I live kitchen.

フォトグラファー 。 しゃしんと、ことばと、ごはんのこと。 NY & TOKYO

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Life goes on.

選ばなかった未来にまで 未練を残せるほどに 私たちは自由で 卵の全体概念を 手のなかで転がせるほどに 時間までをも持て余す 人生と呼ばれるそれよりも 遥かに永い春の夜 下線部のそれが指し示すものを 空欄に書き出し 遥かに永いのはなぜか あなたの考えを述べなさい 自問自答の果てしなさ 空白のまま夜は深まり 明け方の空このなかに なにかこたえがあるような

    • La vie continue

      よるにきづついて あさにうらぎられ おっことしたきょうのぼくを あさってのぼくがひろってくれてた それにきづいたぼくのあしたを だれよりもしんじていたのはぼくのきのう ときはいつもいきすぎて おねがいばかりしてたけど ぎゃくそうしてたのはぼくだった よるにきづついて あさにうらぎられ おっことしたきょうのぼくを あさってのぼくがひろってくれてた まくらにしんぱいされ かーてんにはげまされ てーぶるによりそわれ ほんだなにかただかれ おもいからだをひきずりなが

      • Pumpkin Moon

        春を宿してる きょうの月が 照らしはじめる みんなの記憶

        • Cherry Blossoms

          桜散る 生きてあることの有限(=無限)を 春はこんなにも見せつけてくれる

        • 固定された記事

          My Ocean

          深夜2時 隣りで眠る きみは無限 髪はさざ波 背中には鰭 寝返りで満ちてく 潮風の吐息 お臍に砂浜 耳には法螺貝 寝ごとが告げだす 海底の暗号 朝7時 隣りにいない きみも無限 存在の輪郭 シーツには遺跡 頭蓋の置き場所 枕に洞窟 打ち上げられた 浜辺の体温 不在の質量 指先で辿れば 寄せてはかえす 亡骸が生まれる まえのような陽射し

          そのさきの、卯月。

          その みらいを めざしている わたしの いま いま めぶいている わたしの みらい

          そのさきの、卯月。

          眼吹きて、卯月、

          めぶいている わたしの いま いま まっているのは なつかしい みらい

          眼吹きて、卯月、

          For New Earth

          いま あたらしく うまれつつある わたしたちの あたらしいことば はじめに ことばがあったことを うみおとすだけの あたらしいことばで あたらしいけしきを むかえいれるための あたらしい わたしたちの あたらしい ことばを いま

          No Birth, No Death.

          念願の 三点倒立成功! の瞬間 骨折するほど ぼくは自由 生死を超えて すべての花よ この春に、咲け。

          No Birth, No Death.

          Spring Garden

          午睡の夢 のような冬だった あっという間に 通りすぎて これはきっと 人生の縮図だ と気づいたときに 眼が覚めて 風はもう 春になってた

          Timeline of a lemon

          忘れられてた昨日の檸檬。 の続きのように見せかけられてる今日の檸檬。 ほんとはずうっと明日のふりした一昨日のための明後日の檸檬。

          Timeline of a lemon

          春にまかれて

          冬の朝の夢のごとく 春にわざと巻かれたふりして

          春にまかれて

          We Only Live Once

          さんがつはいつも「またね」のきせつ それなのにその「またね」に「またね」はにどとなく きせつがいくらめぐっても きせつはいつもめぐらない 「またね」のそのあと あたらしい「またね」とであっても ほらまた「またね」がまっていて はるはいつも いちどきり けさのかじつはあまずっぱくて いろんなかたちがまじりあっては なかなかとけずにくちのなか いつかの「またね」があふれてきては ひしめきあってきえてった めぐりはしないさんがつたちのそのあじに わけもわからずなけてきて

          Mellow landscape

          定番なのに 懐かしく ベーシックであり スタンダード 伝統的な 正統派でいて 可能性は 無限大 深まりはじめた 秋の陽射しに ミートソースが 絡まりあえば なんてことのない 風景このまま  あのころの わたしの 風景 そのもの

          My Universe

          いつもは見上げる太陽が きょうは眼のまえに落ちていて いつもは夜空に輝く月が きょうは触れると柔らかかった 「星活は、宇宙の旅。自分のなかの隕石と、その光を信じる旅。」 手のひらに乗せて開かれる 果実の香りは歌になる 食べごろのサインは世界の秘密 銀河はいつも私のなかに。

          Memories of Origin

          うみのみえる わたしの ちいさな キッチンにたって なついろを そっと つめにのせた あおい あおい ちいさなうみが じぶんの ゆびさきに うまれるのを ながめながら みみをすませば ちゃんと きこえる なみのおと わたしはずっと、うみだった。

          Memories of Origin