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アート 音楽 アニメ 写真 ファッション 建築 インテリア 映画 おやつ 猫 ˚* ੈ✩

記事一覧

展覧会『髙田賢三 夢をかける』 描いて 掛けて 翔けた ひと。

会期終了が迫っている、髙田賢三の回顧展へ行ってきた。 オペラシティに行くのは、去年の川内倫子展以来かぁと思ったら、それは一昨年だった。 もう2年も経ったのか…と、…

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3週間前
6

『葬送のフリーレン』 オーケストラコンサート@パシフィコ横浜 8.21

フリーレンのオケコンに行ってきた。 正直なところ、家を出る前は行くのがちょっと面倒になっていた。でも、行けば感動必至なことも分かっていて、そしてやっぱり、私は泣…

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1か月前
11

映画 「ルックバック」 − この映画を作ってくれた全ての方に、感謝と拍手喝采を −

たった58分の上映時間。 その時間の中で私は、一体どれだけ泣いたのだろう。 1回目鑑賞 6月28日(金) 小松駅へ向かう始発の「かがやき」の中、外の雨を眺めながら、ふ…

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2か月前
7

ミヒャエル・エンデ 『モモ』 読了! 旅の偶然は必然か?

5/12から読み始めて、約1ヶ月半。 旅先の金沢で、モモを読み終わった。 私のモモは愛蔵版。重たいし、嵩張る。 1泊2日の旅に、わざわざ持って行くのはどーなの?と思ったが…

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3か月前
1

美術展「民藝 MINGEI」 −友と過ごす最後の時間−

行くか否か、正直、決めあぐねていた民藝展。 "民藝"は好きだ。 ただ、2022年に「民藝の100年展@東近美」、2023年に「柚木沙弥郎展@日本民藝館」と続いていたから、民藝…

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3か月前
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美術展_フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」

両手を広げて、目の前の色彩にダイブしたい そんな衝動が幾度も湧き上がった展覧会 訪れたのは、春霞前の快晴だった。 はじめましての、茅ヶ崎市美術館。 フランシス真…

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4か月前
11

SPECIAL OTHERSライブ@日比谷野音 2024.05.19

久々に行った、スペアザのライブ。 「5月×野音×スペアザ」なんて、「最高」であることはライブが発表された時点で確定している。あとは「最高」の後ろに「!」がどれだ…

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4か月前
2

美術展『マティス 自由なフォルム』 -よろこびのイロ、たゆたうカタチ-

大好きな場所/国立新美術館で、 大好きな画家/アンリ・マティスの展覧会。 晩年の新境地「切り紙絵」に焦点をあてた本展の開催、コロナで延期が発表されたその日から、…

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4か月前
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ミヒャエル・エンデ 『モモ』 との出会いと不思議な出来事

昨夜、そういえば!と思い出して聴いた、101分目からの100分de名著。 (「名著」と打ちたいのに何度も「銘茶」になった笑) アーカイブ配信ギリギリ滑り込みセーフ。 およ…

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4か月前
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「夏目友人帳」 劇伴コンサート 〜いとうるわしき夢より〜

アニメ「夏目友人帳」の15周年を記念した劇伴コンサートに行ってから、今日でちょうど一週間が経った。 カメラ日和の晴天で、散歩には不向きな強風の横浜だったけど、久々…

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6か月前
2

映画『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』 🏐猫の日の前日に🐈

生きている間に叶えたいことが、また一つ叶った。 ものすごく、ものすごーーーく楽しみにしていた、ゴミ捨て場の決戦。 リアルタイムで新作を観ることができるのは、本当に…

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7か月前
1

進撃の巨人10th ANNIVERSARYイベント「ATTACK FES」

”生きている間にこれだけは叶えたい” そう強く思っている物事は少ないが、そのうちの一つが、「進撃の巨人」のアニメを完結まで見届けること、だった。 昨年、無事にそ…

