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ライター西尾克洋

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ライターとしての西尾克洋が行ってきたこと、考えたことを記事にしました。
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#ライター

「足るを知る」と説くか、「諦めなければ夢は叶う」と説くか。

「足るを知る」と説くか、「諦めなければ夢は叶う」と説くか。

「足るを知る」っていうのはいい言葉だと思います。

いやね。
SNS時代になってこの言葉はよく聞くようになったと思うんですよ。

要するに、今あるものに満足して感謝する、置かれた立場や今の状況を理解しようぜ、っていうことなんですよね。

元々は老子が説いた言葉だと言われている訳で、恐ろしいことに人って2000年くらい前から既に同じようなことで悩むことを繰り返しているってことなんすよ。

どんなに便

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9月25日に著書発売します

9月25日に著書発売します

9月25日に2冊目が出ます。

『イチから知りたい 日本のすごい伝統文化 絵で見て楽しい!はじめての相撲』

錣山瑛一(元関脇・寺尾) 監
西尾克洋 著

ということで錣山親方監修でして、前作とはまた色合いが異なります。違った意味でかなり苦労しましたが、ようやくリリースできて嬉しいというより安堵が勝っています。

流石に二冊目は・・と思っていたら2年後に出せてしまい、驚いています。次はどうなるのか

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相撲ファンからライターに転じてから守りたいものへのアプローチが変わった話

相撲ファンからライターに転じてから守りたいものへのアプローチが変わった話

今日も恒例ですがVoicyでも読み上げています。
NoteでもVoicyでもコメントをくださった方にはVoicy上で、音声でコメント返しをしております。全力投球しているので、是非お聴きください!

今のところ特に意識的に守ろうとしているものはない

さて、Voicyの今週のテーマが「私が守りたいもの」ということですので、これについて今日は考えてみたいと思います。

皆さん、何か守りたいものってあり

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ライターの私が2023新卒ならライティングスキルを優先して磨かない理由

ライターの私が2023新卒ならライティングスキルを優先して磨かない理由

Voicyでも投稿しております

今日の内容につきましては毎回恒例ではありますが、Voicyでも投稿しております。読み上げるとまた味わいが異なりますし、またNoteでいただいたコメントについては全て音声でコメント返ししております。

このコメント返しについては結構ちゃんと話すので、本編と同じくらいのサイズ感になってしまっております。これもまた楽しいんですよ。

さて、本編です。

新卒の頃は毎日が

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右肩上がりが終わった相撲ライターがnoteを始めて得たもの

右肩上がりが終わった相撲ライターがnoteを始めて得たもの

2022年、お疲れ様でした。

相撲ライターとしての活動について初物はある程度やり尽くし、コロナの影響と人気力士の相次ぐ引退で相撲の仕事が激減する中、2022年はどこに次を見出すか?ということがテーマでした。

勿論相撲が嫌いになったわけでも興味がなくなったわけでもなくて、でも一点集中するステップではないことを感じたんですよ。

思えばこの数年は右肩上がりが続きまして、2015年にライターデビュー

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批判記事の書き方、教えます。「一方的な批判は厳禁」な理由とは?

批判記事の書き方、教えます。「一方的な批判は厳禁」な理由とは?

現代ビジネスに大相撲に関する批判記事を掲載しました

もしかすると御覧いただいた方も居るかもしれませんが、今日ヤフーニュースに私が現代ビジネスに寄稿した記事が転載されました。

こちらです。

あの優勝したくて、させたくて仕方がなかった例の力士のお話です。千秋楽の前の日にどうしても勝つ絵が想像できなくてツイッターで作戦会議まで開いたのですが、エロDMが殺到するという衝撃のオチが入ったあの力士のこと

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大手出版社から本を発売しても、状況は変わらなかったという話

