「幸せ運び人」ー詩ー

幸せを　運びながら
旅をする

あの　湖畔の
小さな　レストランには
幸せメニューが　あると
教えてもらった

窓辺で　涙を　拭きながら
文を　書いて女（人）には
いつか　いいことが
待っているからと
ささやいて　あげる

恋人が　見つからないと
葉の裏で　がっかりしている
玉虫には
別の葉の裏の　キラキラ羽根の
メスの玉虫を
見つけさせてあげる
お日様に　精一杯　羽根を
輝かせて　飛んでいくだろう

母さん鳥と　はぐれてしまい
か弱い声で　ピイピイ鳴いている
コガモには　母さんが
すぐそばまで　来てるから
それまで　草の中に　隠れて　
カラスに　見つからないようにと
教えてあげる

いつも　幸せの　後ろ姿しか
見たことがないという　女（ひと）には
その女（人）の凍えた心に
幸せの種を　植えて
花を　咲かせて　あげたい
きっと　一生懸命に
花に　水やりを　するだろう

誰もが　幸せを
心の内に　持っているのかも
しれない
その　育て方を　いつか
見つける日が　くる

青空の　白い雲に乗っている
幸せ　運び人を　そっと呼んでほしい
どんな時でも　そばに駆け付けるから
　

最後まで　読んでいただきありがとうございます。
これからも　お心をなごますような詩を投稿して
まいりますので、スキ、コメント、フォローなどを
いただければ　子鴨のようになつきます🐱🐱🐱🐱

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