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8か月前
3

美術展『キュビスム展 美の革命』 -出会いと試行の光輝-

いつの間にか、感傷的になるのが得意になってしまった。 でも、それは時に心地が良かったり、溜まった毒素を排出するための浄化作用にもなったりして、割と嫌いじゃなかっ…

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9か月前
7

美術展『倉俣史朗のデザインー記憶のなかの小宇宙』 -夢 : 浮遊 : 光 : 言の葉-

アクリルが好き ガラスが好き 透明が好き 色が好き ◇ 光が好き 影が好き 夢想が好き 創造が好き 「好き」がいくつか引っ掛かるひとにとっては、きっと、どストラ…

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10か月前
6

美術展『生誕120年 棟方志功展』 -生命力×装飾力-

興奮冷めやらん。 会場をあとにしてからも、身体が はふはふ していた。 アホ毛も逃さず頭の天辺からつま先まで、全身で棟方志功を浴びた。 “ 迸るエネルギー ” この言…

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10か月前
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美術展 『横尾忠則 寒山百得』 -風狂に!自由に!-

秋晴れの上野公園。 トーハク本館や表慶館の威風堂々とした佇まいは、いつ何時見てもカッコイイが、やはり青空を背景にした姿が一番好きだ。 この表慶館で開催中の展覧会…

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11か月前
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展覧会『髙田賢三  夢をかける』 描いて 掛けて 翔けた ひと。

展覧会『髙田賢三 夢をかける』 描いて 掛けて 翔けた ひと。

会期終了が迫っている、髙田賢三の回顧展へ行ってきた。
オペラシティに行くのは、去年の川内倫子展以来かぁと思ったら、それは一昨年だった。
もう2年も経ったのか…と、ちょっとガクブル。

KENZOは、民族衣装っぽいテイストや、刺繍、色の組み合わせが好きなブランドだった。と言っても、多くを語れるほど詳しくはなく、古着を1着持っているだけ。
でも、なんか可愛いのないかな〜って古着を探しているとき、KEN

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『葬送のフリーレン』 オーケストラコンサート@パシフィコ横浜 8.21

『葬送のフリーレン』 オーケストラコンサート@パシフィコ横浜 8.21

フリーレンのオケコンに行ってきた。
正直なところ、家を出る前は行くのがちょっと面倒になっていた。でも、行けば感動必至なことも分かっていて、そしてやっぱり、私は泣いた。

1曲目はもちろん「Journey of a Lifetime」.
作品のメインテーマ曲であり、サントラの1曲目でもある。

ステージにはスクリーンが吊るされていて、楽曲に合わせて編集されたアニメ映像が流れた。
「Journey o

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映画 「ルックバック」 − この映画を作ってくれた全ての方に、感謝と拍手喝采を −

映画 「ルックバック」 − この映画を作ってくれた全ての方に、感謝と拍手喝采を −

たった58分の上映時間。
その時間の中で私は、一体どれだけ泣いたのだろう。

1回目鑑賞

6月28日(金)
小松駅へ向かう始発の「かがやき」の中、外の雨を眺めながら、ふと、「金沢で降りて、ルックバック観ちゃう?」と思い立った。
まさか、初めて旅する石川県(しかも金沢)で、到着早々に映画館へ行くことになるとは思っていなかったし、公開初日の朝いちで観るなんて、予定外にも程がありすぎて、ワクワクした。

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ミヒャエル・エンデ 『モモ』 読了! 旅の偶然は必然か?

ミヒャエル・エンデ 『モモ』 読了! 旅の偶然は必然か?

