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ディスクレビュー

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2018年4月の記事一覧

星野源 / 夢の外へ ディスクレビュー

星野源 / 夢の外へ ディスクレビュー



「真ん中を行こうとしすぎた」

この作品は星野源3作目のシングルである
資生堂ANESSAのCMソングに起用された事でも有名な一曲だ

この曲の良さはやはりイントロだとおもう
はじまりますよということを抜群の音で知らせてくれている

楽しさの爆発が集約されていて
ここからどう展開して行くのだろうとワクワクさせられる
しかしワクワクしてしまったぶん正直裏切られてしまった

アップテンポに乗り切れ

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Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル) / Both sides now(邦題 青春の光と影)

Joni Mitchell(ジョニ・ミッチェル) / Both sides now(邦題 青春の光と影)



「人間のパワーを感じる」

この作品はジョニ・ミッチェル2作目のオリジナルアルバムである
「Chelsea Morning」や「Both sides ,now」などが収録されている

Chelsea Morningはアコースティックギターと歌が勢いよく前に飛んで行って
良いテンションに包まれた曲である後半に入ってくるコーラスも気持ち良く
朝起きた時に捻くれずただ真っ直ぐに聞けば心地良い一日を始

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ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell) / BLUE ディスクレビュー

ジョニ・ミッチェル(Joni Mitchell) / BLUE ディスクレビュー



「唯一を作り出せる行為」

この作品はジョニ・ミッチェル4作目のオリジナルアルバムである
彼女の初期に作られた最も人気の1枚と言える作品の一つである
「A Case of you」や「California」や「River」が収録されている
アルバムの中でも印象的だった数曲をあげていきたいと思う

まずは「A Case of you」この曲はまずメロディーが気持ちいい
言葉がわからなくても心がキ

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星野源 / 知らない ディスクレビュー

星野源 / 知らない ディスクレビュー



「何にも知らないままでいい」

この作品は星野源4作目のシングルである
2012年では3作目なのでこの年はハイペースでリリースされていたのがわかる

正直一つ前の作品「夢の外へ」があまり良くなかったので
このペースで出して作品のクオリティーがどんなものか心配だった

タイトル曲「知らない」だがはじめに思ったのは音が良いと言うことだった
音はこだわりやクオリティーが一番分かりやすく出るところなの

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星野源 / ギャグ ディスクレビュー

星野源 / ギャグ ディスクレビュー



「笑いながら泣く事ができる一枚」

この作品は星野源5作目のシングルである

タイトル曲「ギャグ」は星野源が声優として参加していた
映画「聖☆おにいさん」の主題歌として書き下ろされた一曲である

まずこの曲はあまり星野源ぽくないなと感じた
アレンジが亀田誠治という事もありポップソングに仕上がっていて
星野源が持っている愚直さが開かれた場所に放り出されていた

驚きはあったがこれはこれで面白いな

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小沢健二 / Life ディスクレビュー

小沢健二 / Life ディスクレビュー



「生きる事への肯定をして喜びが溢れている一枚」

この作品は小沢健二2作目のオリジナルアルバムである

数々の有名な曲が収録されており小沢健二の中で一番売れた作品だ

まず「愛し愛されて生きるのさ」から始まるこの作品だが
この曲でいつかではなくできるだけ早く今聞いて欲しい気持ちが伝わった

光を浴びれる曲だし壁がないということを表現していた
そのおかげか途中で語りが入るのも受け入れることが出来

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星野源 / 地獄でなぜ悪い ディスクレビュー

星野源 / 地獄でなぜ悪い ディスクレビュー



「コントロールできる頭の中は天国にすれば良い」

この作品は星野源6作目のシングルである
この曲は彼自身も出演する映画「地獄でなぜ悪い」の
主題歌として書き下ろされた一曲である

表題曲一曲とその曲のカラオケが収録されているだけのシンプルな一枚である
「地獄でなぜ悪い」は最高にネガティブで最高にポジティブな曲である

一見開き直りに感じるかもしれないが覚悟とも思える歌詞で
ただ悲しむのではなく

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星野源 / Stranger ディスクレビュー

星野源 / Stranger ディスクレビュー



「生まれ変わりがあるのなら人は歌なんて歌わないさ」

この作品は星野源3作目のオリジナルアルバムである
シングル曲は「夢の外へ」「フィルム」「知らない」の3曲が収録されている

この中では「知らない」がアルバムの雰囲気に1番あっていて
いい役割を果たしていたと思う他のシングル曲は良い感じでキラキラしていた

まず1曲目の化物は覚えてしまう曲である
しかも覚えてしまうのが嫌じゃない曲である

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星野源 / YELLOW DANCER ディスクレビュー

