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ロート製薬の広告について考えたこと
ロート製薬さんの広告がたくさんRTされて話題になっている。
「朝に二度寝をしてしまう大半の理由は、実は目の渇きを眠気と勘違いしているせいなので、目薬をさせば一発」ということを伝えるための広告なのだそうだ。
みんなスマホを目覚まし代わりにしていると思うし、あるある!と頷いてしまう。明日の朝からやってみようと思える。素晴らしい説得力。
わたしは花粉症じゃないので分からないが、花粉が強くなるこの季
チームをマネジメントするのと、ゲームクリエイターが『ドラクエ』を作るのは、同じかもしれない
『プレイヤーとしては優秀だった人がマネージャーになると無能になる』はよく言われることですが、ぼくはそれを地で行き、様々な失敗をしてきました。
マネージャーなりたての頃の自分に向けて、あなたがどんな失敗をするのか、じゃあどういうすればいいのかなど、書いてみようと思います。
細かく口出ししすぎて失敗したまずはじめの失敗。
チームを持ったころは、「もっとこうした方がいい」と、細かく、全力で、持てる
最強のコミュニケーションは「世界観をアツく語る」だと思う
良いこと言ってるのに、いまいち伝わらない人っています。核心を付いてるのに分かりづらかったり、自信がなさげだったり。
逆に、言ってることはメチャクチャなんだけど、異様に説得力のある人っています。アツく自信満々に語って、その結果、新規提案が決まったり、人の採用が上手くいったり、チャンスを物にしていきます。
どういうことなんだろう?と少し考えました。
事実がどうあれ、解釈は自由自在物事には、事実と
教養とは、今いる世界の価値観を相対化できる、別の価値観を持つことだと思う
「SNSは不幸になる」「SNS疲れ」とよく言われます。
インスタのストーリーで楽しそうな同級生を見てモヤる、みたいなやつです。
ところで、名作『はだしのゲン』を知っていますか。
原爆の被爆体験を描いた漫画です。
ぼくは、幸せになりたいならインスタを見ずに『はだしのゲン』を毎日読めばいいと思っています。
引用:中沢 啓治『はだしのゲン』
冗談ではありません。ちょっとした心理テストを考えてみれ
麻雀に学んだ仕事ができるようになる魔法のやり方
嫌だった麻雀の「後ろ見」麻雀は「後見」があります。
その名の通り、後ろからプレイングを見ることです。5人で遊んでいて、抜け番の人が後ろ見したりします。
そのとき、もう気が気じゃないことがあって。
後見している上手い人って、タバコに火を付けながらこう言うんです。「へぇ…それ切るんだ〜」。
あちらは悪気無いのです。
でも、とても嫌じゃないですか?これがなかなかプレッシャーで気が気じゃありませんで
ウェブ広告の目標設定でありがちな「認知目的だからCPAが見合わなくてもいい」について思うこと
ウェブ広告の目標設定について「認知目的だからCPA(顧客獲得単価)が見合わなくてもいい」は、しばしば語られることです。
しかし、本当にそうなのでしょうか?少し考えてみました。
「認知」だけされても購入されるとは限らないまず「認知」目的だと言いますが、伝える情報が「ブランドの認知」だけだと不足です。
たしかに、知らないものは購入できません。認知は購入の前提条件です。
しかし、認知されても、購
自分のやり方が悪いのか、それとも「何の理由も無い不幸」なのか、この見極めが大切。
広告の成果を追っていると「数日成果が出ない」ということがよくあります。そんなときは、焦って手汗が出ます。つい、停止したり、やり方を変えたりしたくなります。
たしかに適切にやり方を調整していうことは大切です。しかし、ときには「狼狽えずに、やり方を変えない」が正解になることがよくあります。
数日成果が出なくてもやり方を曲げてはいけない相場やパチンコや麻雀なり、日々勝負をする人がいます。彼らは「数日
たった一言のコピー・一枚の写真が、国際世論すら変えてしまうことがある
こちらの本が良かったので紹介です。
本場アメリカのPR会社がPRの力を使い一国を前代未聞の国連除名に追い込むまでを描いた本です。
・国際政治の舞台裏で描いた戦略
・上手く行った施策、失敗した施策
このあたり手に汗握りながら頭に入る名著でした。
クライアントワークをやるすべての人に読んで欲しい。
たった一言のコピーライティング、たった一枚の写真が、国際世論すら変えてしまうことがあ
顧客にとって最善の選択肢であるために大切なこと
多くの人が困る課題に対し、自社の製品・サービスが最善の選択肢であり、顧客からもそう思われている状態は、マーケティングで目指したい理想です。
こちらのnoteでは、競合他社だけでなく「何もしない」「自力で何とかする」まで引っくるめた全選択肢の中で最善の選択肢であろう、という趣旨のことを書きました。
※"「何もしない」「自力で何とかする」に勝てない状態"と言うとまどろっこしいのですが、要するに「需
こんなに伝えるのが苦手なのに、なぜ顧客対応ができてるんだろうか?
ぼくはクライアント向き合いの仕事を7年ぐらいやってきて、メールの文章が分かりにくい、意思疎通がうまく行かない、プレゼンが下手で全然話せない、クライアントを怒らせてしまった…そういう経験を何度もしてきました。
文章は今もそんなに得意ではありません。人前で話すのも緊張して震えたり早口になったり全然ダメです。色んな人から「お前の文章は分かりにくい」「プレゼンが何を言ってるか分からない」と言われ続けてき
最大・最強の”競合“は〇〇である
”競合“ と言うと、競合他社や競合サービスのことを思い浮かべるのではないでしょうか。コカコーラとペプシ。EvernoteとNotion。業界によって色んなビジネスが競合しあっています。
しかし、あらゆる業界を通じて最大・最強となる ”競合“ が2つあると、私は考えています。
それは何かというと「何もしない」と「自力で何とかする」です。
「いやいや、何だそれ。競合じゃないじゃん」と思ったかもし
私たちが「何気なく使う」レベルに普及している言葉はすごい
言葉って、たくさんあります。「コップ」「牛乳」「YouTube」「カレンダー」「スニーカー」「メモ」。その言葉の一つひとつは、何気ないもので、当たり前にそこにあるように感じます。
でも実は、当たり前じゃないんだなあと、思いました。
世の中には、消えてしまった言葉が、星の数ほどある世の中には、消えてしまった言葉が、星の数ほどあります。
例えば、「Keeloun」って知っていますか?
知りませ
バンクシー作品を、単なるきれいなトリックアートで終わらせず、20億円の価値たらしめているのは、その卓越したPR戦略
バンクシー展に行ってきました。
バンクシーは、落書きというメディアだけで世界を取った、すごいアーティストです。
彼の作品は、ストリートにそぐわない美しい絵柄が目を引きます。路上のアイテムを活かしたトリックも楽しいです。
しかし、バンクシーの真髄は、絵がキレイなことでも、トリックが楽しいことでもありません。それだけではなく、すばらしいPR戦略にあると思います。
バンクシーは、反戦や反消費主義な