Vol58 全国自治体！ユニーク助成金　第3弾　教育に対する手厚い町　

移住を実現するためには、ある程度の資金が必要です。
その時の強い見方が、国や地方自治体の助成金（補助金）と呼ばれるものです。
そこで、全国自治体を総チェック！お役に立てそうな助成金をご紹介します。

こんにちは、移住専門FP「移住プランナー」の仲西といいます。
ここでは、これまでの17年間の活動、2000組以上の移住相談対応から
皆さんに役立つ情報を書いています。
気に入った方は、フォローをしていただけると嬉しいです。

---

1⃣　はじめに

移住に必要な資金を準備しなければ、移住を実行することができません。
その移住に必要な資金は、個人によって異なります。
「田舎に移り住んで何をしたいのか」「田舎に移り住んでどのような暮らしをしたいのか」
皆さんの移住に対する目的や夢によって、必要な移住資金は異なります。

こうした移住資金の準備で有効な手段のひとつが、国や自治体の助成金（補助金）です。

残念ながら、移住を希望していたが、途中であきらめる人の一番の理由が、移住資金の準備不足です。

そこで、全国の自治体が移住者等を対象に実施する助成金をテーマ別に紹介していきます。
なお、ここで紹介する助成金は2023年度におけるものです。
一般的には、助成金は年度毎に見直されますので、最新の情報は自治体にご確認ください。
もちろん、ここで紹介をする町以外にも、同様の助成金制度を実施する自治体はありますのでご理解をお願いします。

2⃣　教育に対する手厚い助成金のある町

①　兵庫県丹波市　

「路線バス通学定期券購入補助」

市内の路線バスの通学定期券の購入代金が12万円／年を超える場合、（１年通学定期券÷１２か月ー１万円）×定期券購入月数分の補助が受けられます。 

②　北海道雄武町

「児童生徒検定チャレンジ促進助成」

町内の小中学校に在学する児童生徒が検定試験の受験費用を全額助成

③　北海道美瑛町　

「丘のまちびえいすくすくサポート」

小学校入学時
算数セット・鍵盤ハーモニカ・油粘土・クレヨン・クーピー・書き方ペン・ノート（3冊）・連絡帳・紅白体操帽子・生活科バッグ・とびなわ・工作マット・連絡ファイル・工作はさみ・道具整理箱・絵の具セット・水書用筆・スティックのりのプレゼント

中学校入学時
指定制服およびジャージ各1組をプレゼント

「美瑛町高校生就学支援助成事業」
町内の高校生が町外の高校に通学する際の入学準備金3万円を助成
 　

④　茨城県笠間市

「制服等購入支援事業」

中学校等の新入学用品として、小学校及び義務教育学校の6年生が学校指定の制服等を購入するための経費に3万円／人の助成が受けられます。

⑤　栃木県佐野市　

「資格試験等受験料補助金」

中学校以上の学生が、108の全ての国家資格、調理師、准看護師、簿記検定１から3級、TOEICの資格試験等を受験に要する費用について助成が受けられます。

⑥　岩手県遠野市

「市内高校通学費補助金」
市内の高校へ通学するために購入した定期券の金額の１／２を補助してもらえます。

3⃣　移住時の教育に対する助成金の注意点

全国地方自治体のほとんどが、子育て支援に対する助成金を実施しています。
「田舎の自然豊かなところで、子供にのびのびと成長して欲しい」
と願う親はたくさんいます。
一方で、「田舎は子育てが大変」と、話す人も多くいます。
その理由のひとつに、都会と違って学校が遠方にあることから、子供の通学に親の送迎が必要なことにあります。
また、高校に通学するためには隣町など遠方になることが多く、通学費用が掛かることもあります。当然、最寄り駅までの送迎も含まれます。

このように、田舎での子育ては決して楽なものではありません。
そこで、子供の通学や教育に対する、自治体の助成金は良くチェックしたいものです。

また、助成金だけでなく、通学などの利便性も、詳しくチェックすることをおススメします。

4⃣　TOPの画像

最後に、私の好きな町をご紹介
移住地選びの参考にしてくださいね。

鳥取県岩美町
 
岩美町は日本海に面した約15キロメートルのリアス式海岸「浦富海岸」が有名です。
「山陰海岸国立公園」に指定されており、世界ジオパークに加盟する、風光明媚な場所です。
海の透明度が日本TOPクラスの岩美町には、暖流にのって熱帯魚などを見ることも出来ることから、スキューバーダイビングとして人気の場所です。
岩美町は過去に「住みたい田舎ベストランキング」（宝島社）において、町として初めて1位を獲得するなど、移住者が増加している町です。
かつては「移住者の楽園」とも呼ばれたことがあります。
「松葉ガニ」を代表とする、豊富な海の食材に恵まれた町で、温泉に浸りながら暮らしてみるのも最高ですよね。

最後まで読んでいただき有難うございました。
気に入っていただけたら、フォローをしてもらえると嬉しいです。