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OH, MY雑感

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たくさんのひとたちを見て、わたしは日々、こんなことを感じ、こんなことを考えるようになりました。
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ひとりでいる楽しみ

ひとりでいる楽しみ

あんなに、ひとりを孤独と感じていた頃もあったはずなのに、数々の孤独を経て、わたしは、ひとりでいることをすっかり楽しむようになっていた。

どのくらい楽しみにしているかというと、

「今日は、ひとり♪」

と思っていたのに、誰かと過ごすことになると、なんだかがっかりしたり、

(落ち着かないなー)

と思ったりするくらいのレベル。

(....ん?)

(これは、逆方向に、重症なのではないか?)

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昭和を拭えないひとたち

昭和を拭えないひとたち

いま生活しているひとたちと浅く深く接していると、昭和感覚から抜け出せない価値観を持ったひとびとが、一定数いるのを感じる。
ある環境においては、それは、良しとされないことで、思考の変革を求められたり、やり方をやんわり修正されたりする。

しかし、一個人として見てみると、それは案外、切なくも辛いことだなと思う。

自分が生きてきた価値観が否定され、変えたくもないのに、変えることを求められる。

なら、

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忘れていく

忘れていく

大人になって、わたしは自分が「忘れやすい」ことに気づいた。

お店の名前、ニュースの用語、聞いたばかりのひとの名前は、特に。

中学の頃、20個の年表を、5分で覚えて、次の日のテストで満点を取った記憶が残っている。
あの頃は、覚えられていたのか。

ーー いつから、わたしは忘れやすくなったのか。

あるときは、若年性認知症を疑った。
チェックリストをやってみたら、病院へ行くレベルではなかった。

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「クジケナイ」

「クジケナイ」

呪文のように、
この言葉を唱えていた時期があった。

「クジケナイ」

noteを始めて、そんな自分を思い出した。

あがいて、あがいて、あがいて、

喉から手が出るほど、
誰かに孤独から救って欲しくて、
でも、
救って欲しいひとはどこにもいなくて、

さらに

あがいて、あがいて、あがいて、

そうして、ふっと楽になったと思っていた後に、

また、自分が何者かわからなくなって、

その一方で、

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それもまた、大事

それもまた、大事

あの頃は、すっごいできてる!と思ってたのに、後で写真で見たら、散々だった、ということがあった。
もう、今となっては、どんだけ自己評価高いのよ?!と、笑うしかないのだけれど、それはそれでよかったんだろうな、とも思うわけで。

自分ができてないことって、できてないことに気づかないうちにできるようになってるってのが、一番いいのかもね。

自分を知る、自分を振り返ることも、大人になれば、とっても大事だけれ

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ひとの死が身近に感じる時

ひとの死が身近に感じる時

ひとは、何歳くらいで、ひとの死を身近に感じていくのだろう?

前も書いたけど、わたしにとって、初めての死は、たぶん、園長先生だ。
その次は、たぶん、おばば(=ひいばあちゃん)で、その次が、わたしの永遠のヒーロー、まりちゃん。これについては、いつか書く。

その後は、数年経って、病気で亡くなった同級生のお母さん、そこからしばらく経ってから、事故で亡くなったともだちのお母さん、バイクで死んだ元同級生、

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教室が、急にピキーン!と・・・

教室が、急にピキーン!と・・・

それは、多感な思春期のせいだったかもしれない。

教室にいたら、急に、ピキーン!という感覚に陥り、自分だけが、教室から遠く離れていった。

自分のまわりが凍って、みんなが遠くなった。

「え・・・・?」

混乱しているうちに、パッと場面が元に戻って、
いつもどおりの授業中に戻った。

あんな体験は、あれっきり。

いったい、あれはなんだったんだろう。

心をザワつかせるもの

心をザワつかせるもの

もう終わったことなのに、何度も何度も心に浮かぶエピソード。

考えても仕方のないことなのに。

どうしてこんなに浮かぶのかな、と思って、しばらく思いを巡らせたら、

「この正体は、自分との不協和だ」

と気づいた。

考えても考えても理解できない相手のことは、もう考えたところで到底理解できないはずなのに、心の中に残る不協和が、グルグルグルグルといつまでもどくろを巻いて、ヘドロのように私にとどまり続

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ともに暮らす

ともに暮らす

うちの観葉植物は、ある事情で外になかなか出られない時に、思いつきで買ったものだったが、案外しぶとく、たくましく生き続けている。

そういえば、うちにやって来るいきものは、植物だろうが、動物だろうが、案外たくましく生きながらえる。

植物なんて、何度も何度も私に世話を放棄されかけて、カラッカラで葉が落ちてくる頃水をもらっても生き延びるし、

動物なんて、なんでこれで生き延びているんだろうという扱いを

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こちらの自分と、あちらの自分

こちらの自分と、あちらの自分

ひとには、二面性があるという。

こちらの自分は、
冷静で、
心穏やかで
心広く、
どうあるべきかを論理的に考える。

あちらの自分は、
慌てん坊で、
すぐに怒り、
相手のせいにして、
感情的にものを言う。

どちらが本当の自分なのか。
あまりに両極ではないか。
いつ切り替わるのか。
他人は気づいているのか。

矛盾だらけの自分に、大声で叫びたくなりながら、矛盾だらけの自分と向き合う。

そのうち

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自分との戦い

自分との戦い

思うように結果が出ない時。

ただ無心に、
夢中で取り組んでいる時は、
まだいい。

不確かな自分に
軽くイラつきながらも、
自分で自分を奮い立たせたり、
慰めたりする余裕が、
まだそこにある。

けれど。

身近な誰かが、
同じ土俵で結果を出した、
という状況になると、
違ってくる。

なんとも言えず、
心がザワつく。

その結果を耳にした瞬間から、
じわじわと、

そして、

(気にしない。

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気持ちを声に出すことの大切さ

気持ちを声に出すことの大切さ

想いは、案外、心で思っているだけでは昇華されなくて。

言葉にして、歌でつぶやくと、どうやら効果があるらしい(自分調べ)。

言葉にもすることができないくらい、疲れたり傷ついている時は。

どうだろう。

こういう音が奏でられるのを聴いてみると、いいのかもしれない。

辻井伸行
「春よ、来い」

緊迫を脱したあとに

緊迫を脱したあとに

ひとは、自分の存在の危機を脱したあとに、
かえって、
その苦しみにさいなまれるのだと思う。

ほら、
自分がピンチのときって、
緊張しまくって、気をはっているから、
痛いとか、悲しいとか、苦しいとか、
感じているようでいて、
とっても麻痺しているから。

ふっと、気が抜けたあとのほうが、危険。

いろんな思いや、いろんな出来事が、
降っては沸き、降っては沸き、
どんどん どんどん
苦しさで押し潰さ

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noteのちから

noteのちから

noteを書くようになって、酒の量が減ったように思う。

毎日毎日、
自分のルーツの何かを振り返ることで、

「今日は、いつの自分を振り返ろうか」

「今日は、どんな自分を表現しようか」

そう思っていると、
日々のいろいろを、アルコールで流す必要があまりなくなってきた。

もちろん、酒好きには変わりないから、少量は飲むのだけれど。

明らかに、トータルの量が変わってきた。

これが、noteのち

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