本:「身銭を切れ」20240728
最近読んでる本
すごく面白い!
その中で話題になっていたことから
自分も共感するところを。
(文章をそのまま引用したわけではなく、中野が記憶している内容を書いています)
1つ目について。
要は、誰からの称賛も求めるなということ。
未来の人からの称賛を求めよということ。
「絶対見返してやるからな」というスポーツ漫画にありそうなセリフは
おそらく正しいということ。
よく、部の決定において「多数決」で決めることが多い。
でも「多数決」じゃ部は変わらないと思う。
「多数決」=「部の平均」=「部の成績」
だと思うから。
日本一になるためには、日本一の意識が必要で、
そんな意識が高い人間が部に多数もいるわけがない。
多くの人が反対するようなことじゃないと
何も部は変わらない。
でも、そんな状況下でも
突き進めるキャプテンってどれくらいいるだろうか。
「多数決で決めた」という安心感に浸って、
「俺が決めた」という不安感から逃げて、
部を変えることは、きっとできないと思う。
でもそれで将来結果が出たとき、
たぶんあなたは称賛される。
いじめっ子が
「そんなにいじめているつもりはなかった」
と言うように、
反対派も
「そんなに反対しているつもりはなかった」
と言うでしょう。
その日までの不安に耐えられるか。
孤独になる必要はないかもしれないけど、
不安である必要はある。
新しいことをするというのは、必ず不安を伴う。
抱いている不安に、安心するぐらいがちょうどいい。
そんな余裕全然ないけど。
2つ目。
信頼できる人物の見極め方について。
私自身、ブログやSNSを通じて
「こうした方が良いよ!」という発言を頻繁にしているけど、
もし間違えていた場合、
「実名の中野紘志の評判が落ちる」
「ただでさえ狭いローイング界で、その失敗事実が広まる」
など、割と痛いことが起こる。
しかもコーチで生計を立てている。
だから、信頼してねってわけじゃないけど、
ある程度信頼してもいいと自分では思っている。
自分にアドバイスをくれる方が、
どれだけリスクを背負っているか、
それを考えてほしい。
誰かわからない、
それで自分が失敗してもなんの被害もない、
でもそれっぽいことを言っている人の話を聞いて
確かに正解かもしれない。
だけど不正解かもしれない。
不正解だった時に、泣くのは自分だけのときと、
一緒に苦しんでくれる人、どっちを信じるかは君次第。
少なくとも私は、
責任感のある人と一緒にいたい。
一見優しく心地良い言葉を使う無責任な人より、
居心地悪いけど生死を共にしている呉越同舟みたいな人のほうが
私は信じていたい。
呉越同舟を調べたらこんな意味でした
アドバイスの正しさだけに気を取られがちですが、
その発言者の意図、リスクなど、
発言者の裏側まで読み取れるようになれば、
よりよい情報の取捨選択力になると思います。
ぜひ。
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