なかのひろし

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Rowingがより短期間で、より向上するための記事を書いています また、メンバー限定でローイングマニュアルを作っています 応援&ご入会をお待ちしてます。 <主な選手戦績> リオ五輪代表 全日本選手権優勝4回 <主なコーチ戦績> インカレ男子エイト2位 全日本女子ダブル2位

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あなたのRowingがより短期間で、より向上するために! 「知っていれば、この2ヶ月間、もっと有意義に過ごせたかも、もっと上を目指せたかもしれない」 そんな後悔ができるだけなくなるように書いた記事集です。 また、日本のRowing界のさらなる向上のためにも、 このローイングマニュアルを作っています。 応援してくださる方、ぜひご入会をお願いします。 (ご入会頂けると、メンバー限定記事を全て読むことができます。「エントリー」「リリース」「ドライブ」など各項目ごとにマガジンも作っていきますので、各項目毎の悩みを解決できるようにしています。) 中野紘志 <選手戦績> リオ五輪日本代表(ダブル) 全日本選手権優勝4回(エイト2回、シングル2回) U23世界選手権2位(フォア) <コーチ戦績> インカレ男子エイト2位、男子フォア3位、女子フォア3位 全日本女子ダブル2位、軽量級ダブル3位

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記事一覧

クルー編成と兄弟関係20240708

クルー決めにおいて 部内選考と 代表選考の方法は絶対違って良いと思っている。

なかのひろし
1時間前

トレーニングの負荷と時間、計画20240707

どんなトレーニングをどれだけすればよいか、 というのは選手もコーチも誰もが悩む問題で、 科学もまた研究という形で論理的に答えようとしている。 心拍数を5段階で分け…

4

「正しい」と「楽しい」の両立2020706

「楽しい」だけでは流される。 「正しい」だけでは窮屈になる。 その両立、バランス。 その移り変わり。 めちゃくちゃ大事。 ローイングはとにかく 「正しい」になりが…

2

「せっかくイギリスに来ているのに。」に負けては行けない。20240705

ECSSというスポーツ科学の世界選手権みたいな学会に参加のため、 イギリスに来ています。 たぶん日本語でも理解できないであろう 超高難度の言葉が 四六時中、英語で永遠…

3

ECSS2024に参加中(イギリス、グラスゴー)20240704

ECSS( Europian colleage of sports science)という スポーツ科学の世界で1番か2番を競う大きな学会にきています。 当たり前だけど 全部英語。 (海外に来る度に英語を勉…

2

伸びる選手の特徴(見た目編)20240703

結構多くのコーチ、 先輩方が共感してくれると思うのですが、 伸びる選手に共通する特徴として 「目つき」 があると思っています。 本当にどう表現して良いのかわからな…

3

日本大学と他団体の差20240701

もう10年以上、日本一の大学として君臨し続けている日本大学。 学生時代、当たったら全体に負けるので、 本当に同じ組になりたくない、予選や準決勝で当たりたくない、 そ…

3

あなたの人生に誰の評価が必要?20240702

他人からの評価無しで生きていける? もちろん仕事とか、 誰かからお金を貰う場合は、 その人の評価がないとお金がもらえない。 仕事がなくなる。評価あっての仕事。 だ…

5

レースで勝つための練習レート20240701

スケートの10km世界記録保持者の本当に貴重な文章に 「スケートでは実際にレースで走るスピードでしか練習しない。 スピードによって求められるテクニックが違うから」 と…

2

伸びやすい選手の特徴(ローイング編)20240630

水を押している時間が長い人ほど、 だいたい速い。

4

自分らしさで自分に勝てる人はいないから20240629

スポーツにおいて最も必要で、 人生において最も不必要なことは何でしょうか。 それは 「他人との比較」です。 本当に悩ましい話。 ある程度成功を収めたスポーツ選手が…

11

自主性を最大限に引き出すために。20240628

誰だって、自分が思いついたこと、 気づいたこと、見つけたことに挑戦したい。 誰だって、他人からコーチから言われたことに 言いなりになって、挑戦したくはない。 誰だ…

