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面白かった建築記事

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記事一覧

勝手に出版

勝手に出版

noteという場所を使って、勝手に出版をしてみようと思います。 建築のことを知らない人も、ちょっと興味があるけれど近づきにくさを感じている人、もちろん建築が大好きな人も、なにかの気づきの提案が出来るのではないかと思い、少しづつ過去に書いたモノも含め、お伝えしていくことが出来ればと考えています。

本を出版するためには条件が揃わないと本を出すことが出来ません。
けれど、どうでしょうかnoteという場

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【建築】簡素でありながら心が震えるファールス修道院(ハンス・ファン・デル・ラーン)

【建築】簡素でありながら心が震えるファールス修道院(ハンス・ファン・デル・ラーン)

皆さんは映画・音楽・美術館などに行く時、何から情報を得るだろうか?
訊くまでもない質問だと思うが、今の時代、ほとんどの人はネットで調べるだろう。私が建築を見に行く時もそうしている。そして実際に訪れてみると、それなりに満足感も得られる。ただし意外性のある建築に出会うことは少ない。どうしても自分好みの建築を選んでしまうからだ。
そこで最近はネットに加えて、というか以前はそれは普通だったが、詳しい人や地

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名建築の横顔~人と建築と〜武蔵野プレイス【転載】

名建築の横顔~人と建築と〜武蔵野プレイス【転載】

※初出「建設の匠(現・建設HR)」より転載
あの名建築は、いまどのように使われているのだろうか?
竣工当時高く評価された建築のその後を取材する本シリーズでは、建築とそれに関わる人びととの関係を探っていく。
2016年の日本建築学会作品賞を受賞した、東京都武蔵野市にある図書館複合施設、武蔵野プレイス。
受賞理由にも集客施設としての成功があげられている本施設は、日々多くの人でにぎわっている。
その背景

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床を意識するだけで、建築はぐっと面白くなる

床を意識するだけで、建築はぐっと面白くなる

こんにちは、ロンロ・ボナペティです。
皆さんは普段の生活でどの程度「床」について意識しているでしょうか。
建築を構成する要素において、重要度の高い床ではありますが、その重要さに対してあまり意識されていないのではないかなと思います。

それはなぜかというと、下手なデザインをしてしまうとそこでの活動に支障が出てしまうから。
ほんの1cmの段差であっても、つまずきの原因になったり家具を置けなかったり

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「マイクロ・エディッティング」という思想

「マイクロ・エディッティング」という思想

こんにちは。
アーキテクチャーフォトの後藤です。

今日はあまりまとまった話ではないのですが、自分の中で整理する為に色々と書いてみようと思いましてノートPCに向かっています。

***

約20年前、ネット上には、建築のメディアはほぼ存在していませんでした。ネットの存在に可能性を感じた数少ない建築関係者が、自分のポートフォリオサイトを立ち上げたり、掲示板を設置し、内輪で議論をするなどが行われていた

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「 門脇邸|門脇耕三/アソシエイツ+明治大学構法計画研究室」

新建築住宅特集2018年8月号に際して,一部掲載作品の動画コンテンツを公開しています!ぜひご覧ください!

購入は→http://www.japan-architect.co.jp/jp/new/book.php?book=JT
Amazonでの購入は→https://amzn.to/2mslgju

バリアフリーという失敗

バリアフリーという失敗

「私の失敗」は建築家自身が自分たちの失敗を赤裸々に語るコラムです。建築家たちはさまざまな失敗を重ね、そこから学び、常に自分たちを研鑽しています。そんな建築家たちの試行をご覧ください!

建築家の失敗は、あまり表沙汰にならないことが多い。

私が坂倉準三建築研究所にいた時代、建設会社の優秀な技術者が、怪しいディテールを施工図段階で修正してくれたり、失敗もカバーしてくれるケースも多かった。最近は、施工

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キューバの建築はなぜかわいい?

キューバの建築はなぜかわいい?

はじめまして、ロンロ・ボナペティと申します。
普段は建築デザインを中心に、書籍の編集をしております。
ノートでは日常で目にする町並みや建築を題材に、「建築ってこんなにおもしろいよ」「建築のことがわかると町歩きが楽しくなるよ」ということをお話できればと思います。

◆キューバの町ってどんな町?
先日、キューバの首都ハバナへ行ってきました。
キューバと言えば、1959年のキューバ革命以降、社会主義を貫

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