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成長のタネ(by 本から学んだ大切な教え)

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#物語

「寂聴 源氏物語」を読んで|今も昔も変わらず人間関係に振り回される日々

「寂聴 源氏物語」を読んで|今も昔も変わらず人間関係に振り回される日々

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「寂静 源氏物語」を読み切りました。先日は読み始めてよくわからなくなってしまったのでwikipediaなどで勉強していました。

光源氏を読んで思ったことを書きたいと思います。一般的な感想から個別に思うことまで書いてみたいと思います。思いのまま書いているので内容が少し違ってたらごめんなさい。

桐壺は光源氏のお母さま|お局さまの恨みに耐える日々源氏物語の最初に登場するのは桐壺

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「迷路の外に何がある?チーズはどこへ消えたのかの続きの物語」を読んで|人生は何歳からでもやり直しができる

「迷路の外に何がある?チーズはどこへ消えたのかの続きの物語」を読んで|人生は何歳からでもやり直しができる

この本は、「チーズはどこへ消えた」の続きの物語です。
以前に書いた記事はこちら

前作チーズはどこへ消えたでは、この変化に富む時代では、変わることを受け入れることでより自分を守れるということを教えてくれました。

2匹のネズミであるスニフとスカリーは好奇心旺盛で、常に変化を気にし即断即決のネズミたちです。そのためチーズが無くなってもすぐに行動を起こし新たなチーズの山を見つけることができました。

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夢をかなえるゾウ3を読んで|成功することだけが人生ではない|遠回りもそれ自体が人生

夢をかなえるゾウ3を読んで|成功することだけが人生ではない|遠回りもそれ自体が人生

夢をかなえるゾウ3を読んだ。ゾウシリーズ4巻目(0からはじまってるからね。)副題は「ブラックガネーシャの教え」である。

こちらは、めずらしく女性がのび太(*)役。平凡なOLが賞賛を浴びお金持ちになる夢を実現するための物語。
(*この物語はドラえもんのようで、願いをかなえるドラえもん役と、平凡なのび太役がいるのだ。)

この夢をかなえるゾウシリーズは最初あまり好きと思わなかった。ドラえもん役のガネ

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「贖罪」を読んで|断片の情報や思い込みであれこれ言うのは良くないよね

「贖罪」を読んで|断片の情報や思い込みであれこれ言うのは良くないよね

また1冊完読しました。「贖罪」です。

オーディオブックで聞きました。小池栄子さん朗読で大変聞きやすく物語にのめりこむことができました。ある悲惨な殺人事件についてそれに関わった幼き少女や女性のその後どうかかわって生きてきたのかが描かれています。

小池栄子さんはドラマ版(現在は利用不可)も出演されていたようなので、そこからの朗読者抜擢も考えられますね。

一見、悩みもなく幸せそうに見えても、本人は

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SF小説が楽しい「プロジェクト・ヘイル・メアリー」上巻|未知と遭遇した時に役に立ちそう|少しネタバレ

SF小説が楽しい「プロジェクト・ヘイル・メアリー」上巻|未知と遭遇した時に役に立ちそう|少しネタバレ

いきなり、どこだかわからず目覚めて始まる物語。最初はなんのこっちゃかわからない。

だけど、だんだんと自分が何者でどこにいるのか思い出している物語。

もし、SF物語で、ちょっと変わった演出がお好みなら、「プロジェクト・ヘイル・メアリー」をご覧あれ。

楽しく上巻を読めたので下巻が今からすごく楽しみ。少し本書を解説したい

物語の最初が目覚め|ここはどこ、私は誰からスタート最初に主人公が目覚めて、

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次の展開が気になり楽しくなる「ヘイル・メアリー・プロジェクト」(下)|人生で大切なのは友。

次の展開が気になり楽しくなる「ヘイル・メアリー・プロジェクト」(下)|人生で大切なのは友。

やったー!ついに、「ヘイル・メアリー・プロジェクト」(下巻)を読み切りました。(実際には読んでなくAudibleで聞ききっている!)

「ヘイル・メアリー・プロジェクト」(上巻)の感想はこちらのNote記事に書いているから本書に興味がある方は読んでほしい。

今日は、下巻の感想である。上巻は、主人公は小さなベッドで目覚め。「私は誰?ここはドコ?」から始まる展開。現在と過去の記憶を往復して今どこにい

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湊かなえシリーズ「未来」を読んで|因果は巡る|親子それぞれの物語

湊かなえシリーズ「未来」を読んで|因果は巡る|親子それぞれの物語

湊かなえシリーズ「未来」を読みました。

本書は、湊かなえさん10年目の作品です。本作は10年目の節目を見据えた作品のようで、発表の2年前から書いていたそうです。

しかし、100枚くらい書いたところでストップ。書けなくなったところ、初めての3泊4日の都内ホテルによる缶詰にて一気に書き上げたようです。

それぞれの不幸・因果・つながり物語は、二人の中学生、佐伯章子(さえきあきこ)と須山亜里沙(すや

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