I live kitchen.

フォトグラファー 。 しゃしんと、ことばと、ごはんのこと。 NY & TOKYO

I live kitchen.

フォトグラファー 。 しゃしんと、ことばと、ごはんのこと。 NY & TOKYO

記事一覧

La vie continue

よるにきづついて あさにうらぎられ おっことしたきょうのぼくを あさってのぼくがひろってくれてた それにきづいたぼくのあしたを だれよりもしんじていたのはぼくのき…

I live kitchen.
4か月前

Pumpkin Moon

春を宿してる きょうの月が 照らしはじめる みんなの記憶

I live kitchen.
4か月前

Cherry Blossoms

桜散る 生きてあることの有限(=無限)を 春はこんなにも見せつけてくれる

I live kitchen.
4か月前
1

My Ocean

深夜2時 隣りで眠る きみは無限 髪はさざ波 背中には鰭 寝返りで満ちてく 潮風の吐息 お臍に砂浜 耳には法螺貝 寝ごとが告げだす 海底の暗号 朝7時 隣りにいない き…

I live kitchen.
4か月前
1

そのさきの、卯月。

その みらいを めざしている わたしの いま いま めぶいている わたしの みらい

I live kitchen.
4か月前

眼吹きて、卯月、

めぶいている わたしの いま いま まっているのは なつかしい みらい

I live kitchen.
4か月前

For New Earth

いま あたらしく うまれつつある わたしたちの あたらしいことば はじめに ことばがあったことを うみおとすだけの あたらしいことばで あたらしいけしきを むか…

I live kitchen.
5か月前
2

No Birth, No Death.

念願の 三点倒立成功! の瞬間 骨折するほど ぼくは自由 生死を超えて すべての花よ この春に、咲け。

I live kitchen.
5か月前
1

Spring Garden

午睡の夢 のような冬だった あっという間に 通りすぎて これはきっと 人生の縮図だ と気づいたときに 眼が覚めて 風はもう 春になってた

I live kitchen.
5か月前
1

Timeline of a lemon

忘れられてた昨日の檸檬。 の続きのように見せかけられてる今日の檸檬。 ほんとはずうっと明日のふりした一昨日のための明後日の檸檬。

I live kitchen.
5か月前

春にまかれて

冬の朝の夢のごとく 春にわざと巻かれたふりして

I live kitchen.
5か月前

We Only Live Once

さんがつはいつも「またね」のきせつ それなのにその「またね」に「またね」はにどとなく きせつがいくらめぐっても きせつはいつもめぐらない 「またね」のそのあと あ…

I live kitchen.
5か月前

Mellow landscape

定番なのに 懐かしく ベーシックであり スタンダード 伝統的な 正統派でいて 可能性は 無限大 深まりはじめた 秋の陽射しに ミートソースが 絡まりあえば なんてこと…

I live kitchen.
10か月前

My Universe

いつもは見上げる太陽が きょうは眼のまえに落ちていて いつもは夜空に輝く月が きょうは触れると柔らかかった 「星活は、宇宙の旅。自分のなかの隕石と、その光を信じ…

I live kitchen.
11か月前
1

Memories of Origin

うみのみえる わたしの ちいさな キッチンにたって なついろを そっと つめにのせた あおい あおい ちいさなうみが じぶんの ゆびさきに うまれるのを ながめながら…

1

The Sound of the Ocean From Inside My Body

巡る夏と 過ぎゆく夏に ぎゅっとされたまま 真珠になった 夜明けがちかい 海のにおい 酔っているのに 醒めすぎている 眠っていながら もうずっと 込み上げる泡 時の音…

