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ペナン島 2 僕の海外ゲイライフ
バンコクの僕に、Mの友達のNからメールが届いた。Mのお姉さんが亡くなった。思いもしない内容で驚いた。しかも殺人事件だという。2週間後、僕はペナンに向かった。
空港にはNが車で迎えに来てくれた。
僕が泊めてもらったあのアパートで発見されたらしい。犯人はまだ見つかっていない。Mは気丈に振舞っていたが、夜に2人になった時には、涙を流してお姉さんを偲んだ。殺人事件に巻き込まれるような形跡はお姉さん身辺には
ペナン島 1 僕の海外ゲイライフ
マレーシアは同性愛者には厳しい国らしい。イスラム教徒が多く、その教えの影響か。以前、知り合った人とホテルで会っていた時、部屋の外の何かの物音に、急に焦り出したことがあった。警察の手入れかと思ったらしい。何事もなかったが、Hはしていたのでなるほどと思った。
厳しい取り締まりがけっこう近い過去まであったのだろう。
ペナンで初めて発展場のゲイサウナに来ている。何度もペナンには来ているが、今回は人との会う
Tony 2 僕の海外ゲイライフ
昨日の夜はなかなか寝付けなかった。中華街でのトニーとの出会いの興奮が、何時迄も僕の気持ちを高揚させていたのだ。もちろんトニーに愛された体の甘い余韻も残っていた。でも、心身共に満たされ、寝付けない気持ちの高ぶりさえ心地良かった。
お昼過ぎに軽くブランチをとって、メールを入れてみた。もし都合が合えば、今晩も会いたいと思っていた。心を踊らせて彼からの返信を待った。今晩は僕の部屋で会ってみたいなんて考えな
Tony 1 僕の海外ゲイライフ
僕の2人目の彼氏がトニーだ。知り合ったときはタイの一流銀行に勤めていた。韓国人に間違えられるほどの東アジア顔。身長が185センチあり、中々素敵。彼との出会いは……
今日はバンコクの発展場のゲイサウナに行こうと思う。半同棲中のタイ人彼氏はいるが、他の男も食べてみたい欲求がムラムラしてきた。バンコクのチャイナタウンにそのサウナはある。バンコクに住むようになって2年。土地勘も備わってきて、今日も移動はバ
首すじの汗 僕の海外ゲイライフ
もう何度、この街に来たことだろう。空港ビルを出るとビルに平行する大きな通りのバス停から予約済の今日のホテルに向かう。エアコンのないバスは蒸し暑い風を車内に流しながら、ダウンタウンへと向かう。
アンバサダーホテルに着く頃には、日もすっかり傾き、ホテル周辺は怪しい夜の香りを放ち始めていた。機内食も食べたので食欲はあまりなかった。軽くシャワーを浴びて、今晩の目的地を目指す。地図で確認したマッサージ屋は、