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「クジケナイ」

呪文のように、
この言葉を唱えていた時期があった。

「クジケナイ」

noteを始めて、そんな自分を思い出した。

あがいて、あがいて、あがいて、

喉から手が出るほど、
誰かに孤独から救って欲しくて、
でも、
救って欲しいひとはどこにもいなくて、

さらに

あがいて、あがいて、あがいて、

そうして、ふっと楽になったと思っていた後に、

また、自分が何者かわからなくなって、

その一方で、

なにもない自分が心地よくて、

そうしているうちに、
なんとなく、
自分との付き合い方がわかってきた。

さて、ここまで来るのに、
どのくらい時間が経ったことでしょう?

自分との付き合い方がわかっても、
それでもやってくる、いろんな波。

でも、それすら、
「ああ、また来たな」
と思える段階まで来た自分。

今の自分が、一番いい。
今日の自分がダメでも、
昨日の自分は好きだったり、
明日は明日の風が吹く、と
諦めもついたり。

そんな時にふと、

「クジケナイ」

そう呪文のように唱えていた
自分を思い出す。

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