1
La vie continue

La vie continue

よるにきづついて
あさにうらぎられ

おっことしたきょうのぼくを
あさってのぼくがひろってくれてた

それにきづいたぼくのあしたを
だれよりもしんじていたのはぼくのきのう

ときはいつもいきすぎて
おねがいばかりしてたけど

ぎゃくそうしてたのはぼくだった

よるにきづついて
あさにうらぎられ

おっことしたきょうのぼくを
あさってのぼくがひろってくれてた

まくらにしんぱいされ
かーてんにはげま

もっとみる
Pumpkin Moon

Pumpkin Moon

春を宿してる

きょうの月が

照らしはじめる

みんなの記憶

Cherry Blossoms

Cherry Blossoms

桜散る
生きてあることの有限(=無限)を
春はこんなにも見せつけてくれる

My Ocean

My Ocean

深夜2時

隣りで眠る
きみは無限

髪はさざ波
背中には鰭

寝返りで満ちてく
潮風の吐息

お臍に砂浜
耳には法螺貝

寝ごとが告げだす
海底の暗号

朝7時

隣りにいない
きみも無限

存在の輪郭
シーツには遺跡

頭蓋の置き場所
枕に洞窟

打ち上げられた
浜辺の体温

不在の質量
指先で辿れば

寄せてはかえす

亡骸が生まれる
まえのような陽射し

For New Earth

For New Earth

いま

あたらしく

うまれつつある

わたしたちの

あたらしいことば

はじめに

ことばがあったことを

うみおとすだけの

あたらしいことばで

あたらしいけしきを

むかえいれるための

あたらしい

わたしたちの

あたらしい

ことばを

いま

No Birth, No Death.

No Birth, No Death.

念願の
三点倒立成功!
の瞬間
骨折するほど
ぼくは自由
生死を超えて
すべての花よ
この春に、咲け。

Spring Garden

Spring Garden

午睡の夢
のような冬だった

あっという間に
通りすぎて

これはきっと
人生の縮図だ

と気づいたときに
眼が覚めて

風はもう
春になってた

Timeline of a lemon

Timeline of a lemon

忘れられてた昨日の檸檬。
の続きのように見せかけられてる今日の檸檬。

ほんとはずうっと明日のふりした一昨日のための明後日の檸檬。

We Only Live Once

We Only Live Once

さんがつはいつも「またね」のきせつ
それなのにその「またね」に「またね」はにどとなく

きせつがいくらめぐっても
きせつはいつもめぐらない

「またね」のそのあと
あたらしい「またね」とであっても
ほらまた「またね」がまっていて

はるはいつも いちどきり

けさのかじつはあまずっぱくて
いろんなかたちがまじりあっては
なかなかとけずにくちのなか

いつかの「またね」があふれてきては
ひしめきあっ

もっとみる
Mellow landscape

Mellow landscape

定番なのに
懐かしく

ベーシックであり
スタンダード

伝統的な
正統派でいて

可能性は
無限大

深まりはじめた
秋の陽射しに

ミートソースが
絡まりあえば

なんてことのない
風景このまま 

あのころの
わたしの

風景
そのもの

My Universe

My Universe

いつもは見上げる太陽が

きょうは眼のまえに落ちていて

いつもは夜空に輝く月が

きょうは触れると柔らかかった

「星活は、宇宙の旅。自分のなかの隕石と、その光を信じる旅。」

手のひらに乗せて開かれる

果実の香りは歌になる

食べごろのサインは世界の秘密

銀河はいつも私のなかに。

Memories of Origin

Memories of Origin

うみのみえる
わたしの

ちいさな
キッチンにたって

なついろを
そっと

つめにのせた

あおい
あおい

ちいさなうみが

じぶんの
ゆびさきに

うまれるのを
ながめながら

みみをすませば

ちゃんと
きこえる

なみのおと

わたしはずっと、うみだった。

The Sound of the Ocean From Inside My Body

The Sound of the Ocean From Inside My Body

巡る夏と
過ぎゆく夏に

ぎゅっとされたまま
真珠になった

夜明けがちかい
海のにおい

酔っているのに
醒めすぎている
眠っていながら

もうずっと

込み上げる泡
時の音

聴こえた気がする
それだけのこと