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レビュー『君たちはどう生きるか』- 「あこがれ」が失われた映画
・視聴日: 2023年7月15日(土)20時~
・視聴場所: イオンシネマ明石
土曜の夜の、悪い予感私が買ったチケットの上映は、土曜の最終回・20時からで満席でした。
観客は小学生の男の子を2人連れた、4人家族だったり。
三々五々、集まって見に来た中高生から、老若男女…。
これはまずいな、と思いました。
どんな映画も、中心となる対象年齢があります。
例えば、シン・仮面ライダーの時は50~60
140字小説『復讐こそ我が人生』
両親を殺した男には俺と同い年の娘がいた。俺は彼女に近づき運命を演出。バカな彼女は俺に夢中だ。俺は努力して大企業に入り、幸せな家庭を作る。その後で全てぶち壊すため。
が、俺は気づく。幸せの絶頂に。
彼女の父親の死の寸前、正体を囁き狼狽するのを楽しみに…それまで幸せでいるのも悪くない。
140字小説『返したかったモノ』
運送屋が来て、特大のダンボールを10個も置いていった。送り主に心当たりはない。中身は古い菓子の包装や吸殻、週刊誌などのゴミ。ひどい嫌がらせだと憤っていると、手紙が届いた。二十年間、家の前に投げ捨てたものをお返します、と。昨日死んだ、近所の婆さんからだった。第二弾もあるそうだ…。
140字小説『もう一度、会いたい』
七月。商店街の入口に願い事をぶら下げる笹が出た。良い願い事を読むと、気持ちがほっこりする。恋愛関係は気恥ずかしい。そこで、俺宛の告白の短冊を見つけギョっとなる。二股がばれ、嫉妬で半狂乱になった元カノを、俺は近所の笹山に殺して埋めた。背後から彼女の声がした。ズット、イッショダヨ。
140字小説『探偵は死なない』
謎の猟奇事件。探偵は関係者の前でナゾを解き明かしていく。説明の半ば、焦った犯人は銃で探偵を撃った。俺は呆れた。自白も同然だ。犯人の護送を部下に任せ、刑事の俺は床に転がった探偵を【再起動】させた。国が極秘開発した人造人間。遠隔操作は少しコツがいるが、恨みを買わずにすむ最高の相棒だ。
140字小説『4649(よろしく)』
ウェブ会議中、画面内チャットで僕だけにメッセージを送ってくる先輩。指示のリストだ。全員で相談した方が良い内容もあるのに…なぜ? 先輩のカメラはオフ。僕はみんなに、先輩がこう言ってるけど、どう思う? と聞いた。全員が凍りついた。先輩は昨夜亡くなった、と。チャットが流れた。4649、と。
140字小説『念写』
私には念写の力があるがまず使わない。こんなものは欲しくなかった。最近、私はインクジェットプリンタに手をかざし能力を発揮した。出力された書類を読んで、私は泣いた。弁護士は、これだけ状況証拠があれば、家内からは充分な慰謝料がとれるという。秘密があばかれるところ、誰かが必ず不幸になる。
140字小説『最期の望み』
大怪獣が出現した。地面は揺れ、まともに歩けない有様だ。学校の窓から紫色の熱線が世界を切り裂くのが見える。この世の終わりだ。俺はいつも意地悪をしてしまう隣の席の女子に言った。「最期かも知れないから言うぜ。お前が好きだった」彼女は立ち上がりナイフを振りかぶる。「ずっと殺したかった!」
140字小説『非認知勇者』
どうやら異世界に召喚されたらしい。が、この世界の誰にも私の姿は見えず、声も聴こえない。召喚士の女性が魔法の詠唱を間違ったのだ。最初は憤慨していた私だが、彼女の青ざめた顔を見て、諦めた。仕方がない。誰にも認知してもらえなくても、世界の危機と戦おう。それが、本当の勇者ってものだろう。
140字小説『前人未到』
男は宇宙の果ての星に降り立った。なぜここを目指したのか? 誰もが冒険などつまらないと言ったからだ。彼はあまのじゃくだった。
俺はついにたどり着いたぞ…。前人未到の景色だ。
そして彼は唐突に撃たれた。
倒れた彼に誰かが言った。
「ここは全宇宙の闇の隠し場所。知られる訳にはいかないのさ」
140字小説『もう大丈夫』
私はつい最近、事故で記憶を無くした。でも家族がいるから大丈夫。
父は会社に遅刻しないよう毎朝起こしてくれる。母は美味しいご飯を作ってくれる。柴犬のジロウ、三毛猫のココはとても可愛い。
傷が癒えてきたある日、役所の人が来て言った。
「いつもお一人で大変でしょう」
一陣の風が吹き抜けた。
140字小説『星降る夜に』
星々が空にきらめいていた。
彼女は満天の空を仰いでいた。結婚してほしい、と思い切って僕が告げると、彼女は首を振った。
私はこの星の人間ではないの。α・ケンタウリから来たスパイなの。
知らなかった、と僕は言う。
僕もそうなんだよ、と。
二人の愛の力で、この独裁国家の星は滅びるに違いない。
サブスク、あるいは○○放題の心理
心理学では既に議論されていることかも知れませんが、いわゆる「○○し放題」の状態というのは、一見優れているように見えて、ストレスになりがちだと気づきました。コンテンツを増やすことに集中するより、自分が本当に好きなことに集中する方が、幸せな気分になれるものです。
サブスクや YouTube がとても便利です。
特に YouTube のチャンネルは、ためになったり、テレビ以上に面白い番組があって、今年