マガジンのカバー画像

ゲイとして思うこと等(LGBT関連)

19
LGBT関連について思うこと、ゲイ当事者として過去の体験など、雑多なことをメモリーします😌
運営しているクリエイター

#同性愛

作家 浅原ナオトさんを偲ぶ

作家 浅原ナオトさんを偲ぶ

ゲイ当事者として、普段はサラリーマンをしながら、作家としても活動されていた浅原ナオトさんが、悪性リンパ種のために、38歳という若さで、令和5年7月16日に逝去されました。

浅原ナオトさんはnoteもされていて、入院報告から一カ月足らずで、あっという間だったことが伺えます。

個人的に彼の作品には、とても共感するところが多く、喪失感が深いです。血液系のガンは、いまの時代、抗がん剤で治癒しやすくなっ

もっとみる
同性婚とLGBT理解増進法、当事者不存在の議論

同性婚とLGBT理解増進法、当事者不存在の議論

僕自身は同性婚をしたいか

僕はゲイであることを日常で伏せており、一生カミングアウトするつもりはありません。つまり、同性婚をするという選択肢はない。

ただし、仮に大事なパートナーがいて、その彼が交通事故にあってしまったとか、最も側にいて寄り添ってあげたいときに、親族ではないからという理由で病院から面会拒否されれば、どんなに辛いことかと思う。

「同性パートナーシップ証明書」を知ってる方もいるかも

もっとみる
イケメン警官と修羅場をともにした話(下)

イケメン警官と修羅場をともにした話(下)

(血溜まりのようなものは、ほんとはペンキなんじゃないか?)

どこか目の前の現実を信じたくない気持ちがあったと思う。僕の住むエリアは閑静な住宅街、近くの公園では自然が広がり、ご老体が犬の散歩をしたり、ランニングしている人もいる、絵に描いたような平和そのものなのだ。

ところが、お金まで散らばっており、そして人の気配が感じられない静けさという異様さが、まるでファンタジーのようにさえ感じられた。

もっとみる
多様性と、LGBT当事者不存在の議論

多様性と、LGBT当事者不存在の議論

LGBT当事者として、ネットで炎上しがちな多様性の問題について、今回は書いてみる。
正直、これらの話題にはうんざりしているところもあるし、ネガティブな話題になりがちなので、今後は書くことはないかなぁ、、と思う。

ネットで話題の事例

アメリカでの出来事の事例。
女子トイレや女子風呂(公衆浴場)に、明らかに男性が利用している。それに気づいた女性は管理者に申出をしたが、その男性はトランスジェンダーで

もっとみる
生物としてのゲイの話1

生物としてのゲイの話1

ゲイ遺伝子は存在しない?

2019年にハーバード大学が、医療機関のデータからヒトのゲノム(遺伝子のすべて)を調べたが、同性愛を示す遺伝子は見つからなかったと発表した。しかし、このニュースがとんだ誤解をうむことになる。

湧く同性愛嫌悪者たち

これを受けて、同性愛嫌悪する人たちの中で、ゲイ遺伝子がないのだから、やはり病気だ!治るものだ!と主張し、差別する輩が出てきてしまったという。日本も例外では

もっとみる
生物としてのゲイの話2

生物としてのゲイの話2

環境要因と遺伝子について

同性愛に限らず、遺伝子と環境要因は関与するといわれているが、実のところよくわかっていない。

例えば、全く同じ遺伝子をもつ一卵性双生児(双子で見た目が同じパターン)が、別々の人間に引き取られて、全く違う環境で育てられたとする。すると、性格や考え方はまったく異なる2人になるので、いわゆる心因性の部分(内向的とか外向的とか)は、環境要因で決まるのではないかというものだ。

もっとみる
ストレート男性のふりをする時

ストレート男性のふりをする時

合コンという苦行

学生のころから、幹事役から参加を頼まれることがあった。僕はわりと見た目が中性的な方で、ごりごりの男性っぽい人が苦手な女性からは、話しやすい印象をもたれやすい。

当たり障りのない会話で、その場を凌ぎ、できれば一次会で帰りたい気持ちを我慢し、二次会まで頑張る。
合コンの雰囲気はつとめて楽しいノリで、でも女性からターゲットにされないように、なんとなーく壁を感じるような、プライベート

もっとみる
イケメン中国人との出会い

イケメン中国人との出会い

20代のころ僕は社会人になり、将来続けられる趣味を探していて、テニスサークルに所属していた。
メンバーは30人ほど、常に活動している人もいれば、たまにしか参加しない人もおり、大学のサークルとさほど変わらない。

高スペックイケメン男子

サークルには、長身178センチのイケメンがいた。彼は中国人、テニスも上手く、それなりの大会に出たこともある実力者だった。そして、サークル内では、役職こそないものの

もっとみる