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安曇野レイの140字小説劇場

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ツイッター向けにほぼ毎日投稿している140字小説です。 SF、ホラー、ファンタジー、文学ぽいのなどジャンルはさまざま。 お楽しみいただけましたら幸いです。 ※140字以内で、完全… もっと読む
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記事一覧

140字小説『復讐こそ我が人生』

両親を殺した男には俺と同い年の娘がいた。俺は彼女に近づき運命を演出。バカな彼女は俺に夢中…

140字小説『返したかったモノ』

運送屋が来て、特大のダンボールを10個も置いていった。送り主に心当たりはない。中身は古い菓…

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140字小説『もう一度、会いたい』

七月。商店街の入口に願い事をぶら下げる笹が出た。良い願い事を読むと、気持ちがほっこりする…

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140字小説『リベンジ NYAN』

瀕死の俺に、初老の男が問いかけた。「生きたいか? お前を殺しかけた奴らに復讐したいか」俺…

140字小説『探偵は死なない』

謎の猟奇事件。探偵は関係者の前でナゾを解き明かしていく。説明の半ば、焦った犯人は銃で探偵…

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140字小説『4649(よろしく)』

ウェブ会議中、画面内チャットで僕だけにメッセージを送ってくる先輩。指示のリストだ。全員で…

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140字小説『念写』

私には念写の力があるがまず使わない。こんなものは欲しくなかった。最近、私はインクジェットプリンタに手をかざし能力を発揮した。出力された書類を読んで、私は泣いた。弁護士は、これだけ状況証拠があれば、家内からは充分な慰謝料がとれるという。秘密があばかれるところ、誰かが必ず不幸になる。

140字小説『最期の望み』

大怪獣が出現した。地面は揺れ、まともに歩けない有様だ。学校の窓から紫色の熱線が世界を切り…

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140字小説『非認知勇者』

どうやら異世界に召喚されたらしい。が、この世界の誰にも私の姿は見えず、声も聴こえない。召…

140字小説『星降る夜に』

星々が空にきらめいていた。 彼女は満天の空を仰いでいた。結婚してほしい、と思い切って僕が…

140字小説『もう大丈夫』

私はつい最近、事故で記憶を無くした。でも家族がいるから大丈夫。 父は会社に遅刻しないよう…

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140字小説『前人未到』

男は宇宙の果ての星に降り立った。なぜここを目指したのか? 誰もが冒険などつまらないと言っ…