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空と影 ーはじめまして、編集部ですー

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新米編集部たちが日々のことを綴ります。聞きながら感じ、書きながら考えてゆきたい。
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#文通

れっきき編集部の活動をまとめてみました

れっきき編集部の活動をまとめてみました

列島ききがきノートでは、多くの方々の協力を得て、今年でリリース1周年を迎えました。第1回テコ入れの時期です(笑)。
この節目に、今までどのような企画を出し合い、どんな記事を生み出してきたのかを振り返ってみたいと思います。

1.編集部の構成編集長のほかは大学生メンバーで構成されています。学年は以下の通りです。通っている学部は全員バラバラで、異なる目線からの意見を吸収しやすい環境です。

大学3年生

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06_文通_たわいもない話を。

06_文通_たわいもない話を。

久しぶりに、編集長と高校2年生・道前さんの文通を更新します。(1つ前の更新はこちら)前回の更新から2か月ほどが経ちましたが、ゆるく続けられるのが文通のいいところ。これからも自分たちのペースでやっていきます。

道前さん

こんにちは。お笑い、いいですよね。僕も大好きです。
イヤホンで漫才を聴きながら眠るくらい好きです(笑)。芸人がやっているラジオも好きで、アルコ&ピースのD.C.GARAGEって番

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04文通_よそおいの向こうへ

04文通_よそおいの向こうへ

空さんと谷端さんの文通、第4回目の更新です。(3回目はこちら)
当たり前ってなんでしょう、表現ってなんでしょう。それぞれの街から、季節を感じながらぜひお読みください。

ばたこちゃんへ

5月に入って急にバタバタとしてしまい、少し期間が空いてしまいました。
柳宗悦は私もすごく気になっていた人のひとりだったので、ばたこちゃんとはますます会って話したくなりました!民芸活動やデザイン、まだまだ学びきれて

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01文通_土の匂い、わたしの揺らぎ

01文通_土の匂い、わたしの揺らぎ

コロナ禍になってから、自宅にいる時間も増えることだし…と思ってベランダでガーデニングを始めました。家という変化が少ない空間で過ごすなか、日に日に姿を変える植物は穏やかな刺激をくれます。

今日から始まる文通は、視界の片隅に「自然」を入れて生きてきた2人の学生のやり取りです。ずっとどこかで自然を感じて暮らしてきたから、今の状況になってもあたりまえみたいに土の匂いを感じています。

多くが制限されてい

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05文通_たわいもない話を。

05文通_たわいもない話を。

編集長と、高校2年生・道前さんの文通を更新します。(1つ前の更新はこちら)今回は世の中の話からお笑いのことまで幅広く…。いろんなことを自由に話せるのが文通のいいところ。なんでも話そう。

道前さん

こんにちは。
東京は暖かくなってきたので、最近はベランダのテーブルでお仕事をしています。隣の家の窓が開く音とか、子供が喋る声とか、意外といろんな生活が聞こえてくるんだなぁって。13年住んでいて初めて気

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03文通_よそおいの向こうへ

03文通_よそおいの向こうへ

空さんと谷端さんの文通、第3回です。(2回目はこちら)
嘘のない人生を生きていきたいと思う2人の等身大のやり取り、20代の同世代に読んでほしいです。

ばたこちゃんへ

すこし返事が遅くなってしまいました。
「今はみんなと違う景色を見れている」って言葉。本当にそうだなぁと思いつつ、私はまだ迷ってばかりいるので、盆栽家の仕事に誇りを持っているばたこちゃんがとてもかっこよく見えます。

盆栽の道を決め

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04文通_たわいもない話を。

04文通_たわいもない話を。

編集長と、高校2年生になった道前さんのやり取りは「優しさ」を巡る話へ。(1つ前の更新はこちら)

答えが出ないことをぐるぐると話せることが楽しい。

道前さん

こんにちは、工藤です。
日に日に、予定が延期になったり中止になることが増えて、ちょっぴり疲弊気味です。誰が悪いでもないのに、延期や中止になることに対して謝られたり、謝ったり。少し、だけど着実に心がすり減るコミュニケーションだなぁと感じてい

