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#AI

執筆支援AIの「AI BunCho」と「AIのべりすと」、どっちを使うべきか?

執筆支援AIの「AI BunCho」と「AIのべりすと」、どっちを使うべきか?

執筆支援AI「AI BunCho」(サービス開始:2020年5月21日~)がリニューアルされたので、似ているサービスである「AIのべりすと」(サービス開始:2021年7月9日~)と比較してみようと思う。

筆者は「AI BunCho」の開発者の方とTwitter上で交流があるが、なるべく公平な視点で比較するよう努めた(つもり)。

結論から先に言うと、「AI BunCho」は無料版でも生成回数に上

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「Dify」の何が熱いの?

「Dify」の何が熱いの?

すでにDifyの可能性に気づいていらっしゃる方々には釈迦に説法で恐縮ですが、これから試してみようとされている方も結構いらしたのでDifyを使いこなせるようになるのがワクワクする話をできればと_ _
(この記事はぼくなりにかなり噛み砕いて説明したいと思います)

「Dify」のやばさ結論、Difyには信じられないくらい多くの機能が実装されていることです。笑
機能たちをざっくり紹介しながらこの衝撃をお

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生成AI Claude 3 Opus を無料で使う方法ーーChatGPT超えのチャットアプリClaudeを使う裏技

生成AI Claude 3 Opus を無料で使う方法ーーChatGPT超えのチャットアプリClaudeを使う裏技

こんにちは、ノリトです。
ChatGPT使ってますか?

高度な日本語能力を備えた生成AIが登場しました。
Claude 3 Opusです。
ChatGPTと同じ様にチャット型になっています。
ただ、無料で使えるのは、ひとつ能力が低い Claude 3 Sonnet です。

しかし、裏技を使うと、5ドル分だけですが、無料で使うことができます。
この記事では、開発者モードを使って Claude 3

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LLMプロダクト開発者がMac Studioを買ってローカルLLMを触るべき理由

LLMプロダクト開発者がMac Studioを買ってローカルLLMを触るべき理由

もしあなたがLLMを使ったプロダクトを何かしら開発している、もしくは興味があるのなら、メモリを大量に積んだMac Studioの購入を検討すべきです。

対象読者NVIDIAが絶対にいいという人はこの記事の対象読者ではありません。また、用途によって、ローカルマシンによるローカルLLMが向いてる・向いてないは明確にあるので、向いてない用途にしか使わない人も対象読者ではありません。あしからず。

また

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いちばんやさしいローカル LLM

いちばんやさしいローカル LLM

概要ローカル LLM 初めましての方でも動かせるチュートリアル

最近の公開されている大規模言語モデルの性能向上がすごい

Ollama を使えば簡単に LLM をローカル環境で動かせる

Enchanted や Open WebUI を使えばローカル LLM を ChatGPT を使う感覚で使うことができる

quantkit を使えば簡単に LLM を量子化でき、ローカルでも実行可能なサイズに

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AI時代に起業するということ

AI時代に起業するということ

生成AI以前と以後で、会社のあり方は決定的に変化していくのだと思う。
たとえば、昨日はとある会議で、「この(AI)サービスの原価はいくらか」という議論が沸き起こった。

AIサービスなのだから、AIの利用料くらいしかかからないかというとそうでもない。実際、AIを動かすためにはAIそのものにかかるお金以外の人件費がかかる。誰かに売る人の人件費や、システム開発のための人件費や、サポートのための人件費だ

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Command-R+の衝撃! 100Bモデルで本当にこんなことできんの!?ダウンロードしてローカルで実行可能

Command-R+の衝撃! 100Bモデルで本当にこんなことできんの!?ダウンロードしてローカルで実行可能

Transformerの発明者らが起業したCohereAIがとんでもないモデルを出してきた。この業界では毎週のように「えーー!」ということが起きるのだが、その中でも年に1,2回起きる「えーーーっ」が起きたのでブログでも紹介しておきたい。

Command-R+(おそらくコマンダープラスと読むのが正しい)というモデルは、わずか100Bで、GPT-4,Claude-3並と言われるモデルだ。しかし、それ

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DAINというAIを試してみた話

はじめまして、エンジニアの吉村です。
Daysでは自社サービスの開発や運用の仕事に携わっています。

今日は僕がどんな人なのかを少しでも知ってもらえるように、ものすごく個人的な興味について話していきたいと思います。

突然ですが、皆さんDAIN-Appというものをご存知でしょうか。

少し前に話題になった(僕の中では)ものなのですが、AIを使った動画の中割フレームを補間してくれるソフトです。

D

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AIイラストが理解る!StableDiffusion超入門【2024年最新版】A1111、Forge対応

AIイラストが理解る!StableDiffusion超入門【2024年最新版】A1111、Forge対応

 こんにちは、2022年10月からAIイラストの技術解説記事をweb連載してます、賢木イオです。この記事は、これまでFANBOXで検証してきた120本(約70万文字)を超える記事をもとに、2024年春現在、画像生成を今から最短距離で学ぶための必要情報をまとめたメインコンテンツです。

 これから画像生成を学びたい初心者の方や、手描きイラストにAI技術を取り入れてみたい方が最初に読む記事として、必要

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美大生にとっての生成AIの話

※当記事では生成AIの是非(適法性/違法性)について言及しない。

かつてはコップに入った猫を「猫である」と判断できなかったAIが、本格的に絵という分野に進出してから数年が経った。
初めこそよくわからない抽象画のような風景やラーメンを手づかみで啜る樋口円香を笑っていた私達に、現在の混沌とした状況は想像できただろうか。

よりにもよって、そんな絵という分野の過渡期に美術大学のデザイン科に進学を決めて

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ひたすらAI絵をやってたら絵が描けるようになってた話

ひたすらAI絵をやってたら絵が描けるようになってた話

こんにちは、「機動戦士ガンダム 水星の魔女」が大好きなおじさんです。「水星の魔女が好きすぎて、AI絵をひたすら生成してたらいつの間にか絵が描けるようになっていた」という妙な体験をしたので、それについて記事を書いてみようと思います。具体的にどれくらい?というと、特に練習していないのにこれくらい変わっていました。

 始めにお断りしますが、この記事は、「AI絵をやるのがお絵描き上達への近道だョ!」だと

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bioに「AI学習禁止」と書くのはやめた方がいいと言う話

結論から言うと「絵の無断使用禁止」と書いた方がいいです。
そっちの方が効きます。自己防衛のためなら「AI学習禁止」ではなく「無断使用禁止」です。

なぜなら「AI学習禁止」には意味が無いからです。むしろ悪い効果があります。
嫌がらせをする悪い奴に下に見られ目をつけられるのです。

この記事はAI推進派が書く記事です。記事の中にもAIイラストが多数使用されてるので、AIアレルギーの方はもうここで引き

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驚異の1ビットLLMを試す。果たして本当に学習できるのか?

驚異の1ビットLLMを試す。果たして本当に学習できるのか?

昨日話題になった「BitNet」という1ビットで推論するLLMがどうしても試したくなったので早速試してみた。

BitNetというのは、1ビット(-1,0,1の三状態を持つ)まで情報を削ぎ落とすことで高速に推論するというアルゴリズム。だから正確には0か1かではなく、-1か0か1ということ。

この手法の行き着くところは、GPUが不要になり新しいハードウェアが出現する世界であると予言されている。マジ

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