ある意味では自然なことのように思います。

当時は、”長時間労働”が良しとされていた時代だし、
無条件に先輩を敬うことが良しとされてきた時代だったということです。

少しだけ整理すると、

「行動目標」だけを追うと、
小学校の「通信簿」のようになり、
”挨拶がない”
”先輩よりも早く帰る不届き者”
など、本質とずれた目標設定になりがちです。

「成果目標」だけを追うと、
「MBO(management by objectives)」のように、
会社としての目標と、各チームに割り振り、
チームごとの目標を各メンバーごとにブレイクダウンしていくことが重要視されます。
能力評価・実力主義と、1990年代以降、もてはやされてきました。
しかし、インターネットやSNSなどの登場により、ビジネスを取り巻く環境が急速に変化している時代において、
追い求めている”数字”と世の中の流れが一致しているとは言えなくなりました。
成果を一年かけて追い求めたにもかかわらず、一年たつと、全く無意味なもの・的外れなものと追い求めてしまうケースも珍しありません。


チームパフォーマンスを左右する「目標」の設定は、チームにとって必要不可欠なものです。

そのためには、
チームの活動意義を明確にし、
そこから遡って、「成果目標」から「行動目標」に落とし込んでいく必要があります。


目標設定で「介護」はどう変わる?


前段で書いた、「介護施設」での目標例をもう一度見てみましょう。

「え?会社でしょ?売上でしょ?」
「いやいや、いくら売上があっても、重要なのは”利益”だよ」
「利用者さんの笑顔ですよ!それが全て!」
「できることは小さいけど、社会に貢献しよう!」
「事故なく、日々無事に終われば良し。」

「行動目標」「成果目標」「意義目標」がごちゃごちゃになっていた施設。

これを、【THE TEAM】で書いてあることに当てはめると。


「意義目標」:

利用者さんへのケアを通して、ご本人・ご家族・ケアマネージャーさんに日常での幸せを感じて頂くことで、高齢者福祉の進歩発展に貢献する。

「成果目標」:

・一人でも多くの利用者さんに利用して頂くために、毎月〇〇人の利用数純増を目指す。
・事故を未然に防ぐため、ヒヤリハットをチーム全体で10件/月を抜粋して、原因と課題を明確にする。

「行動目標」:

・笑顔でケアに当たれるよう、勤務開始時からスタッフ同士の挨拶を徹底する。
・転倒等の事故の無いよう、行動される利用者さんには、些細なこともお声掛けする。
・気になったは些細なことであっても、ご家族やケアマネージャーさんに逐一報告し、信頼していただけるよう努力する。

と、このようになるでしょうか。

施設の種類・規模によって、目標設定は千差万別だと思いますが、
このような目標を、「チーム全員で決めていく」ところに、この章の本質があるように思います。

「僕らの意義はなんだろうか?」

「その意義のためには、どんな数字や結果を求めようか?」

「その数字や結果のために、日頃からどんなことを大切にして業務にあたろうか?」

施設によっては、時短のパートさんや派遣スタッフさんを多く雇用されていたり、人手不足で「そんは話し合いの時間すら取れねーよ!」と思われるかもしれません。


でも、
僕らは、「なんのために”介護”という仕事を選んだんですか?」

人手不足を解消させるためですか?
スタッフから不満を言われないためですか?

違うでしょ。


「目の前のおじいちゃん・おばあちゃんに幸せになってもらいたい」んでしょ?

「ありがとうって言われたい」んでしょ?

「楽しく働きたい」んでしょ?


だったら、この本読んで、さっさと行動してください!

僕もします!すぐします!もうしてます!


目標設定。


介護現場で、いきなり取り入れると、アレルギー反応を起こすでしょう。
苦々しい顔をするスタッフもいるでしょう。

でも、根気強く伝えましょう。

「あなたもみんなも幸せになるために、一緒に決めたいんです。」



最高の施設、
最高のチーム、
最高の介護。


作るために、目標設定をしましょう!!






今日はここまで!!!!




(まだ第1章かあ〜!!)
(まだまだ勉強だ〜!!)


※次回は【人員選定】についての章です!
人手不足が目下の課題である「介護」と「人員選定」がどのようなシナジーを生み出すのか!?




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