「雪つぶての歓声」ー詩ー

2023年2月13日 19:22

初雪の日　庭は
絹の絨毯に　覆われる

「ママ　早く　雪投げしようょ」

彩ちゃんは　朝から
何回も　何回も
おねだり

買ってもらったばかりの　
赤い手袋はめ
長靴はいて　庭に飛び出す

子犬のルルも　後に続く
二人で　庭を　グルグンと
駆けまわる
かわいい　足跡が
チョンチョンと
スタンプみたいに　つく

雪玉を　丸く固めて
エ～イ！　と投げる
鉢植えの　クリスマスローズに
ぶつかると
ママは　アッと叫ぶ

エ～イ！　
すばしっこい　ルルは
ハッと　身をかわす

今度こそ　エ～イ～ィ
リビングの窓ガラスに　命中
ママは　指をたてて
首を振る

エ～イ！　エ～イ！
元気な　叫び声は
降り続く　雪を
押しのけて
ダイヤモンドのような　輝きを
庭中に　ばら撒く

彩ちゃんの　白い息は
寒気の中で　舞い揺れる
いつの間にか　北風も　
雪投げに　加わってる

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子犬のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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