5/12から読み始めて、約1ヶ月半。
旅先の金沢で、モモを読み終わった。
私のモモは愛蔵版。重たいし、嵩張る。
1泊2日の旅に、わざわざ持って行くのはどーなの?と思ったが、残り50ページほど。
金沢で読み終えるのもいいなぁと、思ってしまった。

••• モモとの出会いについてはコチラ •••

旅行1日目の夜、寝る前に少し読むことに。
続きは18章から。
そのタイトルを見てドキッとした。
「まえば

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美術展「民藝 MINGEI」 −友と過ごす最後の時間−

美術展「民藝 MINGEI」 −友と過ごす最後の時間−

行くか否か、正直、決めあぐねていた民藝展。
"民藝"は好きだ。
ただ、2022年に「民藝の100年展@東近美」、2023年に「柚木沙弥郎展@日本民藝館」と続いていたから、民藝は好きだけど、まだそんなにお腹減ってない・・・みたいな感覚でいた。

「気が向いたら行こう」くらいに思っていた私の背を押したのは、長年一緒に過ごしてきた旅の友だった。
友との今生の別れが決まった途端、急激に寂しさがやって来た。

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美術展_フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」

美術展_フランシス真悟「Exploring Color and Space-色と空間を冒険する」

両手を広げて、目の前の色彩にダイブしたい

そんな衝動が幾度も湧き上がった展覧会

訪れたのは、春霞前の快晴だった。
はじめましての、茅ヶ崎市美術館。

フランシス真悟さんのことは、この展覧会で初めて知った。
別の美術館で、チラシコーナーを横目に通り過ぎようとしたとき、本展のチラシが一瞬だけ視界に入った。そのまま帰ろうかとも思ったが、“気になった感覚”が気になり、戻ってチラシを手にしたのがきっかけ

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SPECIAL OTHERSライブ@日比谷野音 2024.05.19

SPECIAL OTHERSライブ@日比谷野音 2024.05.19

久々に行った、スペアザのライブ。
「5月×野音×スペアザ」なんて、「最高」であることはライブが発表された時点で確定している。あとは「最高」の後ろに「!」がどれだけ沢山つくか、くらい期待して全く問題のない、相性抜群の組み合わせ。
結論から言って、これ以上ないんじゃないかと思うほど、最高潮に楽しくて、「幸せ」までも感じたライブだった。

セットリストはまるでフェスのようで、代表曲づくし!
入場口周辺は

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美術展『マティス 自由なフォルム』 -よろこびのイロ、たゆたうカタチ-

美術展『マティス 自由なフォルム』 -よろこびのイロ、たゆたうカタチ-

大好きな場所/国立新美術館で、
大好きな画家/アンリ・マティスの展覧会。

晩年の新境地「切り紙絵」に焦点をあてた本展の開催、コロナで延期が発表されたその日から、ずっと、ずっと心待ちにしていた。
色彩と造形が織りなす、溢れんばかりの生命力に、こちらの心は感動の波に…のまれると言うより、一緒にぷかぷか浮遊するような心地良さと、嬉しい気持ちに包まれた☆彡

今回の展覧会を通して、一番感じたこと。
それ

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ミヒャエル・エンデ 『モモ』 との出会いと不思議な出来事

ミヒャエル・エンデ 『モモ』 との出会いと不思議な出来事

昨夜、そういえば!と思い出して聴いた、101分目からの100分de名著。
(「名著」と打ちたいのに何度も「銘茶」になった笑)
アーカイブ配信ギリギリ滑り込みセーフ。
およそ100分という、なかなかに長い時間にも関わらず、あっという間に感じるほど面白く、興味深い内容だった。
中でも、若松英輔さんのお話が特に印象に残っている。

本当に自分に必要なものが何なのか、一度考えた方がいい。それが解れば、人間

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「夏目友人帳」 劇伴コンサート 〜いとうるわしき夢より〜

「夏目友人帳」 劇伴コンサート 〜いとうるわしき夢より〜

アニメ「夏目友人帳」の15周年を記念した劇伴コンサートに行ってから、今日でちょうど一週間が経った。
カメラ日和の晴天で、散歩には不向きな強風の横浜だったけど、久々に訪れた街を歩くのは楽しかった。

コンサート会場は、神奈川県民ホール。
来年、老朽化による休館をするそうで、現在の建物を訪れるのはきっと、今回が最初で最後。モダニズムを感じる外観がなかなかにカッコ良くて、結構好き。直線の建物と丸い街灯の

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映画『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』 🏐猫の日の前日に🐈

