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ドイツ生活🇩🇪

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ドイツでヴァイオリンを弾きながら日々考えることをまとめたもの
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#ドイツ生活

はじまりのFederweißer

はじまりのFederweißer

昨日(10月3日)はドイツは祝日。ドイツ統一の日で、東西ドイツが一つになったとても歴史的な記念日。
すっかりその祝日のことを忘れていた私は、朝から買い出しに行かねばと近所のスーパーへ歩いて向かっていた。
「今日は静かな朝だなあ。まあ、最近寒いし(10度以下)朝がゆっくりなのかなあ」なんて呑気に歩いてスーパーへ。しかし、電気の付いていないスーパーの店舗といつもならば空いているdm(ドラッグストア)が

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赤と青と

赤と青と

ドイツに戻る直前に、髪の毛を赤く染めた。
イヤリングカラーに鮮やかな赤を入れてもらい、美容師さんのアイデアによって毛先もグラデーションのように赤く染めてもらった。
家族には某漫画の炎のような登場人物の名前を連呼されているけれど、私はとても気に入っている。
美容院に行くのは1年ぶり。冬に帰った時には近所の1000円カット(今は値段の関係でそうは呼ばないと思うけれど)で重たい髪の毛を軽くしてもらったく

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詐欺…そして焦るわたし

詐欺…そして焦るわたし

家族との旅行中に1本のメールが飛び込んできた。
「クレジットカードの利用がありました。」
あれ、と思い自分の行動を振り返ってみるも、明らかに使っていない。ご利用明細の確認はこちらからとご丁寧にリンクが貼り付けてあり、心配性な私はそのリンクへ飛んでしまった。
ここが最大の間違い。

いつも見慣れている銀行・クレジットカード会社のウェブサイトが表示されてログイン、表示された情報を入力していってと進める

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メラトニンのグミ

メラトニンのグミ

どうも最近眠れない。
睡眠の問題は1人暮らしを始めてから頻発しているけれども、今はイレギュラーなことが多すぎて余計に気がかり。そして、日中の眠気がかなり辛い。寝られていなくても日中はアドレナリン全開で動き回れるパターンもあるけれど、今回は昼間の活動量も減少気味になってしまった。
日本に一時帰国をしてからというもの、ぐっと睡眠時間が伸びた。起きられないことの方が圧倒的に増えて、暑さにへとへとになりな

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絵葉書と1枚のチェキ

絵葉書と1枚のチェキ

いつからかは覚えていない。
旅や修業に出かけると、絵葉書を買うようになっている。
その土地の写真や風景画の葉書を1-2枚、多い時は5枚くらい買い求めるようになって、家に帰ってからせっせとその裏に手紙を認めてポストに投函、または郵便局に行って切手を買うまでが、旅と修業。
よくある観光地の写真が印刷されている葉書をあえて選ぶこともあるけれど、私は画家やイラストレーターが書いた葉書を探すことの方が多い。

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大丈夫、帰る場所はここにある

大丈夫、帰る場所はここにある

現在、ヘルシンキ空港。
一時期は何度もここで乗り継ぎをしてEU出入国の審査を受けていたので、慣れている空港の一つです。夏セメスターは金曜日に終わる予定ですが、一足先に一時帰国をすることにしました。
フランクフルトから飛行機で2時間半くらいのヘルシンキ空港。出入国審査の時に、短期間に何度も往復していたことからシェンゲン協定の日数は大丈夫?計算しておいた方が安心かもよ?と親切にアドバイスを審査官にして

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食べる、生きる

食べる、生きる

ドイツに来てから、フルーツを手に取ることが増えました。バナナをストックし、定番のりんご、オレンジやマンダリン(みかん)など、スーパーに買い出しに行った時に一番最初に行くコーナーはフルーツ売り場。スーパーの構造上、一番目につくところにフルーツが山盛り置いてあるので、目がそちらに吸い寄せられ、気がつかないうちにフルーツをまず選ぶのが買い物のルーティンになりました。

