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「という」と「こと」を減らすだけで、文章はぐっと読みやすくなる

「という」と「こと」を減らすだけで、文章はぐっと読みやすくなる

と思っている話です。もはやタイトルでぜんぶ言ってしまった。
せっかくなのでもう少し続けます。

2020/05/03追記:第二弾?書きました

なぜこの記事を書こうと思ったか。
先日、執筆した「はじめてのUIデザイン」の一般販売がスタートしまして。

この本がまだ初稿になる前、共著者のみなさんと執筆真っ最中の頃に何度か打ち合わせがあったのですが、そこで「書籍的な文章を書き慣れてない人って、"という

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行動経済学が教えるデートで割り勘がNGなワケ:「予想どおりに不合理」から

行動経済学が教えるデートで割り勘がNGなワケ:「予想どおりに不合理」から

"デートの相手は、この食事のためにあなたがいくら費やしているか気づかないかもしれない。(中略)
だがこれは、人間関係を特別な領域に維持して、市場規範から遠ざけておくために支払わなければならない金額なのだ。"

こんにちは、こんばんは。
「エストニアからの手紙」執筆者の神長広樹です。

これまではエストニアの団地からコミュニティへとスキップしてまいりました。
さて、今回は好奇心の記録指針(ログポース

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文才の有無に関係なく、誰でもそれなりに整った文章を書くコツ

文才の有無に関係なく、誰でもそれなりに整った文章を書くコツ

 文章の書き方に正解はない。

 ただ、ちょっとした「コツ」みたいなものはあると思う。

 僕は会社に入ってから9年間、「週刊文春」と「文藝春秋」の編集部で、文章に携わる仕事をしてきた。

 たかだが10年足らずの経歴で何を偉そうに、と思われる方もいるかもしれないが、最近になってようやく、「文章を書くコツみたいなものがあるのではないか?」ということに気がつき始めた。

 もちろん一流作家のような芸

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彼女とあなたのためのブックフェア、はじまります。

彼女とあなたのためのブックフェア、はじまります。

この世界で、日本で、「女性」として生きるとき、
わたしたちはどこまで過酷な状況と向きあわなければならないのでしょう。
同じように努力をしても、性別のせいで進学を許されなかったり、
点数を操作されたり、不採用になったり、賃金が低く抑えられたり。

「妻として」「母として」「女として」という言葉に、
どれだけの女性が想いをくじかれてきたのでしょう。
無視したくても気づいてしまう、人間を「モノ」として品

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読書の冬❄︎

読書の冬❄︎

いきなり足元に冬が来た感じ。毛布がふわふわしていて心地よい。

冬眠の時期がやってまいりました。やばい。

よく「読書の秋」というけれど、読書は冬にも向いていると思う。
秋は他に楽しいこと(行楽だとか、外で遊ぶの最高!)たくさんあるけれど、特に寒がりの人にとっては、冬ほど家が好きになる季節はない・・・。

ということで、最近我が本棚に迎え入れている本を紹介します。

*「三つ編み」

インド、イタ

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