3

大会後の適切なオフについて20240627

全日本選手権が終わり、 悔しくてその日に2000mエルゴをする人、 次の日から普通に練習を始める人、 完全燃焼して2週間近く休む人、 いろいろいると思います。 だいたい…

3

頑張ったのに負けたときの立ち直り方20240626

めちゃくちゃ努力したのに、負けたら。 どうその事実を受け入れればよいでしょうか。 今回はその話。 絶対に人のせいにしないまず最も大事なことは人のせいにしないこと…

3

整調(ストローク)はつらいよって話20240625

先日好評を頂いた記事「整調の後ろは辛いよ」って記事に続きまして、 今回は「整調は辛いよ」って記事になります。 なにを隠そう、私には整調経験があります 整調がきつ…

3

勝利は人生に必要か20240624

勝利は人生に必要なものなのか、 敗北は人生に必要なものなのか、 結局のところ、コーチは勝利を目指すのだけど、 その勝利が選手にとって人生のプラスになるのか、 マイ…

なかのひろし
2週間前
3

クルー編成と兄弟関係20240708

クルー決めにおいて

部内選考と
代表選考の方法は絶対違って良いと思っている。

トレーニングの負荷と時間、計画20240707

どんなトレーニングをどれだけすればよいか、
というのは選手もコーチも誰もが悩む問題で、
科学もまた研究という形で論理的に答えようとしている。

心拍数を5段階で分けて、
その心拍数だった時間をそれぞれ掛けて指標にする方法


トレーニング時間のうち、
心拍数が100〜120の時間をx1
120〜140をx2
140〜160をx3
160〜180をx4
180以上をx5
にして、全部足して出た数値

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「正しい」と「楽しい」の両立2020706

「楽しい」だけでは流される。

「正しい」だけでは窮屈になる。

その両立、バランス。
その移り変わり。

めちゃくちゃ大事。

ローイングはとにかく
「正しい」になりがち。

あんな漕ぎ方はだめだ、
そんな漕ぎ方はだめだとか、
否定に走りがち。

ローイングは
それ自体が厳しいスポーツなのだから、
そもそも自然に「正しさ」に向かっていくスポーツなのだから、

「正しいローイング」を
わざわざ目指

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「せっかくイギリスに来ているのに。」に負けては行けない。20240705

ECSSというスポーツ科学の世界選手権みたいな学会に参加のため、
イギリスに来ています。

たぶん日本語でも理解できないであろう
超高難度の言葉が
四六時中、英語で永遠に降りかかってくるので、

せっかくのイギリスなのに
いまロビーでぐったりしています。

ふと思ったこと。

「せっかくのイギリスなのに」
とか
「せっかく」という言葉。

「せっかく海外に来ているのに、
寝てるのもったいない」とか

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ECSS2024に参加中(イギリス、グラスゴー)20240704

ECSS( Europian colleage of sports science)という
スポーツ科学の世界で1番か2番を競う大きな学会にきています。

当たり前だけど
全部英語。
(海外に来る度に英語を勉強しなきゃと思い、
今に至る。)

今は
microsoft社のtranslatorというリアルタイム翻訳アプリに
お世話になりながらも、
必死に英語のシャワーならぬ石つぶてを浴びています。

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伸びる選手の特徴(見た目編)20240703

結構多くのコーチ、
先輩方が共感してくれると思うのですが、
伸びる選手に共通する特徴として

「目つき」

があると思っています。

本当にどう表現して良いのかわからないのですが、
「目」が違うのです。
その目を見たら、
「ああ、この選手は伸びるな」って思う。

反抗的な目、
従順ではなさそうな目、
覚悟がすわってる目、
必死な目、
なんかこう、鋭い目、

そんな感じなのです。
共感できる人います

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日本大学と他団体の差20240701

もう10年以上、日本一の大学として君臨し続けている日本大学。

学生時代、当たったら全体に負けるので、
本当に同じ組になりたくない、予選や準決勝で当たりたくない、
そんなチームでした。

社会人になってからでもそれは続き、
シニアの日本代表になっても、日大の選手とは当たりたくない、
今でも怖いなーって自動的に思ってしまう、
それぐらい強すぎる団体。

なんでそんなに強いのか。いろいろ要素があると思

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あなたの人生に誰の評価が必要?20240702

他人からの評価無しで生きていける?

