kokko☆ハート・カウンセラー

エッセイスト、ハッピーライフアドバイザー☆書籍『天使が我が家にいるらしい』『親毒―なぜ…

kokko☆ハート・カウンセラー

エッセイスト、ハッピーライフアドバイザー☆書籍『天使が我が家にいるらしい』『親毒―なぜこんなに生きづらいのか』『幸せの探し方』他共著で『24色のエッセイ』『本から生まれたエッセイの本』出版しています。

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ハッピーライフアドバイザー☆ハート・カウンセラーkokkoのプロフィール

現在ハート・カウンセラーkokko(こっこ)の名称で、女性が幸せに生きるヒントを提供するためのさまざまなイベントやサービスを展開中です。 また書籍商業出版もしています…

エッセイ【「普通」ってなによ?】

「ちびくん、一生懸命働いてくれて可愛かったよー!」 近所のコンビニで働いてるママ友にそう声をかけられてびっくりした。「え?お仕事体験でお邪魔した先ってコンビニだ…

文章執筆サロン「ふみサロ」でお世話になっている後藤勇人先生の新刊が出版されました!読みやすくてわかりやすい。頭が柔軟になって「稼ぐ」ことに対する視野が広がる本だと思いました。
一気読みしちゃったので、もう一回落ち着いて読み返します。
https://ameblo.jp/fumi-kokko1103/entry-12857373217.html

エッセイ【だから私は本を読む】

「あなたみたいな子が将来少年鑑別所に入ったりするんだろうね」 そんな言葉を親から言われた子どもはどう生きればいいのだろう? 思い返せば、私はいつも頭も心の中も混…

エッセイ【しゃべれなくても仲良くなれる】

子どもたちを夫に預けてアメリカに行ったことがある。 20数名のよく見知った仲間たちとの団体旅行。成田空港まで見送りに来てくれた夫と別れて乗った飛行機で、みんな仲間…

投稿している記事がいくつかのマガジンに追加してもらっているようで・・・で、初心者すぎて、マガジンって?追加って?え?お知らせ来たけど、え?ってよくわかってなくて。確認してお礼とかまったくできてなくて、こないだからずっとわたし無礼者だったらどうしよう。ごめんなさい。感謝してます!

エッセイ【赤やピンクよりも、青が好き】

「赤いシャツなんか着て、女か?」 小学4年の新学期、クラスメイトの男子が担任に言われた言葉を聞いて、嫌な感じを覚えた。今なら問題発言だ。男の子が赤い服着てたってい…

最新のエッセイはこちらに~!
【ダメ出しされる事 恐れる事がダメな事♪】

https://ameblo.jp/fumi-kokko1103/entry-12856615576.html

エッセイ【ネギ農家のバイト決まりました】

「オレ、こんな田舎にはとてもじゃないけど住めないわ」 神奈川から奈良の寮への引っ越しを手伝ってくれた長男が言う。 その兄の横で、「僕が思っていたほど田舎じゃないよ…

エッセイ【専業主夫の手作りアップルパイ】

「オーロラちゃんパパお手製アップルパイ、美味しかったよ!ごちそうさま」 仕事の休み時間に開いた携帯に、ママ友からメールが入っていた。アップルパイ、ほんとに作って…

エッセイ【私だって、捨てたもんじゃない】

バカでのろまで泣き虫。なんでもすぐあきらめて辞めちゃう……どうせ私はダメな子だから。 小学生の頃、自分のことをそう思っていた。自信なんて持てたこともない。小学1年…

エッセイ【カタカナだらけで何言ってるかわからない】

アートとサイエンスのバランス、正解のコモディティ化、アカウンタビリティの格差。カタカナカタカナカタカナ。 これって、なんか娘の高校時代の担任の話を聞いているよう…

エッセイ【このくらいなら自分にも書ける】

高校1年の時、授業中に小説書いてる子が隣の席になった。 「私、これ狙ってんだよね」 そう言って教えてくれたのは、青春小説誌『Cobalt(コバルト)』で募集していたコバ…

エッセイ【なめられっぱなしの私じゃないのよ】

「男の人が出ていかないと、向こうも本気にならないよ。腹が立つだろうけど……」 イジメの問題等を含む学校教育に対する悩みの相談に乗ってくれている方に、母親だけで学…

エッセイ【ママ、もういっかい、さいしょからよんで!!】

子どもは苦手だったし、子育てする自信なんてまったくなかった。 だから、子どもがいる生活、子どもがいる人生なんてチラッとも考えたことがなかった。そんな私のところに…

