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「ボクのバアバ」ー詩ー


ボクのバアバは 腰が曲がってる
背は ボクと同じくらい
岡山弁が 似合う
「坊や よう来んさったねぇ」
黍(きび)団子みたいな笑顔

お昼は いつも おいなりさん
手を 何度も 何度も洗ってから
油揚げに ご飯を 詰める
バアバの おいなりさんは
少し おデブさん

「ちゃんと 手ば
洗うて 作ったからね。
たくさん 食べんさいよ」と
嬉しそうに いう

神社の階段を 上る時は
「オイショ オイショ」と
掛け声かけて 一歩一歩 上る
母さんが 手をひいてあげる
神殿の前で 両手を擦りあわせて
沢山 願い事する

バアバの手は やせて 皺だらけ
夜は 寝ながら 昔話を
してくれる
ボクは その手を 握って寝る
バアバの手は 炊き立ての
ご飯の 匂いがしてる

秋のピクニックの 時になると
バアバの おいなりさんの味が
いつも 舌の上に戻ってくる
岡山の 古いうちの 匂いがする

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