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02文通_よそおいの向こうへ

02文通_よそおいの向こうへ

空さんと谷端さんの文通、第2弾です。見えないルールのなかで悩む大学生の空さんに対し、「自分を表現できるから」と盆栽園を選んだ理由を伝える谷端さん。きっと二人は会って話したら、もっとたくさん共感するところがあるんだろうな。

ばたこちゃんへ

早速お返事ありがとうございました!
ばたこって呼び捨てするのもなんだか慣れないので、ばたこちゃんって呼ばせてください。

実は大学生になるまで、そらちゃんと呼

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01文通_よそおいの向こうへ

01文通_よそおいの向こうへ

20代の始まりは、突然やってきます。
多くの19歳にとって、それは大学に通う日常に紛れこんでいます。成人式というビッグイベントがあるものの、それが終わってしまえば「大人」としての人生が転がりだすのです。

「大人」が始まったばかりの20代前半は、まだまだ生き方を模索していると思います。今日から始まる文通は、そんな同世代のやり取り。離島でワーホリをしている大学生と、家業の盆栽園で修行を続ける社会人2

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01文通_ハタチになる頃

01文通_ハタチになる頃

リアルに会うことが減ってもお互いを知ることはできる。文通を始めてからそんな気持ちがふつふつとわいてきました。むしろ、聞いている相手の表情を見ながら話す会話と違って、吐き出すように綴る文通では“自分”が淀みなく出てくるのかもしれません。

そんな発見から編集部員にも文通をおすすめしてまわった結果、早速2組目がスタート。大学2年生同士、東京と茨城をつなぐやり取りです。

10代から20代へ移り変わるラ

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03文通_たわいもない話を。

03文通_たわいもない話を。

文通企画も3回目のやり取りとなりました。(2回目はこちら)話は感性をめぐるあれこれについて。閉じられた空間が増えている今、心と身体がうずうずしているのかな。

どんな状況になっても、考えることや文章を書くことは誰にも奪われない。

道前さん

こんにちは、工藤です。
東京では、綺麗だなぁと思う間もなく桜が散りはじめました。
季節を感じる心が鈍っているんですかね。
命を守る緊張感が、感性みたいなもの

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02文通_たわいもない話を。

02文通_たわいもない話を。

編集長と、兵庫在住の道前さんの文通も4月に入りました。話は10代で経験した心の揺れのエピソードへ。(01はこちらからどうぞ)

集まらなくても、会わなくても、お互いをあたため合うことはできるはず。

道前さん

こんにちは。工藤大貴です。
福男選びしている神社も甲子園球場も、両方西宮なんですね!
それだけ聞くとすごく刺激的な場所のように思います。
センバツ、中止残念でしたよね。
なんだか、街のアイ

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01文通_たわいもない話を。

01文通_たわいもない話を。

3月29日現在、東京ではコロナウィルスの影響で外出自粛となっています。つい最近までは思いもしなかったほど、世の中に不安も危険もあふれています。これから世界はどうなっていくのか、少し鬱々となりますが…列島ききがきノートが最初に掲げた「生きるを見つめ直す」というメッセージを改めて追求していきたいと思います。

その1つの模索として文通を始めてみました。やみくもに焦るよりも、「私」を主語にして、文章を楽

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手で書きたい、紙で読みたい。

手で書きたい、紙で読みたい。

こんにちは。編集長の工藤です。
列島ききがきノートでは、全国の聞き書き甲子園OBOGや学生に文章を書いてもらいたいなあという思いがあります。

だけど、記事やエッセイを書くというのは楽しみもあるけど大変さもあって。なかなか書き手は増えていません。

初心にかえって、考えると…。僕らがききがきノートで読みたかった文章は、日本全国で日一日を生きている若いひとたちの“小さな心のうごき”なんじゃないか。

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