大手出版社から本を発売しても、状況は変わらなかったという話

書くことを仕事にすることの現実を知ってほしい最近出会った中でとても多いのが「小説家になりたい」「本を書きたい」というような、書くことを仕事にしたいという方です。

こうして書くことを副業としていて、しかも自分が好きなジャンルのことを書いている訳ですからそれは自然なことだと思います。

不思議なもんで、こういうのって引き寄せるんですよ。なんなんでしょうね。「スタンド使い同士ひかれあう」みたいな。私の

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ライター業をしていて最も腹立たしいのは一線を超えない中傷という話

ライター業をしていて最も腹立たしいのは一線を超えない中傷という話

ライター業は見返りがあるが割に合わないライターとしての仕事って、特にスポーツライターや相撲ライターという立場だと割に合わないと感じることが多いです。

以前もお話ししましたが、ライターとしての収入って本当に大したことありません。一つの記事で得られる金額って小遣いレベルで、正直なところ週に5日毎日1本ずつ記事をリリース出来ても本業の収入には及びません。

何度かお話ししていますが、私は本業で外資系I

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誹謗中傷対策でスポーツライターがしてるたった一つのこと、教えます

誹謗中傷対策でスポーツライターがしてるたった一つのこと、教えます

批判の声が大きいと友人から心配されることがあるライターという仕事をしていると有難いことに多くの方の目に付く記事を書く機会に恵まれることもある。

良い反響をいただけると本当にうれしいし、実際にそういう記事のおかげで次の仕事に結びつくこともある。

「Numberで読んで依頼いたします」とか「『スポーツとしての相撲論』を読みまして、相談いたします」みたいな話が来ると本当にありがたい。

ただ、私のポ

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ライターの仕事を得る方法、教えます。相撲ライターが行う3つのことは?

ライターの仕事を得る方法、教えます。相撲ライターが行う3つのことは?

ライターとしての仕事はゼロを1にするのが難しい冒頭からどうでもいい話。私はこのイラストの人にかなり似ています。

さておき。

私は2015年から相撲ライター・スポーツライターとして活動している。

何度か話しているように、私はもともと2011年に無料ブログ「スポーツナビブログ」で幕下の相撲の面白さを書き連ねることからキャリアがスタートしている。

仕事として相撲記事を書けたらどれだけ楽しいかと考

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ライター業で出会ったよく居るありえない客その①:〇〇を誤魔化す客の話

ライター業で出会ったよく居るありえない客その①:〇〇を誤魔化す客の話

ライター業の基礎について教えてくれる人は居ない私が兼業ライターになったのは2015年のことだ。

何度か話しているように私は外資系のIT企業に勤めており、ライター業はあくまでも副業でしかも大して稼げるものではない。この仕事だけで食える人は一体どんな人がどんなマジックを使っているか知りたいものだ。

また、そもそものきっかけは無料ブログであるスポーツナビブログで「幕下相撲の知られざる世界」というニッ

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「自分らしく生きる」ことの罠に好きを仕事にした後で気づいた話

「自分らしく生きる」ことの罠に好きを仕事にした後で気づいた話

好きなことを仕事にできる嬉しさ
ここ数年、相撲ライター、スポーツライターという肩書でメディア露出をしたり誰もが知っているメディアで記事を書くようになってから言われることがある。

「好きなことでお金貰えるって羨ましいですね。」

確かに元々私は単なる相撲ファンで、好きが興じて人気が低迷しているこの競技を広めるためにブログを始めたという経緯がある。

当時は観客すらまばらだった幕下の相撲の必死さ、荒

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ほとんどアマチュアのライターが120000字の本を25日で書いた信じがたい話

ほとんどアマチュアのライターが120000字の本を25日で書いた信じがたい話

本の執筆依頼が来た!でも、本の書き方がわからない! 私は肩書としては相撲ライター・スポーツライターを名乗っているが、元を正すとスポーツナビブログで「幕下相撲の知られざる世界」というニッチなブログを運営していたことが土台にあるアマチュア上がりの兼業ライターである。

そのため特に誰に記事の書き方を教わったわけでもなければ大学でも文学部などに在籍していたわけでもない。ブログのPVがどうすれば伸びるか?

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