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Human Resource Logistics(HRL)

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『 海外事業要員確保は兵站(Logistics)である 』 これは最近私が見つけたメタファーです。 noteでは前向きにLogisticsを進める、特に中堅中小企業の事例をご紹…
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#海外

海外駐在員の処遇は適切ですか?

海外駐在員の処遇は適切ですか?

 海外駐在員の処遇の見直しを検討する企業から助言を求められることが増えています。
 当社が今年2~3月に行なったアンケート調査の結果では、急激な為替変動や物価高騰などの経済環境の変化に伴い、回答企業の43%が直近1年程度で処遇の見直しを行なっており、加えて31%の企業が今後見直しを検討しているという結果となりました。

※アンケート結果はコチラ・・・ 

 今週はこのレポートをご覧になったお客様か

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本を書いてみた(中)

本を書いてみた(中)

 6月28日、初の単著となる『海外事業を加速する 中途採用の成功法則』が発売されることになりました。既にAmazonでは予約販売が始まっていますので、もしよければ表紙だけでもご覧ください。

 前回の「本を書いてみた(上)」では、出版の動機や背景についてお伝えしました。

 ただ実際に出版をしようとすると、その作業は大変なものです。共著での出版経験はあったため、ある程度その大変さは分かっていたつも

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本を書いてみた(上)

本を書いてみた(上)

 6月28日、初の単著となる『海外事業を加速する 中途採用の成功法則』が発売されることになりました。既にAmazonでは予約販売が始まっていますので、もしよければ表紙だけでもご覧ください。

 「大退職時代」と言われるように人材の流動化が加速する中、人材採用は企業(組織)にとっても個々のビジネスパーソンにとっても、一層重要になります。
 新卒で入社した会社で人事課に配属されて以来、33年以上にわた

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未来の雇用者への手紙

未来の雇用者への手紙

Harvard Business Reviewから『Z世代から未来の雇用者への手紙』。
まさに今ビジネス界にデビューしようというZ世代(1990年代中盤〜2000年代終盤生まれの世代)の目線を通して企業のあるべき姿を論じるエッセイです。

生まれた頃からスマホに接し、SNSを通じて自分の考えを発信し他者と繋がることに長けた彼らは、成熟した、しかし先行きの不透明な世界しか知らない世代と言えます。

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責任と権限の所在

責任と権限の所在

週末の日経MJから『サンリオ「第二の創業」へ 〜32歳社長、本気で変える』。

昨年、創業社長である祖父の辻信太郎氏(現会長)から社長職を継いだ孫の辻朋邦氏(32)が取り組む経営改革。同氏は改革の3つの柱をそれぞれ担う執行役員を外部採用しました。

1960年創業の同社はこれまで、ハローキティに代表されるキャラクターを中心に、物販や映像、テーマパーク運営など多角的なビジネスを展開してきました。

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経営現地化は進むのか

経営現地化は進むのか

 今朝(9/16)の日本経済新聞から、『シンガポール、早慶卒もビザ厳格化 邦人駐在員3割減も』。

 海外からホワイトカラー労働者を積極的に受け入れ、産業やビジネスのノウハウを吸収しながら経済発展を遂げてきた新興国も、やがて経済・社会の成熟とともに成長は鈍感し、自国民の雇用を守るため外国人に発給する就労ビザの基準は徐々に厳しくなっていきます。

 記事で取り上げられているシンガポールでも、近年はE

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