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ミエレの道しるべNo.45 わたしを隠す長い髪、丸めた肩。

わたしを隠すために、長く伸ばした髪、丸めた肩。細い体、うつむきがちな視線、小さな声。お母さんのお腹の中にいた頃から、体を小さく小さくしてたっけ。この広い世界に生まれてからも、少しも場所を取りたくなくて、食べても太らない。生きていていいのか、いつまで経っても決めかねているかのような、半透明な存在。あの頃のわたし。

マロンの夢。発見をもたらす文章と音楽で、世界のつなぎ役になる。 ミエレの夢。自分の中から湧き出るものを言葉にしながら、存在給を生み出す。