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「LGBTは見るのも嫌」発言で首相秘書官が更迭~リベラル道義と憲法~|Z世代、20歳から見た政治

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「隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。」などと、LGBTや同性カップルに対する差別発言を行った荒井勝喜首相秘書官が、岸田首相により更迭された。

岸田首相はこの発言に対し、「多様性を尊重し、包括的な社会を実現していく内閣の考え方に全くそぐわない。言語道断の発言だ。」「大変深刻に受け止めており、秘書官の職を解くという判断をした。」と述べた。

この発言は、荒井氏が、記者団の非公式オフレコ取材に応じた際の発言だった。

まず第一に非難されるべきは、「オフレコ」として引き出した発言を公にした毎日新聞、そしてその他、一斉に報じたメディア各社であろう。

荒井氏の脇の甘さにも信じられないものがあるが、そもそも、「オフレコ」の発言を公開した記者、メディアがゴミである。

このようなことを平気で行う以上、新聞・テレビなどの ’’オールドメディア’’ が信用を失うのは当然のことだろう。


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さて、本題に移ろう。

「(LGBTの人間が)隣に住んでいたら嫌だ。見るのも嫌だ。」と発言した荒井首相秘書官についてである。

彼の発言は、たしかに褒められたものではないだろう。

いくらオフレコとはいえ、特定の属性の人間を貶すような発言をすることは、褒められた行為ではない。

しかし、これを理由に ’’更迭’’ するというのは、妥当な対応なのだろうか。

これについて、Z世代、20歳の視点から綴ろうと思う。

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荒井秘書官の発言は、’’なんの観点において’’ よろしくなかったのだろうか。

それは、

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