これまでの修業旅と称したマスターク

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第3言語でプレゼンテーションをする

第3言語でプレゼンテーションをする

先日、大学の講義内で45-50分ほどプレゼンテーションをしてきました。
2週間前にテーマと日程が発表され、指定された日にちにそれぞれの学生が選んだまたは指定された楽曲についての分析とプレゼンテーションを用意すること。これが教授から学生に課された課題でした。

もちろん、講義はドイツ語。英語も許されてはいますが、教授が話す言語は基本的にドイツ語のみ。また、ドイツ語ネイティブやドイツ語を問題なく話す学

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電車旅が好き

電車旅が好き

もうだいぶ前の話。
春休みを終えて日本から戻り、1日休んだら妹が住むスイスに行く予定でした。
同じ時間軸に戻ってきたよー!と妹と電話をしていたところに、不穏な通知が。Deutsche Bahnがストライキをするとのこと。
1月から何度目になるだろうかというストライキ。そして、私はなぜかストライキの最中に動かなくてはならないことが多く、早い時間帯に動いたり、なんとか動いている電車に飛び乗ったり。毎回

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Carmenを観たらCarmen on Iceを観たくなる

Carmenを観たらCarmen on Iceを観たくなる

この前、フランクフルトに住むヴァイオリンの先輩に教えてもらって駆け込みでチケットを入手して観に行ってきた”Carmen"。
演出が素晴らしいよ〜と教えてもらい、先輩がオーケストラで弾いている日が偶然私も予定のない日で、さらに最後の1席が空いていたので即チケットを購入。1階席の前から11列目。いわゆるS席だけれども、学生は半額になるので迷わずチケットを買いました。全公演のチケットが完売していて、本当

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言葉と、コトバと、ことば

言葉と、コトバと、ことば

ドイツ生活を始めてから1ヶ月が経ちました。
うわあああと頭を抱えることも、異国の地なのにほっとする瞬間があったり、毎日が新しい日々を過ごしています。

私がドイツに来てから使う言語は、母国語の日本語。そして英語とドイツ語。
ドイツ語に関しては絶賛勉強中なので、日常生活で使う比率は英語がほとんどを占めています。私が通う、フランクフルトの音楽大学はドイツの中でも必修授業を大学院生にも多く課すことで有名

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閉ざされた道、開いた道

閉ざされた道、開いた道

ちょっとした報告と個人的なお話。

奨学生に選出していただきました。
Deutschlandstipendiumという大学を通じて全学科の学生の中から選抜される奨学金生の1人として推薦をいただきました。(私の大学は音楽だけではなく、演劇やダンスの学科もあるので、いろんな学科の学生が集まります)
こちらのDeutschlandstipendiumは月々の奨学金で、選出してもらうためには学校からの推薦

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本を買い漁る

本を買い漁る

春休みのうち2週間を日本で過ごし、そして再びドイツに戻ります。
ドイツから日本に持っていったものは必要最低限。家に帰れば多少欠けているものがあっても借りることができたり、ドイツほど制限なく買いに行くことができるので、1つ目のスーツケースの半分にはいつもの化粧品やスキンケア、少しの洋服(1-2着くらいしかない笑)を入れ、反対側に少しだけドイツからのお土産。
2つ目のスーツケースは全く荷物を入れず、す

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少しだけ戻ります

少しだけ戻ります

久しぶりの長時間フライトをすることにしました。2月末から3月にかけて少しだけ航空券が安くなるので、春休みのうち2週間ほどを日本で過ごします。
正直帰るつもりは全くなくて、友人や教授に「帰らないの!?」と驚かれつつも、年末年始はドイツでやることがあったことや、自分も日本が恋しいという感覚もなく過ごしていました。セメスターを終えて、次のセメスターまでの休暇も新しい曲の譜読みをしたり、勉強をして過ごそう

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