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歴史から文化さ

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2024年4月の記事一覧

京都人は宇宙人の警戒感

京都人は宇宙人の警戒感

京言葉は回りくどいとされてます。
そのため、京都人は、陰湿とか腹黒いとか言われてしまうのです。

「お忙しいのと違いますの?」
直訳:来るなよ。

「似合いますなぁ」
直訳:恥ずかしい恰好ですね。

「よう勉強してはりますな」
直訳:余計なこと言うな。

京都人はいつまでも日本の中心にいてプライドが高すぎるのが原因とされますが、私は、やむを得ない自分を守る手段だったのかもしれないと考えたりします。

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女神の性差別と神託する階級差別

女神の性差別と神託する階級差別

天照大御神が、女性の神だというのが重要です。
本当か嘘か真実は何か、ではなくて、そういう話で進められてきたというのが重要です。
むしろ、本当は男神なのに、わざわざ女神だと設定したとしたら、それが素晴らしい思想であると思います。

古事記の神話を読んだ方はわかると思いますが、物語は神を描きながらも、人間以上に愚かで私利私欲の暴れまくりです。
そんな神々をなだめながら、その日本固有の神道の頂点におられ

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狼の神性から古代の闇をみる

狼の神性から古代の闇をみる

日本にはかつて狼がいました。
オオカミです。
オオカミの語源は大神(おおかみ)とするように、日本では古くから狼信仰が存在していました。
ヤマトタケルは、狗(ヤマイヌ)に導かれ東征しました。狗とは狼のことです。
日本書紀にも民俗史の中でも、狼の信仰を感じるところがあります。

一方、キリスト教の文化圏では、狼は邪悪な獣として扱われることが多いです。
七つの大罪では、憤怒を象徴する動物です。
人間が狼

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