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横書き「生ぐさボウズ」

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2020年9月の記事一覧

自己責任

自己責任

20200715

【自己責任】について考える。

自己責任ってことが、骨身にしみてる人は、相手に自己責任なんて言わない。というか言えない。んだと思う。

どこかのだれかに悲しいできごとがおこった時、「あれは自業自得だ、自己責任だ」って言う人は、「自分自身の問題は個人の中で解決するものだ!」という信念を持っているってことかなと思う。

自己責任が骨身にしみてる人は、「あれは

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書の奇跡

書の奇跡

20200709

書。

結果としてできた物質に満足いかないのは、まあ下手なんだろうな。

意味の側でとどまってしまっているというか。意味から離陸できるようなストロークができていない。

うまくなればいいだけ。

欲してるのは、たぶん、技巧的にうまいってことじゃない。

体と筆をはじめとした道具がむきあった動きの軌跡が、なぜか人がみるに値する奇跡。

その入り口は

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プロフェッショナル・ファーザー

プロフェッショナル・ファーザー

20200705

昨日、娘とむきあうのが心底イヤだった。

娘が体調をくずしたので保育園に預けられなかった。

その日の予定していたことができず、娘と一緒にいてそのペースに合わせないといけない。
そう思うと、体がこわばるのを強く感じた。

娘と遊ぶことを楽しみにしている時もある。

そういう時と今回、何が違うだろうと考えた。

単純に、自分の心身が万全かどうか、

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自覚的に死を反転する(荒川修作)

自覚的に死を反転する(荒川修作)

20200701

僕はどうして、人から“恥“と思われる領域に足をふみいれるのを極端におそれていたのか。

端的には“死んでしまう”と思っていたからだと思う。大げさで言ってるつもりはなく。

ここでの“恥”は大多数の人たちに“失敗”と思われることとほぼイコール。

“恥”や“失敗”が、“死”への道筋となるのはなぜか。

この個人的な問題を引きうけて行く先に見えている先人は、荒川修

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前職やめるとき許せなかったこと

前職やめるとき許せなかったこと

20200630

前職やめるとき、腹立たしくて許すことができなかったのが、辞めますと伝えて社長が認めた後、社長からしょーもない嫌がらせをうけたことだった。

その社長自身も、まわりのスタッフに、「イジワルしちゃってさ」とわざわざ言い訳がましく言っていたのも聴いていた。

辞めるに至った経緯は、しょうがないというか、誰が悪いとかではなく、そうなっちゃったと受け入れていた。

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たまにわからなくなる

たまにわからなくなる

20200629

今日、世に放つこと(今であればSNS)、特に言葉について、何がしたかったんだっけ、とわからなくなって、すこし立ち止まっていた。

何かあったはずのものもすぐに忘れてしまう。もしくは別の、頭の欲望にすりかわる。

生きることについての歓び、それにまつわるチャレンジや葛藤、もがき、空回り。

それらを放ちつづける。

わからなくなったことを冷静にみられている実感

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相変わる

相変わる

20200630

娘のういは、ついさっき、やりたい!って言ったことと、今からこれやりたい!ってことが、一瞬で変わる。

それは遊びたい内容だったり、「もうこれで食べるのおしまいよ?」「わかった!」で次の瞬間には「もう一個!」となる。

それの対処として、「約束は守ろう!」とか言いたくなるし、最初の内容でおしきる時もある。

ただ、毎度それに違和感がある。

「ういは、求めるも

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逃げて逃げて逃げて(飴屋法水『ブルーシート』)

逃げて逃げて逃げて(飴屋法水『ブルーシート』)

20200628

飴屋法水『ブルーシート』。
瞑想の技術を伝えるにあたって、瞑想の一側面である、目の前の現実からどう脱出するか。離れるか。顕教。

それをどう名付けようかと考えていて、飴屋法水さんの演劇『ブルーシート』のワンシーンがふっと浮かんだ。 「逃げて!逃げて!」と、ランニング・マンのダンスをしながら、叫ぶ(三代目ではない)。 名づけるうえで指し示したいこと

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変わらない考え変わる行動

変わらない考え変わる行動

20200627

今日昔のメモを思い返していたら、今考えてることと、おもしろいほどに変わっていなかった。

僕は毎日、日記まがいなメモを書いてる。
たしか二十歳、2010年頃からつづけている。
いまはiPhoneのメモに書くようになった。アプリに残っているのは2015年ごろのもの。

興味のある対象というかメディア自体は変わった。

大きく変わったことがあるとしたら、無意識に望んて

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お金を介して対等

お金を介して対等

20200627

妻があるサービスをうけて、すごくガッカリしたようだった。

お相手はベテランの方。きっとこれまで、そのやり方で、うまくやってこられたのだと思う。ただ、あすかにはあわなかった。

提供する側、される側どちらにも非はない。

ただ相性ってものがある。
それで、ふと、サービスの提供の直前に、 「本当にサービス受けられますか?もしこのタイミングまでて

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地域はおこさない新しい町をつくる

地域はおこさない新しい町をつくる

20200626

田舎に移住して生活してると【地域おこし】みたいなことが、ふっと頭をよぎることがある。
そのとき本当に【地域おこし】をやりたかったらどうするかなあと考えて、自分の暫定の結論3つ。

1.まずとりあえず、って感じで集まらない
2.地域はおこさない、そのかわりに、新しい町をつくる
3.2を勝手にやりたい奴が現れない限りどうしようもない(自分がそうなるしかない)

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子育てパパの愚痴

子育てパパの愚痴

20200625

育児、運転免許くらい割と誰でもな難易度になりませんか...

コレ体感だと伝説のポケモンとバチバチにやれるくらいのパーティ必要...核家族内で...2〜30代で...

ネテロさん、音置き去りにしたの50でしょ... 我が子の泣き声、全然置き去りにできないんですけど!!!
いや、ありがたいんですよ!いろんな学びがあって!実際かわいいし!

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自分から自分へのプレゼント

自分から自分へのプレゼント

20200624

人はされたことしか、人にできないと思う。

生まれながらに自然にできてるやつなんてのはほとんどいなくて、生まれ育った環境によるのがほとんどじゃないかな。

giveかtakeか、みたいな流行りで(もう古い?)、giveが尊いんだっていうのは、わかる。すごく。

ただ、それをとにかく実践すればいい、っていいったところで、今までできてなくて、急にはて

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現実を書き換えることば(中谷礼仁『セヴェラルネス』)

現実を書き換えることば(中谷礼仁『セヴェラルネス』)

20200623

瞑想の、すくなくとも顕教的な側面(マインドフルネスとか)を、科学として言葉にするうえでわかりよくするために、専門用語の比喩や言い換えをかきとめはじめた。抽象度をあげたりさげたり。

それで「情報空間の移動」の時の、“現実”って何って言えるだろうって考えてて、ふと、大学時代の先生の本、中谷礼仁『セヴェラルネス』がうかんだ。特に、青い表紙で旧版の、最後の章。

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