エッセイ【真夜中の電話】

20数年前。結婚してまだ間もないころの話。 夜11時半過ぎ「そろそろ仕事終わりそう。もう少しで帰るよ」と、夫が職場から電話をくれた。職場から新居まで、通勤用バイクで3…

ハッピーライフアドバイザー☆ハート・カウンセラーkokkoのプロフィール

ハッピーライフアドバイザー☆ハート・カウンセラーkokkoのプロフィール

現在ハート・カウンセラーkokko(こっこ)の名称で、女性が幸せに生きるヒントを提供するためのさまざまなイベントやサービスを展開中です。
また書籍商業出版もしています。

★プロフィール

2男1女(長男・長女・次男)の3人の母です。
2024年3月次男高校卒業と同時に子育ても卒業しました!

2009年7月にアメブロにてブログ開設。
当時小学生だった長男が、学校でのトラブルにより不登校気味に。

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エッセイ【「普通」ってなによ?】

エッセイ【「普通」ってなによ?】

「ちびくん、一生懸命働いてくれて可愛かったよー!」
近所のコンビニで働いてるママ友にそう声をかけられてびっくりした。「え?お仕事体験でお邪魔した先ってコンビニだったの?!」

我が家の末っ子はお腹にいた頃からウルトラマイペースで、いろいろとゆっくり成長する子だった。おしゃべりしはじめたのも遅い、お友達と遊ぶ約束もできない。3,4歳の頃、発達がグレーゾーンで心配だと言われていた。普通このくらいの年齢

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文章執筆サロン「ふみサロ」でお世話になっている後藤勇人先生の新刊が出版されました!読みやすくてわかりやすい。頭が柔軟になって「稼ぐ」ことに対する視野が広がる本だと思いました。
一気読みしちゃったので、もう一回落ち着いて読み返します。
https://ameblo.jp/fumi-kokko1103/entry-12857373217.html

エッセイ【だから私は本を読む】

エッセイ【だから私は本を読む】

「あなたみたいな子が将来少年鑑別所に入ったりするんだろうね」
そんな言葉を親から言われた子どもはどう生きればいいのだろう?

思い返せば、私はいつも頭も心の中も混乱している子どもだった。この『ケーキの切れない非行少年たち』という本に触れた時、そういえば私もケーキを切り分けられない少女だったなと、思い出した。

小学1年の時、数字を1から100まで数えることができなかった。1から10はわかるのにそこ

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エッセイ【しゃべれなくても仲良くなれる】

エッセイ【しゃべれなくても仲良くなれる】

子どもたちを夫に預けてアメリカに行ったことがある。

20数名のよく見知った仲間たちとの団体旅行。成田空港まで見送りに来てくれた夫と別れて乗った飛行機で、みんな仲間と席が隣合っているのに私だけ隣がいない?長時間のフライト中、左隣り窓側に座るのは誰?
ギリギリに機内に乗り込んできた中国人と思われる3人の男の子たち。前の方に2人が座り、ひとりはチケット片手にどんどんこっちにやってきて、あ!と私の隣を指

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投稿している記事がいくつかのマガジンに追加してもらっているようで・・・で、初心者すぎて、マガジンって?追加って?え?お知らせ来たけど、え?ってよくわかってなくて。確認してお礼とかまったくできてなくて、こないだからずっとわたし無礼者だったらどうしよう。ごめんなさい。感謝してます!

エッセイ【赤やピンクよりも、青が好き】

エッセイ【赤やピンクよりも、青が好き】

「赤いシャツなんか着て、女か?」
小学4年の新学期、クラスメイトの男子が担任に言われた言葉を聞いて、嫌な感じを覚えた。今なら問題発言だ。男の子が赤い服着てたっていいじゃん。先生と赤いシャツのAくんの2人を見ながら、青が好きだった数年前の自分を思い出していた。

田舎のおばあちゃんちに行く電車の中で、母に言われ横に立っていた女の人に席を譲った。引っ込み思案で人見知りの私は、知らない人に声をかけるのに

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エッセイ【ネギ農家のバイト決まりました】

エッセイ【ネギ農家のバイト決まりました】

「オレ、こんな田舎にはとてもじゃないけど住めないわ」
神奈川から奈良の寮への引っ越しを手伝ってくれた長男が言う。
その兄の横で、「僕が思っていたほど田舎じゃないよ」と、和歌山県に近い奈良の小さな分校*で高校生活を送ると決めた次男が言う。