星野源 / YELLOW DANCER ディスクレビュー



「生きているという事を大袈裟にせずでも大事にしている」

この作品は星野源4作目のオリジナルアルバムである

「地獄でなぜ悪い」「Crazy Crazy/桜の森」「SUN」
といった4曲のシングルが収録されている
この中だと「SUN」が一番印象深かった

キャッチーの極みというような曲でメロディとノリが心地よく
サビは分かりやすい歌詞で感動しながら踊れる曲である

アレンジは程よく遊んでいてこ

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秦基博 / All Time Best ハタモトヒロ はじめまして盤 ディスクレビュー

秦基博 / All Time Best ハタモトヒロ はじめまして盤 ディスクレビュー



「ベストだけどまだまだベストじゃない」

この作品は秦基博3作目のベストアルバムである
通常盤初回盤はじめまして盤と3形態で発売された

今回は手に取りやすいはじめまして盤について書きたいと思う
この形態ではシングル曲を筆頭にカバー曲なども収録されている

一曲目の「ひまわりの約束」はご存知の通り優しさが溢れていて素敵な曲だ
ドラえもんの映画でテーマ曲に使われたこともあり
この曲で彼を知った人

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スピッツ / ハヤブサ ディスクレビュー

スピッツ / ハヤブサ ディスクレビュー



「決して媚びていないバンドだからこそ大衆に届く」

この作品はスピッツ9作目のオリジナルアルバムである

シングル曲は「ホタル」「メモリーズ/放浪カモメはどこまでも」
と言った3曲が収録されている

「メモリーズ」は「メモリーズ・カスタム」となって色々加えられ
新しいバージョンとしてリアレンジされて収録されている

シングル曲の印象は「ホタル」がキャッチーで伝わりやすかった

他の2曲ももちろ

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はっぴいえんど / 風街ろまん ディスクレビュー

はっぴいえんど / 風街ろまん ディスクレビュー



「急かさないし落ち着かせすぎない」

この作品ははっぴいえんど2作目のオリジナルアルバムである
1971年に発売された作品ではあるが今もまだファンが増え続けている一枚である

この作品の中では特に「風をあつめて」はCMで使われたりしているので
今の時代の人たちにも耳馴染みのある曲だと思う

アルバムで「風をあつめて」「暗闇坂むささび変化」「はいからはくち」
この3曲の流れがこの作品の一番頂上へ

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星野源 / SUN ディスクレビュー

星野源 / SUN ディスクレビュー



「5もあれば1もある作品なのに人を選ばない一枚」

この作品は星野源8作目のシングル作品である
タイトル曲はドラマ「心がポキッとね」の主題歌に起用された一曲である

カップリング曲は三曲収録されている
まず一曲目「SUN」はリズムの作り方が緻密で
ドラムとヴォーカルのはめ方がバランス良く組み立てられている

音作りもただ並べただけでなく痛い所と気持ちいい所を行き来するような
遊び心が満載で抜群

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星野源 / 恋 ディスクレビュー

星野源 / 恋 ディスクレビュー



「テレビの神様にも音楽の神様にも微笑んでもらう」

この作品は星野源9作目のシングル作品である
タイトル曲はドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌に使用され
そのドラマで彼自身も準主役を演じた事からヒット作となった

カップリング曲は3曲収録されている
まず一曲目「恋」この曲はやりたい事いっぱいの曲である

ヒットしたのはドラマとあわさって伝わったからだとわかるのだが
全体的にごちゃごちゃし

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