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高井宏章
2019年12月28日 11:55
令和最初の年の暮れとなりました。さて、お正月と言えば、子どもにとって最大のイベントはお年玉。子ども達が普段手にすることのない大金を手にするこの機会は、親子でお金について考える絶好のチャンスでもあります。そこで提案です。「お年玉はまとめて使わせて、子どもに『大人買い』を経験させよう」ムチャなアイデアに聞こえるかもしれませんが、以下、ご説明します。お年玉は普段のお小遣いの約10倍唐突
2019年12月27日 11:44
ちょっと昔のほっこり話を。年末年始、恒例の孫見せ興行で奥様の実家に。名古屋市の郊外で、近くにはAPITAがある。東海地方中心にチェーンがあるモールです。(ストリートビュー、便利ね)おもちゃ屋さんや「すがきや」があって、三姉妹のお気に入りのスポットだったのですが、十年ちょい前、異変がありまして。祖父母&高井家で立ち寄ったら、4歳だった次女が入店を拒否。次女「入り口までしかいかない」
2019年12月25日 22:11
「2019年の私のベスト本」みたいな記事やツイートをあちこちで見かけるようになりました。「年末年始の読書にどうぞ」という趣旨でしょう。この流れに乗っかってしまえば良いのだろうけど、いまさら「ぼくイエ」や「三体」をお勧めしても、ねぇ。黙ってても読む、あるいはもう読んでるでしょ、読む人は。そういう「普通にオススメ!」はひとまず置いておいて、ど真ん中ベストセラー系から外れた「圏外」から、今年読
2019年12月22日 15:56
こんにちは、「自己肯定の鬼」です。こちらの称号は「自称」ではない。ウチの奥様に最近リアルにそう呼ばれた。ちなみに、我が家には「鬼」が4匹棲んでいる。私と三姉妹だ。奥様はそうでもない。呆れて「鬼」たちを見ている。どうやってそんな自己肯定感を育むのか。自己肯定感は「言霊7割 諦念3割」で成るというのが私の見解である。言霊は「ことだま」と読むのじゃよ、若いの…。「お父さんはイケメン
2019年12月16日 10:46
クリスマスというイベントは、昔からしっくりこない。堀井憲一郎の名著『若者殺しの時代』にあるように、日本におけるクリスマスの位置づけは1980年代に「子どものイベント」から「恋人たちの大切な日」へと変質した。変質させられた。消費のドライバーとして。1972年生まれの私にとって、子どものころのクリスマスは「頼むとオモチャが買ってもらえる日」だった。ところが、小学校2年生のクリスマス前に、新聞の
2019年12月10日 19:36
なかなか好評だった3投稿を1本にまとめてみました。あれこれ整理してサクサク感アップ。永久保存版ですわよ、奥様。「ドイツゲーム」という言葉をご存知だろうか。「知ってる人は知っている」みたいな典型で、飲み会などで話題にしても、10人中8人くらいは「は? なにそれ?」という反応が返ってくる。 「人間対人間」の面白さ詳しくはこちらのWikipediaに譲ります。要は、ドイツに限らず、ここ四半世紀
2019年12月6日 07:00
本稿は光文社のサイト「本がすき。」に11月26日に寄稿したレビューです。編集部のご厚意でnoteにも転載しています。ブレイディみかこさんの『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』が2019年の本屋大賞ノンフィクション本大賞を受賞した。本書に対する私の第一印象は、当サイトに8月に寄稿したレビューをご覧いただきたい。今回、「本が好き。」編集部から「受賞の背景や意義などを追記してほしい」
2019年12月4日 10:47
独選「大人の必読マンガ」案内 (17)吾妻ひでお『失踪日記』吾妻ひでお氏が10月、69歳で亡くなった。今回は追悼の念をこめて本コラムで「いつかは」と考えていた『失踪日記』(イースト・プレス)とその続編『失踪日記2 アル中病棟』(同)を取り上げたい。帯で「全部実話です(笑)」とうたう『失踪日記』は3部構成で、第1部と第2部が吾妻氏自身の失踪時の体験記、第3部は自らのアルコール依存症の発症と
2019年12月2日 20:23
最近、モヤモヤする言葉がある。「飛び恥」だ。"Flight shame"の直訳で「環境負荷が大きい飛行機の利用は恥ずべき行為だ」という意味。モヤモヤする、なんてモヤモヤした言葉使いは止めてキッパリ書こう。私はこの言葉が嫌いだ。いろいろと有害だと考えている。結論から書けば、「それは部分最適であり、世界をより良い場所から遠のかせるのでは?」と懸念している。世界の流行語大賞?