マガジンのカバー画像

いい話、グッドニュース

48
運営しているクリエイター

#新日本プロレス

「読書家レスラー」と「7年前の確信」

「読書家レスラー」と「7年前の確信」

「みんなが本を読めば争いごともなくなると思います」

↑は新日本プロレスの社長・棚橋弘至選手のコメント。書店で働く本好きににとって励みになる一言です。ありがとうございます。

彼はかなりの読書家です。確信したエピソードをひとつ紹介させてください。

2017年の夏に開催されたG1クライマックス。棚橋選手はバッドラック・ファレ選手にリングアウトで勝ち「枯れた技術の水平思考」というコメントを出しました

もっとみる
「それだけが正解じゃないよ」とささやいてくれる一戦

「それだけが正解じゃないよ」とささやいてくれる一戦

2016年の夏。

プロレスラー・鈴木みのる選手が経営するアパレルショップ「パイルドライバー」へTシャツを買いに行きました。

店番をしていたのは、佐藤光留(さとう ひかる)選手。当時彼は全日本プロレスで青木篤志選手と抗争を繰り広げており、世界ジュニアの王座戦を控えていました。

「自分と青木篤志の試合は、プロのレスリングなんです」

この一言、ずっと覚えています。

先日後楽園でおこなわれたエル

もっとみる
「末端からの一撃」と「あきらめの悪い男」

「末端からの一撃」と「あきらめの悪い男」

3月1日に、村上春樹さんと川上未映子さんが書き下ろし短編を朗読するイベントが開催されました。

会そのものが画期的だけど、最も衝撃を受けたのは春樹さんの何気ない一言。ゲストの小澤征悦さんが「風の歌を聴け」の一節を読み上げ、それに対して「僕が生まれて初めて書いた小説なんですよね」とコメントしているのです。

初めて書いた小説でデビュー。

知っていました。しかし改めて活字で読むと愕然とします。

もっとみる
「一番自分を評価してくれた人」の思い出

「一番自分を評価してくれた人」の思い出

4年前。

いまの職場に来てしばらくは棚を任されず、雑誌の手伝いをしていました。正直「またか」です。最初に入った書店で長く雑誌担当を務めたせいか、以後の職場でも「じゃあやって」となるケースが多かったのです。

しかしある日、店長に「雑誌をやらせるつもりはないから」と告げられました。そしてビジネス書や専門書の棚を作るコツをイチから教えてくれたのです。時間をかけてじっくりと。

同僚の非正規に「ここは

もっとみる
「レッスルユニバースの価格改定」と「子どもの頃のプロレス観戦事情」

「レッスルユニバースの価格改定」と「子どもの頃のプロレス観戦事情」

レッスルユニバース、値上げですか。

900円から1298円。「うっ」となりました。最低時給で働く非正規の書店員なので。

でもREAL ZERO1やみちのくプロレスの試合を見られるようになるのは嬉しい。なので私はこのまま利用を継続します。プロレスリング・ノアは元々好きな団体だし、DDTももっと堪能したい。男色ディーノ選手とか。フェロモンズがめっちゃ好きでした。

去年読んだ↓も素晴らしかったです

もっとみる