映画『劇場版ハイキュー!!ゴミ捨て場の決戦』 🏐猫の日の前日に🐈

生きている間に叶えたいことが、また一つ叶った。
ものすごく、ものすごーーーく楽しみにしていた、ゴミ捨て場の決戦。
リアルタイムで新作を観ることができるのは、本当に嬉しい。
アニメ「ハイキュー!!」は、好きすぎて、今まで何度繰り返し観たことか。
音楽を聴く気分じゃないけど何か <音> が欲しいとき、ラジオのようにハイキュー‼︎を流すこともしばしば。台詞が頭の中に入っていても、観ると楽しいし、胸が熱く

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進撃の巨人10th ANNIVERSARYイベント「ATTACK FES」

進撃の巨人10th ANNIVERSARYイベント「ATTACK FES」

”生きている間にこれだけは叶えたい”
そう強く思っている物事は少ないが、そのうちの一つが、「進撃の巨人」のアニメを完結まで見届けること、だった。

昨年、無事にそれは果たされた。
残酷だったり痛々しい描写が苦手だから、進撃は食わず嫌いしてずっと避けていた。が、どうやら、ただ気持ち悪いだけの作品ではないようだと知り、”試しに”と1話から観始めてからハマるまで、時間はかからなかった。
苦手な描写は、薄

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美術展『キュビスム展 美の革命』 -出会いと試行の光輝-

美術展『キュビスム展 美の革命』 -出会いと試行の光輝-

いつの間にか、感傷的になるのが得意になってしまった。
でも、それは時に心地が良かったり、溜まった毒素を排出するための浄化作用にもなったりして、割と嫌いじゃなかったりする。
「ネプトゥーヌス」を聴きながら電車に揺られ、外の灯りをただじっと眺めていたら、そんなスイッチがついうっかり入ってしまった・・・けど、違うんだ、今日はそんなんじゃないんだ!

ものすごく、いい気分なんだ。
大好きな人たちに、会えた

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美術展『倉俣史朗のデザインー記憶のなかの小宇宙』 -夢 : 浮遊 : 光 : 言の葉-

美術展『倉俣史朗のデザインー記憶のなかの小宇宙』 -夢 : 浮遊 : 光 : 言の葉-

アクリルが好き

ガラスが好き

透明が好き

色が好き



光が好き

影が好き

夢想が好き

創造が好き

「好き」がいくつか引っ掛かるひとにとっては、きっと、どストライク✴︎
たった一つでも何か、良い方への引っ掛かりを感知したなら、その引っ掛かりの源泉に出合いに行ってみるべし!です。

世田谷美術館って、いいですよね。
いつ来ても何度も観ても、建物の美しさについつい足が止まり、入口へ直

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美術展『生誕120年 棟方志功展』 -生命力×装飾力-

美術展『生誕120年 棟方志功展』 -生命力×装飾力-

興奮冷めやらん。
会場をあとにしてからも、身体が はふはふ していた。
アホ毛も逃さず頭の天辺からつま先まで、全身で棟方志功を浴びた。

“ 迸るエネルギー ”

この言葉が、棟方志功よりも似合う人物がいるだろうか。
「版画なのに」と言うと誤解があるかもしれないが、まるで肉筆画・・・いや、むしろ、肉筆画を超越した生命力を感じる・・・ように見えてしまう!
それくらい力強くてしなやかで、躍動感がある。

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美術展 『横尾忠則 寒山百得』 -風狂に!自由に!-

美術展 『横尾忠則 寒山百得』 -風狂に!自由に!-

秋晴れの上野公園。
トーハク本館や表慶館の威風堂々とした佇まいは、いつ何時見てもカッコイイが、やはり青空を背景にした姿が一番好きだ。

この表慶館で開催中の展覧会『横尾忠則 寒山百得』展。
まず、表慶館でやっていることに驚いたが、その意外な組み合わせは直ぐに大きな期待へと変わった。

展覧会のテーマは、日本や中国における伝統的な画題「寒山拾得」。
このテーマ1つで、新作を102点も描いたという。

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