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ジンとチラーとタニマギー

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「カネと顔と大っきい●●…」 ××がピクリと反応した言葉をどうぞ。 (新聞、雑誌、小説、エッセー、映画、ドラマなどから拾いました)
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#気になる本

バカ老人とはそのバカ日本人のなれの果てである。つまりバカ老人は若い頃からバカだったのだね。
※「バカ老人たちよ!」(勢古浩爾、夕日新書)
https://www.yuhishobo.com

男は絶望的に女の過去に弱いし、比較に弱い。
(「花折」花村萬月、集英社文庫、2018)

「僕らは会社員と思ったらダメだということなんですよ。『上がおかしいことを言ったと思ったら歯向かえ』と」
※5/18/2024、東京新聞<書評>『外岡秀俊という新聞記者がいた』及川智洋 著
https://www.tokyo-np.co.jp/article/327865

「抱っこし放題」って言われてもね…抱っこって重いんですよ…暑いんですよ…寝ると倍の重さ暑さ。いっぺん1日5時間米袋でも抱いてみろ。※米袋は泣かないからラクだよ‼︎
※5/15/2024、東京新聞連載「しあわせ最前線」(瀧波ユカリ氏)より
https://www.tokyo-np.co.jp/article/316681?rct=womensday

アブドゥルラザク・グルナの『楽園』は、手にした瞬間、自分の知らないアフリカに思い切り揺さぶられる予感がした…グルナは、自分が作品を書くことは制圧者により乱暴に要約されてきた「我々の複雑で小さな世界」を再構築する営みだと語る。
※2/27/2024、東京新聞夕刊「海外文学の森」

「諦めるのは政府の思うつぼ」(「試された地方自治 原発の代理戦争にゆれた能登半島・珠洲市民の13年」筆者・山秋真さん)
※3/6/2024、東京新聞より
https://www.tokyo-np.co.jp/article/313324

「ハイファに戻って/太陽の男たち」(河出書房新社):
作家のガッサーン・カナファーニーは72年に暗殺された。現在でもパレスチナではユダヤ人の入植が続く。入植といっても武力を伴う強奪だ。世界はその蛮行を黙認してきた。
※2/28/2024、東京新聞夕刊「大波小波」

マダムたちのルームシェア:
この漫画との出合いは昨年、会社帰りに寄った駅ビル内の書店。女性客が走って来る…女性客はこの本をつかんで速攻でレジへ。「こんなに求められるってどんな本?」と記憶した。
※1/26/2024、東京新聞「読書」
https://www.kadokawa.co.jp/product/322203001852/

父親からは「おまえは将来、竹村健一みたいな、自分では何も生まないのに他人を批判してばかりいる大人になるに違いない」と予言されたりもしたんですが、まあまあ当たっているのが笑えます。
※12/4/2023、東京新聞「何でも書いていいってさ 豊崎由美」

「昭和日本のいちばん悪いところを復権させようとしている」(半藤一利氏、自民党改憲草案について)
※吉田敏浩氏「昭和史からの継承 松本清張と半藤一利」(毎日新聞出版)

「モッコリには、して恥ずかしい時と、しなくて恥ずかしい時の二種類ある」(みうらじゅん氏)
※魅惑のフェロモンレコード(文春文庫、1997)

どうしたら愉快に生きられるのか。
命令されても言うことをきかない。
やりたいことしかもうやらない。
(栗原康氏=アナキズム研究)
※12/9/2023、東京新聞「読書」
https://www.tokyo-np.co.jp/article/295038?rct=book

金原ひとみの「ハジケテマザレ」(講談社)は、労働者が自主管理する職場についての長編小説…文体がいい。まるでラップ…人事管理だのマネジメントだのというのは…ブルシット・ジョブ(クソどうでもいい仕事)にすぎないのだと実感する。
※11/22/2023、東京新聞夕刊「大波小波」

中脇初枝氏「伝言」(講談社):
権威に弱く、長いものに巻かれる体質は、…日本の病理かもしれない。これから過ちを繰り返さないために必要なのは、勇気を持って間違いは間違いと指摘する「しげちゃん」の精神かもしれない。
※9/27/2023、東京新聞夕刊「大波小波」