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技術関係

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PCとかの技術的なまとめ
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#フォント

【有料フォント】線に美しくフィットするフォントを作りました[おまけもあるよ]

【有料フォント】線に美しくフィットするフォントを作りました[おまけもあるよ]

こんなフォントを作りました。
このnoteではフォントデータをダウンロードすることができます。(すみません、有料です)
※2020/6/12 おまけイラストのjpg・pngデータを追加しました。

ご注意ください:このフォントは通常のインストールフォントではなく、aiでできたパスの素材データとなります。Illustratorが使用できる方を前提としたフォントですのでご注意ください。

よくロゴを作

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見やすさと印象が大きく変わる!“字面”を知って最適なフォントを選ぼう

見やすさと印象が大きく変わる!“字面”を知って最適なフォントを選ぼう

いきなりですが、下の2つの文章は何が違うかわかりますか?

上の例では、仮名の「字面」が違っています。
字面とは、文字が配置される枠の中における、実際の文字の大きさです。

字面は主に「文字の見やすさ」と「文章の印象」に影響を与えるので、フォントを選ぶ時に字面を意識することで、読み手のシチュエーションや与えたいイメージに適したフォントを選べるようになります。

本記事では、文字の見やすさやデザイン

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Std、Pro、Pr6、Nってなに?意味を知って賢くフォントを選ぶ!フォント名による違いと使い分け徹底解説

Std、Pro、Pr6、Nってなに?意味を知って賢くフォントを選ぶ!フォント名による違いと使い分け徹底解説

みなさんはフォントを選ぶときにこんな経験をしたことはありませんか?

「同じフォント名なのに、Std・Pro・ProN・Pr6Nなどの文字が付いている…これってなにが違うの?どんな意味があるの?どれを選べばいいの?」

じつはこのStdやProNなどは、フォントに含まれている文字の量や種類を表しているんです。

この違いを知ることで、「いざという時に文字が出なくて困った」、「フォントを変えたら文字

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【note開設2周年特別企画】欧文フォントは簡単につくれるの?  7時間でフォントを作ってみてわかったこと。

【note開設2周年特別企画】欧文フォントは簡単につくれるの? 7時間でフォントを作ってみてわかったこと。

2020年8⽉から数々のフォントにまつわる記事を投稿してきたモリサワnote編集部は、おかげさまで開設2周年を迎えました!

今回は特別記念企画として、欧文フォント制作の舞台裏やこだわりをワークショップレポートとインタビューの両面から、わかりやすくご紹介したいと思います。モリサワが大切にしている「使う人の目線で、書体をつくる。」というものづくりの姿勢は、和文フォントだけでなく欧文フォント開発にも受

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ゼロから学ぶ「フォントのしくみ」②:文字のかたちに関わる用語「字形と字体/正字と異体字」

ゼロから学ぶ「フォントのしくみ」②:文字のかたちに関わる用語「字形と字体/正字と異体字」

フォント開発のエキスパート「ぬし」のもとに配属された、新入社員のケンさん。フォントをしっかり理解するには、まず「文字とはどういうものか」から学ぶべし! と、ぬしの研修がスタートしました。

ゼロから学ぶ「フォントのしくみ」第2回では、文字の“かたち”に関わる基本的な用語について考えます。

文字のかたちを示す言葉/字形と字体ケン フォントの解説を読んでいると知らない用語が結構あって……いつも雰囲気

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「読みやすさ」ってなんだろう? 一人一人の見え方を探る、インクルーシブデザインフォントの試み

「読みやすさ」ってなんだろう? 一人一人の見え方を探る、インクルーシブデザインフォントの試み

フォントワークスでは、2023年3月から「インクルーシブデザインフォント(IDフォント)」の提供を開始しました。

高齢者・視覚障がい者(弱視)向けフォント 『インクルーシブデザインフォント(IDフォント)』開発・提供開始のご案内 | Fontworks

「インクルーシブデザイン」とは、高齢者、障害者、外国人など、従来デザインプロセスや製品・サービスのユーザーから除外されてきた多様な人々を、デザ

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ゼロから学ぶ「フォントのしくみ」①:言語とスクリプトの関係/繁体字・簡体字・日本の漢字(かんじ)

ゼロから学ぶ「フォントのしくみ」①:言語とスクリプトの関係/繁体字・簡体字・日本の漢字(かんじ)