もちろん仕事とか、
誰かからお金を貰う場合は、
その人の評価がないとお金がもらえない。
仕事がなくなる。評価あっての仕事。

だけど、だけど。

仕事以外の時、つまりはプライベートな時、
そういう時の
時間の使い方、お金の使い方に、
誰かからの評価は必要なのでしょうか。
きっと、要らない。

こんな時代において、
プライベートな時間における
時間の使い方、お金

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レースで勝つための練習レート20240701

スケートの10km世界記録保持者の本当に貴重な文章に
「スケートでは実際にレースで走るスピードでしか練習しない。
スピードによって求められるテクニックが違うから」
という文があり、
「本当だな、すごいな」と思った。

https://www.howtoskate.se/

自分らしさで自分に勝てる人はいないから20240629

スポーツにおいて最も必要で、
人生において最も不必要なことは何でしょうか。

それは
「他人との比較」です。

本当に悩ましい話。
ある程度成功を収めたスポーツ選手が、
その後の人生において、
おそらく最も大きな障害になるであろう
最大の関門「他者との比較」。

マジで、大変。

勝ったことのあるアスリート、
ましてや日本代表やオリンピックに出る選手は、

競争に勝つことの喜びを
めちゃくちゃ大事

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自主性を最大限に引き出すために。20240628

誰だって、自分が思いついたこと、
気づいたこと、見つけたことに挑戦したい。

誰だって、他人からコーチから言われたことに
言いなりになって、挑戦したくはない。

誰だって、自分で自分を動かしたい。
自分で選びたい。

その気持ちを大事にしなきゃいけない。
その気持こそが大きなエネルギーになるから。

自分で、自分の人生を切り開いている感覚、
それをスポーツを通じて感じて欲しい。
それこそが将来に生

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大会後の適切なオフについて20240627

全日本選手権が終わり、
悔しくてその日に2000mエルゴをする人、
次の日から普通に練習を始める人、
完全燃焼して2週間近く休む人、

いろいろいると思います。

だいたいの選手が負けて終わった全日本選手権において、
それでは何日休めばよいのか、
休まないほうが良いのか。
そもそもなんのために休むのか?
今回はその話について。

実際、誰も疲れていない。

頑張ったのに負けたときの立ち直り方20240626

頑張ったのに負けたときの立ち直り方20240626

めちゃくちゃ努力したのに、負けたら。

どうその事実を受け入れればよいでしょうか。
今回はその話。

絶対に人のせいにしないまず最も大事なことは人のせいにしないことです。

理由は、自分の成長に繋げられないから。

どんなに人のせいで負けたとしても、
明らかに自分以外の誰かのせいだとしても、
自分のせいにしてはいけない。

理由は、自分の成長に繋げられないから。(二度目)

失敗は成功の素、ってい

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整調(ストローク)はつらいよって話20240625

先日好評を頂いた記事「整調の後ろは辛いよ」って記事に続きまして、

今回は「整調は辛いよ」って記事になります。
なにを隠そう、私には整調経験があります

整調がきついのは。練習を休めない

整調がきついのは、何より練習を休めないからです。
自分が休む=クルーが解体、
他の全員が陸トレや、他の船に乗って練習をすることになります。

他の人が休んでも確かに影響がありますが、
整調が休むほど、決定的なも

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勝利は人生に必要か20240624

勝利は人生に必要なものなのか、
敗北は人生に必要なものなのか、

結局のところ、コーチは勝利を目指すのだけど、
その勝利が選手にとって人生のプラスになるのか、
マイナスとなりうるものなのか

どうなんだろうなと思う。

早すぎる成功が、
その後の人生に大きなプレッシャーになるというのは
よくあること。

それで押し潰されてしまった場合、
そのときの勝利は、彼・彼女らにとって
必要なものだったのだろ

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