できれば田舎に住みたい。のんびりした生活がしたい。そんなことを小さい頃から言っていた。活発に外に出ていくタイプではなく、友達とのつきあいも限られ、休みの日は家か

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エッセイ【専業主夫の手作りアップルパイ】

エッセイ【専業主夫の手作りアップルパイ】

「オーロラちゃんパパお手製アップルパイ、美味しかったよ!ごちそうさま」
仕事の休み時間に開いた携帯に、ママ友からメールが入っていた。アップルパイ、ほんとに作って配ったんだ!!
自転車に2歳の次男と幼稚園生の長女を乗せ、公園でのママ会に夫は手作りのパイ持参で参加したらしい。

子どもたちが幼いころ事情があって、我が家は一時期母である私が正社員で働き、父である夫が専業主夫をしていた。
家事育児そして幼

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エッセイ【私だって、捨てたもんじゃない】

エッセイ【私だって、捨てたもんじゃない】

バカでのろまで泣き虫。なんでもすぐあきらめて辞めちゃう……どうせ私はダメな子だから。
小学生の頃、自分のことをそう思っていた。自信なんて持てたこともない。小学1年の時の担任は、私のことを「知恵遅れ」と親に言ったそうだ。
勉強できなかったし、体育は一番成績が悪い。体育の出来る子がちやほやされ、できない子はいじめられるクラスにいた時は、体操着を見ただけで吐き気がするほどだった。

中学1年の夏、泳力テ

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エッセイ【カタカナだらけで何言ってるかわからない】

エッセイ【カタカナだらけで何言ってるかわからない】

アートとサイエンスのバランス、正解のコモディティ化、アカウンタビリティの格差。カタカナカタカナカタカナ。

これって、なんか娘の高校時代の担任の話を聞いているような……
高校のデザイン科を卒業して現在は社会人として働いている娘に、
「ねえ、アートとサイエンスのバランス。イノベーションのその先、パースペクティブを持たないうんぬんかんぬんで、誰かを思い出さない?」
と聞いてみる。
「おお!N先生だ(笑

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エッセイ【このくらいなら自分にも書ける】

エッセイ【このくらいなら自分にも書ける】

高校1年の時、授業中に小説書いてる子が隣の席になった。
「私、これ狙ってんだよね」
そう言って教えてくれたのは、青春小説誌『Cobalt(コバルト)』で募集していたコバルト・ノベル大賞。
なにこれ?こんなおもしろいのあるの知らなかった。私も小説書きたい。新人賞狙いたい。でも、400字詰め原稿用紙に100枚もの作品仕上げる自信ないなぁ。
「じゃ、ショート・ショート書けば。コバルトでショート・ショート

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エッセイ【なめられっぱなしの私じゃないのよ】

エッセイ【なめられっぱなしの私じゃないのよ】

「男の人が出ていかないと、向こうも本気にならないよ。腹が立つだろうけど……」
イジメの問題等を含む学校教育に対する悩みの相談に乗ってくれている方に、母親だけで学校と対峙するのは難しい、学校側に本気になってもらうには父親が表に出ないと、と言われた。

なんだ、それ?なめられてんのか。

仕事を休んで、主人が校長に話をしに行った。長男が小学校の宿泊行事でつらい目にあってから、ひと月ほど経っていた。

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エッセイ【ママ、もういっかい、さいしょからよんで!!】

エッセイ【ママ、もういっかい、さいしょからよんで!!】

子どもは苦手だったし、子育てする自信なんてまったくなかった。
だから、子どもがいる生活、子どもがいる人生なんてチラッとも考えたことがなかった。そんな私のところに赤ちゃんがやってきた。やってきちゃったなら、受け入れて楽しむしかない。
子どもがいたら一緒にやってみたいことってなんだろう?
自分が幼いころ大好きでいつもひとりで読んでいた絵本。
あのころ、ほんとはお母さんお父さんと一緒に絵本を読みたかった

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エッセイ【真夜中の電話】

エッセイ【真夜中の電話】

20数年前。結婚してまだ間もないころの話。
夜11時半過ぎ「そろそろ仕事終わりそう。もう少しで帰るよ」と、夫が職場から電話をくれた。職場から新居まで、通勤用バイクで30分ちょい。

ところがいつまで待っても帰ってこない。

当時携帯を持っていなかった彼は、いつも帰宅途中のコンビニから電話をくれていたのに、電話もかかってこない。と、深夜1時15分ベルが鳴った。

「遅かったじゃん!!どうしたの?」

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