—— フォントを正確に理解するためには『文字』『デザイン』『ソフトウェア』の3方向から理解する必要がある ——

これはフォントワークスで20年以上、フォントやソフトウェアの開発に関わってきたエキスパート、通称「ぬし」が新入社員の勉強会で最初に伝える言葉です。
フォントを開発・提供するメーカーである私たちは、デザインされた形をパッケージするだけでなく、文字の役割や機能を理解し、使いやすく美しい文字

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手書きフォント「左利きの彼女」を作ったので作り方も公開します。

手書きフォント「左利きの彼女」を作ったので作り方も公開します。

少し加筆・修正しました。(2023/5/5)

こんにちは、しぶみゃむと申します。
このたび手書きフォント「左利きの彼女」をリリースいたしました。
ダウンロードはこちら↓

このnoteでは作り方を書いていこうと思います。

これからフォント作りを始めたい方の参考になれば幸いですし、
もっと効率的なやり方があればぜひ教えてください。

ふとフォントを作ろうと思った2022年1月、正月休み。
漠然と

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フォントの教科書 ~書体選びの基本とデザインのしくみ~

フォントの教科書 ~書体選びの基本とデザインのしくみ~

モリサワでは、MORISAWA PASSPORTユーザ様に向け「FONT COLLEGE」を不定期で開催しています。

2021年11月30日(火)にオンラインでの開催となったVol.8の講師は、アートディレクターであり大学教員でもある大里浩二さんと、グラフィックデザイナーでありライターでもある伊達千代さん。現代のフォントを取り巻く事情を多様な角度から知るお二人を迎え、デザインの対象が印刷物からW

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デザイン技法基本セット - 文字編

デザイン技法基本セット - 文字編

「デザインとは」の記事は、1思考編、2視点編と書いてきましたが、とうとう今回から技法編に入ります。

デザインを始めたばかりの人は「アイデアや技法(どうすればサマになるか)」を学びがちですが、思考の伴わないデザインはアイデアに振り回されたり、1つ良いデザインができてもそれ以降良いデザインができずその場限りになってしまいます。私も大学生の頃はアイデアに振り回されていて、アウトプットが安定しませんでし

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デザイナーの秘密道具~デザイナー・角田綾佳さんを迎えて~

デザイナーの秘密道具~デザイナー・角田綾佳さんを迎えて~

こんにちは、FONTPLUSです。
FONTPLUSでは毎月第3水曜日に『FONTPLUS DAYセミナー』というオンラインイベントを開催しております。

「FONTPLUS DAYセミナー」とは…
第一線で活躍する著名な書体デザイナー、クリエーターやディレクターをお招きし、書体やタイポグラフィ、デザインなどのビジュアル表現にまつわるテーマで登壇者と参加者が一緒になって学ぶ、WebフォントのFON

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「イラレがよく落ちる😣」への処方箋

「イラレがよく落ちる😣」への処方箋

30-60分ごとに定期的にIllustratorを再起動
落ちる最大の理由がメモリ管理。メモリ解放機能がないIllustratorは作業履歴を延々と貯めていきます。そのため、30-60分ごとに定期的にIllustratorを再起動してクリアするのがオススメ。
「オススメ」というより「必須」レベルです。

※OSの再起動ではなく、Illustratorの再起動です。

ついでに立ち上がって身体を動か

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フォントやロゴの視覚調整をムーから学ぶ

フォントやロゴの視覚調整をムーから学ぶ

フォントの人のフロップデザインです。
8/13のマツコの知らない世界を見ていて思ったのですが、雑誌ムーのロゴは正三角形を並べただけでは無く、視覚調整されたロゴのデザインになっていますね。

つまり三角形を並べただけの状態よりも、キレイに見えるように時間をかけて調整されています。このロゴの格好良さは、ちょっとした気配りから生まれてるんですね。

実際のムーのロゴをトレースするとこんな感じになります。

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ドットフォントを作ろう

ドットフォントを作ろう

ちょっとした気まぐれでドットフォント作ってみました。基本的には四角を並べていくだけなので、はじめてフォントを作る人もドットフォントは向いていると思います。ブロックのように組み立てていく感覚で、楽しく作れます。

これは10×10のグリッドに「は」を描いた例です。一番上と、一番右は開けておきます。そうでないと文字同士がぶつかってしまうので。つまり実質は9×9のグリッドに描いていく感じです。

今回、

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