メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(346)-(350)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です😆
12月に入ったのはイイですが、何だか暖かい日が多いですね😅
小生は寒いのが苦手なので(暑いのも苦手)、暖冬は歓迎すべきことなのですが、日本から四季がなくなったように思えます...。
四季折々のイベントから「風情」が失われるようで、何だかとても寂しく思うのは小生だけでしょうか?
ご存知の様に、メタル君の「今日の精神医学豆知識!」は、X(旧: twitter)で毎朝8時にアップしております。
X(旧: twitter)民の皆様も、X(旧: twitter)では語りきれなかった【メタルのおまけ】がございますので、ご興味があれば本記事を是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その70)】
【メタルのおまけ】
「路上」は芥川龍之介の未完の作品と言われているよ(前編で終わっている)。この小説では作家希望の女性が精神病院を見学するシーンがあるけど、病院に勤務する精神科医が天才学の泰斗ロンブローゾを引き合いに出し正常と狂気の境ははっきりしない...、と言うよ。ここだけ見ると芥川の精神医学への理解は深い…、と感じる人もいるかもしれないけど精神病院での描写は荒唐無稽で、芥川が少なくとも精神科医療については無知であることがわかるね(興味のある人は是非読んでみてね)。
↓漫画で芥川の名作を読むのもよいかも?
【メタルのおまけ】
漱石はメンタルだけでなく、体の病気でも悩んでいたよ。例えば胃潰瘍で多量の吐血をしたことは有名だし、またあいまい物好きで糖尿病を患っていたことも知られているよ。病気で悩んでいても、あれだけの名作を残せるのはさすが文豪だね。
↓女子高生が夏目漱石に!!?すごい漫画ですね…
【メタルのおまけ】
ちなみに何度目かの自殺未遂の後、精神科病院に入院したよ。そのとき自殺に危険性が高まったため隔離室に入れられたよ。この時の体験が、代表作「人間失格」につながったそうだよ。それにしても太宰は女の敵だね!
↓ホラー漫画家伊藤潤二が描く「人間失格」!怖そうですね…
【メタルのおまけ】
中原中也といえば「汚れちまった悲しみに」が有名だね。繊細、独特な言い回し、リズム感が特徴的な詩が多いかな?ちなみに中也は前述の太宰治と犬猿の仲で、酒席でよく喧嘩をしたそうだよ。中也は太宰を「青サバが空に浮かんだような顔」と言い、太宰は中也を「ナメクジみたいな奴」という仲だったそうだよ(仲...、悪ぅ)。
↓中原中也の実物は可愛らしい感じですが、現代に蘇るとイケメンになるのですね…。
【メタルのおまけ】
北杜夫は躁状態になるとハチャメチャになったよ。借金エピソードだけじゃなく、日本国からの独立を宣言し、自らを「マンボウ・マブゼ共和国主席」と名乗ったそうだよ。ちなみにムツゴロウ王国と一緒に日本から独立することも目論んでいたそうだよ…(すげーわ)。
↓北杜夫、こんな感じのおっちゃんでした。
【メタル君の考察】
今回は「文豪のメンタルヘルス」に関してツイートしたよ!
名だたる文豪たちがメンタルヘスに問題を抱えていたと聞いてみんなも驚いたんじゃないかな?
ちなみに世界の文豪・物書きにも精神疾患を抱えていた…、という人はたくさんいるよ。
それはまたの機会に紹介するね!
これからもマニアックな精神科ネタをじゃんじゃん紹介していくぞ😉
【X(Twitter)】
X(Twitter)もやっています!宜しけば、絡んでくださいな☺️
【こちらもおすすめ】
記事作成のために、書籍や論文を購入しております。 これからもより良い記事を執筆するために、サポート頂ければ幸いです☺️