見出し画像

進撃の巨人10th ANNIVERSARYイベント「ATTACK FES」

”生きている間にこれだけは叶えたい”
そう強く思っている物事は少ないが、そのうちの一つが、「進撃の巨人」のアニメを完結まで見届けること、だった。

昨年、無事にそれは果たされた。
残酷だったり痛々しい描写が苦手だから、進撃は食わず嫌いしてずっと避けていた。が、どうやら、ただ気持ち悪いだけの作品ではないようだと知り、”試しに”と1話から観始めてからハマるまで、時間はかからなかった。
苦手な描写は、薄目にしたり目を逸らしたり耐えてでも、「続きを知りたい」という欲の方が圧倒的に上回るほど、話を重ねるごとに熱が高まっていった。
「バラエティ」という文字が「パラディ」に見えたり、ドライヤーの音がエレンの咆哮に聞こえたときもあったっけ。
とにかく毎日観進めて、シーズン3の最終話を観終わったのが、ファイナルシーズンPart1の放送開始直前だった。リアルタイムに追いついた嬉しさとワクワクで「海の向こう側」を観たが、知ってるキャラが誰もいない・・・絵の様子が似ているようで違うような・・・これなんの続き?ホントに進撃の巨人???と混乱したのも何だか懐かしい。

原作は一切読まずに、アニメだけで完走したかったから、漫画が完結してからはとにかく情報遮断に気を配った。YouTubeやSNSは、ネタバレになりそうなものを勝手にオススメしてくるから困る。
そんな数々の罠をかわし続けての完走に、我ながらよく逃げ切った!と思う。


今年はまだ美術館に行っていない。
1月上旬に引いた風邪が地味に長引き、100%確実に完治!後の初めての週末がこのイベントだった。
そしてなんと、イベント後の週明けに今度は発熱…
結果的に不幸中の幸いというか、ピンポイントで奇跡的というか。

進撃の巨人10th ANNIVERSARY「ATTACK FES」
アニメイベントへの参戦は初めてだけど、同じものを好きなひとたちが集まるのは、音楽だってアートだって同じ。
2万人の同士とともに、心臓を捧げてきた。

こんな貴重なイベントに参加できたことはとてもラッキーだけど、幾度も流した涙のいずれもが、喜びや嬉しさという感情ではなく、悲しみや切なさなのは辛かった。
でも、それが進撃の巨人であり、それも魅力だから、深く心に残るんだと思う。
ヒグチアイさんのライブは特に、終始号泣しながら聴いた。
ストレートな歌詞と、伸びやかで力強い歌声と、場内で流れる映像に、泣かずにはいられなかった。
かまってちゃんを生で聴けたのは嬉しかったなぁ。
「僕の戦争」の不穏で狂気的な絶望感たるや・・・
あの世界観の創出、さすがです。

どのアーティストも、ライブで体感できる感動があったけど、どうしてもその時々の物語に気持ちが引っ張られて、複雑な感情がぐるぐるしてしまう。
そんな中で唯一、純粋に楽しめたのがLinked Horizonだった。
Revoさんのユニークな人柄も相まって、最高に盛り上げてくれた。
これぞ進撃!な会場の熱気と一体感も凄かったな。



好きなアニメ作品は?と訊かれたら、進撃の巨人とは答えない。
けれど、今まで観たアニメの中で最も衝撃を受けた作品は、間違いなく進撃の巨人だし、世界中のあらゆる人に観て欲しいと思うし、この先もずっと記憶に残り続けると思う。観た人が、あ〜面白かったとエンタメとして消化してしまうのではなく、現世に・自身に置き換えて、考えてみて欲しい。
それらの感覚は、単純な”好き”とはなんか違うのだ。

ちなみに、大好きな作品の一つである「ハイキュー!!」の映画公開が、いよいよ近づいてきた!
「ハイキュー!!」も、アニメだけでの完走を目指している。
「君に届け」の第3期が今年配信される!
「夏目友人帳」は第7期の制作が決定している(めちゃくちゃ嬉しい!!)けれど、放送は何年後なのだろう・・・。

とりあえずまだ、叶えたいと思えることがあるのは、良いことだ💫


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?