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〜ショートショート物語(第2夜)〜
数年ほど勤めた会社を辞めて実家に戻ってきたのは、桜も散り葉桜が生い茂る初夏の時期
鋭くもそれほどキツくない午後の日差しに目を細めつつ、数年ぶりに帰ってきた実家の玄関の前に佇む。
ふと、玄関の横にある小窓(丁度トイレがある位置)に目をやる。擦りガラスで中は見えないが、窓際に置かれたトイレットペーパと思わしき影、と丸い塊。
怪訝に思うと同時に玄関のドアが開かれた。中から出迎えたのはこの家の住人であ
「癒しの洗濯機」〜ショートショート物語1〜
自宅のドアを開け、そのままリビングにドタドタと雪崩れ込む様に入る私
肩に掛けていたカバンと、いつもより早く帰宅した事で購入することができた、近所のスーパーの弁当(半額)をテーブルに置くと、そのまま床にドッカリすわり壁にもたれかかる。
深く大きな長いため息一つ。
カバンからは時折スマホの通知音が鳴るも、目線はずっと反対側の壁を見つめたまま。
いろいろな事が頭をよぎる。どれも取り留めなく、しかしど