ベトナムの国内労働市場の動向について⑰バイクタクシー運転手①

ベトナムホーチミンで
2022年7月から働く
バイクタクシーの運転手のある青年は
かつてこの仕事が「未来への光の扉」
だと期待して夢に溢れていたという。

過去3週間で
彼は
1時間あたり
約25,000から30,000 VND
(日本円で約140円から168円ぐらい)
しか稼いでいないという。

時々、1 ～ 2時間何もせずに
座っていてじっと待ち続けて
それでも仕事を受け取れなかった。

彼だけでなく他の多くの同僚も
同じ状況に陥ったという。

1 時間あたり20,000VND
(日本円で約112円ぐらい)
しか稼げない。

収入が 50% 減ると誰かが
彼にもつぶやいたそうだ。

最近の収入の減少に加えて
テクノロジーの運転と機会の提供は
他の多くのリスクにも直面している。


ベトナム労働社会問題省による
テクノロジードライバー
テクノロジーデリバリー
ドライバー、
家事手伝いをしている
270人の労働者グループ
(うち182人は
テクノロジードライバーと
テクノロジーデリバリー
ドライバー)
の調査からの内容を見ていく。

最近
彼らの仕事の特性のために
ドライバーと
技術提供ドライバーの
グループが
労働内容の強度と
労働災害の高いプレッシャーに
直面しなければならないことを
示した。


虐待や嫌がらせのリスク。
強盗など。。。

ほとんどの場合
彼らの収入は
勤務スケジュールの面で
管理されている。


福利厚生の面では
ほとんどのドライバーは
食事手当、休暇、定期健康診断
テト休日ボーナスなどの
権利を持っていない。

ドライバーは主に
2つの主要な制度を
受け取るようになっているそうだ。

コミッションボーナス
顧客のノルマを超えた場合の
ボーナスとチップである。

一方

この調査対象グループの
労働時間は非常に長い。

調査対象の労働者の6%が
1日12時間以上働いている。

40%の労働者が週7日働いている。

これは、この労働者
ドライバーグループが
非常に熱心に
働いていることを示している。
ある意味で
労働力の再生に影響を与えている。


労働契約を結ばずに
労働契約
パートナー契約のみを
締結する人が最も多く
79.26%の率であった。

実際
雇用契約を結んでいるのは
わずか2%だという。

労働社会科学研究所の
研究チームのメンバーの
ある専門家は

労働契約がない場合
労働者の権利と社会保障が
保証されていないことを
意味すると述べている。


それだけでなく
調査結果によると
このグループの労働者は
予期せぬリスクに
直面したときや
流行の状況で
主に個人の貯蓄を使用して
社会保障へのアクセスが
制限されていることも
示されている。

また
この労働者グループの
社会保険年金加入率は

非常に低く
健康保険加入率は
51.11%である。

社会保険年金加入率は
わずか8.15%という。

〜 次回に続きます 〜

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