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横書き「生ぐさボウズ」

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丁寧。
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2021年7月の記事一覧

それぞれ

それぞれ

20210421

娘は保育園のお迎えの後、大体30分から1時間くらい、他の子どもたちと遊ぶ。

僕はそこに混じったり、ひとりで体を動かしながら、子どもたちの様子をみてる。

このところ、どことなく楽しくなさそうにしてる彼女の様子をみる機会が増えた。

他の子どもたちと一緒にいながらも、どこか手もち無沙汰にしてる場面をよくみるようになった。

イジメみたいなことはないだろうし、仲良くしてる友だちも

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のらてぃすと

のらてぃすと

20210419

「生きることをためらわない術」と掲げて半年ほど経つ。自分で書いておいて何だけど、果たして何なのかは自分でもよくわかっていない。

これまた自分で勝手につくった肩書き「nora-art-ist:のらてぃすと」ってのも、まだまだ全貌はわからない。

ああでもないこうでもないと、この身で応答しながら、育てていこうとしてる。

とりあえずの当たりをつけているのは、「生きることをためらわ

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フワッと死ぬ(スピッツ)

フワッと死ぬ(スピッツ)

20210416

このところ、スピッツにハマっている。

YouTubeのオススメにでてきて、懐かしいなあと思いながら聴いて、リピートしている。

多分、僕が生きていて一番最初に好きになったミュージシャンは、スピッツだったように思う。定期的にブームがきて、くり返し聴いてる。

4,5歳の時に『空も飛べるはず』や『ロビンソン』を歌っていた。

「THE夜もヒッパレ」っていう歌番組だったかを、親がカ

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おばけかナニカ

おばけかナニカ

20210414

ラップのリリック、詩を手書きするって習慣をやめてみた。

訓練、制作すること自体を楽しめない感じがして、このところ億劫になっていた。それで一旦休憩にした。

その代わりとは言ってはなんだけど、舞踏の稽古法の様子を撮影してみた。

その稽古自体は、ここ1ヶ月ほどだろうか、毎朝やっているので特別新しい習慣ではない。

ただそれを撮影してその様子をみる、ってのをやりはじめてみた(その

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生きる質感

生きる質感

20210410

「ういの夢は植物屋さんと(『魔女の宅急便』の)キキになることなの!」と娘が言いはじめた。

キキになるってのは昔から言っていたけれど、植物屋さんが加わった。

このところ、娘は毎日のように、植物を育てる動画をyoutubeをみて、家にある植物に触れている。

動画の中での進行役が、パンダのぬいぐるみってのがとても大きいのだとは思うけれど、随分と気に入っている。

それで、自分も

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筆で書く

筆で書く

20210408

このところ、書がまた楽しくなった。

臨書ではなくって、フリースタイルのような形で書いている書の、取り組む感じが変わってきた。

目を瞑って、筆と紙が触れる感覚をただ味わう。

それが随分と気持ちがいい。

書く言葉、文字はすでに頭にある。幼い頃から受けてきた教育の賜物として、特別難しく考えなくても、こう書けばいいっていう書き順と形。

それを目を瞑って、一画ごとに分解していく

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親子

親子

20210405

自分の中で抱えてる、向き合ってる問題群は、親からきてるなとしみじみ思う。

きてるというか、親との関係を通して我が身に燻っていたものというか。

うつ病だった父親。

うつ病になるまで働かなければいけなかった父親の身体。

うつ病で寝てた父親を許せず、怒鳴っていた母親。

隣にいる人がしんどいってことが受け容れられない身体。隣の人の身体よりも、社会的な都合を優先させようとした母

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家事

家事

20210402

親子で瞑想をやりにきてくださってる方がいて、お二人と話をする機会があった。

娘さんが先にきてくださり、ご自身で習慣として瞑想に取り組んでいた。その影響をうけてか、後からお母さんもきてご一緒した。

「瞑想してて、気持ちいいんですけど、自分で何が変わったとかよくわからないんですよねえ」と娘さんが笑って言う。

「瞑想をするようになってやさしくなったよ」とお母さん。

瞑想に取り

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生ぐさボウズ

生ぐさボウズ

20210331

事実を、淡々と、書く。

僕がやってる、およそ1000字程度の文章ってのはそういうことだなと、急にそんな感慨がやってくる。

読んでくださってる人は、何を小難しいことを日々書いているいるのだろうとか、思ってくれる方もいるのかもしれない。

ただ、自分の中での意識上の操作は、事実を書く以外にやっていない。やれていない。

小難しく見えるのであれば、それは僕の事実の捌き方、その所作

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寿留女

寿留女

20210327

最上和子さんの、舞踏の稽古の真似事を、このところやってみてる。

真似といっても、直接体験したことがあるわけじゃない。
押井学・最上和子『身体のリアル』に書いてあることと、ワークショップを紹介したブログの内容を、見よう見まねならぬ、言葉から真似してみてる。

とりあえず、30分の床稽古を、折をみてはやっている。

10分横になり、10分かけて立ち上がり、10分かけて歩く(本当は

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生まれ直す

生まれ直す

20210324

先日、娘がうまれた助産所に行った。

お久しぶりな面々と話をしているうちに、娘が生まれた時に、僕は泣いていたことを思い出した。

助産師さんが忙しなく動く中、お布団に横になった妻が、娘を産んだ。

その隣で、僕はただ泣きながら、いた。マジで何の役に立つこともなく、いただけだった。

妻が、娘を無事出産してくれたのは、朝4時くらいで、夜中の12時くらいから本格的な陣痛がはじまった

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